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143.チュニジア生活での「品薄」もの
(緑のラベルが炭酸水。約2ヶ月ぶりに入荷し、瞬殺…再び不在が始まる)
日本では、少し前に米の品薄がニュースになっていましたが、ここチュニジアでは、気がつくと何かしらの食物が品薄です。
では、どんな品が足りなくなるのか、これまで見てきたものをご紹介します。
※季節の野菜や果物は除きます。
1.牛乳
品薄は昨年冬から春にかけてが顕著でしたが、現時点で再び不安定になっています。
原因は、政府の対応が大きいと言われています。
飼料の高騰にも関わらず、牛乳価格が統制されているため、育てると赤字が増え続けるため悲鳴を上げた農家が飼育を放棄。
今年になって販売価格を引き上げたもの、インフレは続いているため農家の苦しさは変わりません。潜在的な不安定さがあります。
2.お米
以前記事にしましたが、冬から初夏にかけて慢性的に品薄でした。首都でも入手が難しい時期があったようです。
投稿時点では安定していますが、価格は上がりました。
品薄な時も、露店でアルジェリア産の米は見かけていたのですが、店で販売するのは違法だそうです。
インドやパキスタン製の米は店にあるのですが、何故でしょうか🤔
※理由が分かれば追記します。
3.鶏肉
暑くなる6月ごろから品薄が始まり、現在でもスーパーには置いていません。特に胸肉がありません。(首都など大都市であれば別です)
地元の話を聞くと、一般的に夏は鶏肉の消費が増える傾向にあるのでよくあることのようです。
夏は祭礼が多いことも関係していると思われます。
最近では、近所の肉屋さんに朝一番ならあることが多いのでそちらで購入しています。
https://africanmanager.com/y-a-t-il-une-penurie-de-viande-de-poulet/
4.炭酸水
こちらも現在進行形で品薄です。
原因は、炭酸ガスの供給が不安定になったことのようですが、ガスは近隣からの輸入が多いため今後も不透明です。
幸いなことに、ミネラルウォーターは潤沢です。
ちなみに炭酸水でも値段はほぼ変わりません。
(1リットルで約35円)
これらが無くて困っているか、と言われると、「少し」という程度です。今のところは。
私は牛乳を飲まないので無くても困りませんが、米は備蓄が底をついたことはありません。
鶏肉もレストランでは食べられます。
炭酸水は嗜好品です。
何かが足りない中でも十分暮らせていますし、あるものに感謝する方がより大切と考えています。