つ く し
写真と俳句 その三十六
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古草に うす日たゆたふ 土筆かな 芥川龍之介
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つくしとり
大叔母の家は坂の上にあり、その坂を上がる手前にお寺がありました。そのお寺の前の斜面には、春になるとつくしが育っていました。
子どもの頃、大叔母に挨拶をして、つくしを採ります。このつくしの写真は、その場所ではありませんが、このように、たくさんの草花が生えている場所でした。ここまでつくしは多くなかったので、探す楽しみもありました。子どもなりに、(あの胞子が開きすぎているのは美味しくないから、こっちね)などと、選んでもいました。
家に帰ると、新聞紙を広げ、その上で袴を取ります。袴を取っていると、ポキポキ折れ、食べやすい大きさにもなるのです。水にさらして、サッと炒め、卵とじにします。母は甘くせずに、出汁と醤油で、薄味にしていました。だからしっかりつくしの味がします。少し苦味のある独特の味ですね。
幸せな味です。
田んぼや畑があった里山の懐かしい風景。昔の日本の当たり前の景色。
また食べたいけれど、つくしが手に入りません。
昔はおおらかでした。あの土地は誰のものだったのだろうと思います。お寺の敷地かもしれません。そのようなことは当時は関係なく、みな、その時期になると、その場所へ行き、つくしを摘んだものです。お礼に何かを差し上げていたのかもしれません。物々交換です。
町内の人々は、みな知り合いですから、みな親戚のような存在。子どもは、町の子どもで、大人は誰もが近くにいる子どもたちを気遣い、育ててもらいました。何か言ったり、手を出したりするのではありません。子どもが危険にならないように、そっと気遣うのです。
今、その何分の一でも構わないので、世間の子どもたちへも、そのような気持ちが生まれると、子どもたちは伸び伸びと育っていけるのにと思います。もちろん、今でもそのような優しい大人たちは、おられるでしょう。
子どもは大きな声をだすもの、でもその楽しそうな声は、大人にも元気を与えてくれますね。
時にはぐずる子もいるでしょうが、自分もそうして大きくなりました。最近は大人の方がぐずっているのかもしれません。
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地に目近 蛇に出会す ツクシかな 広在
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どじょっこ ふなっこ
八戸市立根城中学校合唱部
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