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弁護士解説,通常事例って何?

みなさん,こんにちは! 弁護士の廣井雅治です。

今回は,私の小論「法的思考について」を分かりやすく解説するシリーズの第1回目です。「通常事例」について,解説してみました。

通常事例は,法的思考において非常に重要な概念・考え方ですが,一見,当たり前すぎると感じて,拍子抜けするかもしれません。しかし,やがてその威力に気付いていただけると思います。今回の解説は,通常事例の表層的な説明となります。今後、さらに説明を加えていきます。

今回の概念図は次のとおりです。

法ルール,通常事例,問題事例,青と黒 ベン図 プレゼンテーション

実務の法的思考において,通常事例、問題事例の考え方は大変に重要です。「通常事例」「問題事例」という用語を使うかどうかは別にして,実務の法律家は,必ず同様の考え方を用いていると思います。法学部生,司法試験受験生にとっても,役立つ考え方だと思います。

「法律家であれば,有限の事例の集成体に基づいて,無限の事例の多様性に対処する能力を身につけておかなければならない。通常事例方法はその鍵を提供してくれる。」(フリチョフ・ハフト『レトリック流法律学習法』146頁(木鐸社、1998))。

ではまたです!

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