Asana 日本法人立ち上げ 3大珍事
Asana Japan立ち上げに際し、真面目な学びがたくさんあり、それらは前回のnoteでまとめました。その一方、全員真剣にやっていたにも関わらず、というか全員真剣にやっていたからこそ、笑ってしまうような事件や珍事もたくさんありました。これらについて、以下3つピックアップしてみました!
初オフィスに竹下通り沿いを選ぶ
Asana の日本オフィスが立ち上がる数週間前の事、オフィス・設備担当の人からメッセージがきて「東京オフィスの場所なんだけれど、ジンボッチョとメイジジングマエの二つしかないみたいなんだ。ヒロはどちらが良いと思う?」と私に迫りました。
広い広い東京で、オフィスがその二択だけのわけがないとも思いました。しかし、東京の不動産エージェントに提示されたのがその二択とのこと。当時は東京のオフィススペースは空きが少なかったんですかね。「ジンボッチョは便利なところにあって、メイジジングマエはbigな神社が近いみたいだね!」とざっくりとした追加情報もくれました。
完全に当時の私の偏見ですが、神保町は古本とカレーのイメージがありました。古本もカレーも好きですが、そこにオフィスがあるとなんとなくお客様にカレーとAsanaをセットで覚えられてしまうのではないかという懸念がありました。
明治神宮前はオフィス街のイメージは無かったものの、渋谷が盛り上がっている事は知っていました。結局、「渋谷が近い」を理由に私が明治神宮前に一票を入れ、それがそのまま採用されることに。
(神保町の悪口みたいになってしまってすみません。私は縁あって今神保町在住です。普通にいいところですし、今思えば、最初のオフィス全然こっちでもよかったなと思います。)
入居後しばらくは問題なく快適オフィスライフを過ごしていましたが、日本法人の社長が入社した時点で、一つ問題が発覚します。JRの人がうちのオフィスに来ようと思うと、竹下通りを突っ切ることになるんですね。地図を見ればすぐ分かることなのですが、それまでの東京社員が二人ともメトロだったこともあり、気がまわりませんでした。
<図1>慣れれば裏道があるのですが、Google Mapsには竹下通りを突っ切れと言われてしまいます。。。やばかった。
<図2>やばかった。
社員はともかく、お客様にオフィスに来て頂くこともそれなりにあり、当然JRでいらっしゃる事もあります。お客様の中には、Asanaついでのタピ、Asanaついでのクレープなど、原宿来訪を楽しむ方もいらっしゃいましたが、結果的には入居半年で現在の丸の内オフィスに移りました。
また完全に余談ですが、当時のオフィスから徒歩3分のところに、きゃりーぱみゅぱみゅが出没すると名高いハンバーガー屋がありました。私たちもかなりの頻度でそこに食べに行っていて、もしきゃりーに遭遇したら、Asanaのイメージキャラクターになってもらうお願いをする決まりになっていました。結局遭遇しませんでしたが、お願いしても絶対断られていたと思うので、遭遇しなくて良かったです。
神保町と明治神宮前の二択を迫られた時点で押し返すか、あるいは神保町を選ぶべきだったのか、、今になってみれば色々言えますが、当時サンフランシスコからできた最善の判断はしたのでは、とも思います。いずれにせよ、決断をしてしまったものについて、後から軌道修正ができてよかったです。
スラムダンクが指定図書になる
オフィスができて数ヶ月、東京社員は私を含めて3名でした。ほぼ毎日この3人でランチをしていた中、ある日子供の頃読んだ漫画の話で盛り上がります。そこで、バスケ漫画の金字塔「スラムダンク」を私だけが読んでいなかったことが発覚。ヒロさんがあの不朽の名作に触れていないとは!と驚かれました。
自らの不勉強をかえりみ、その晩メルカリで全巻セットを購入。家に置くとかさばるので、配送先をオフィスに指定して、読む巻だけ家に持って帰って読んでいました。
すると新入社員から決まって「なんでオフィスにスラムダンクが全巻あるんですか」とごもっともな質問を頂くように。経緯を説明した上で「指定図書です」と冗談で言っていたら、社員が愛読書を持ちよってスラムダンクの横に置くように。結果的にオフィス文庫ができあがっています。
<図3> オフィス文庫
誰が計画して始めたわけでもない中、こうしたオフィス文化が有機的にできていくのは見ていて面白いです。新入社員や、オフィスにいらっしゃるお客様とのアイスブレイクのネタにもなっています。
イエティの供給が大幅制限される
Asana上で仕事を完了させると、一定の確率でイエティが画面にあらわれ、タスク完了を祝ってくれます。このイエティ、ステッカーやメモ帳など様々な形態でグッズ化されていて、お客様の間でも人気者です。
<図4>タスク完了を祝ってくれるイエティ
基本的にグッズは潤沢に本部から東京オフィスに供給され、機会があればお客様にお渡ししています。しかしぬいぐるみだけは例外。厳格な頭数制限が実施されていて、東京には現在2頭しかいないという理解です。
<図5>ぬいぐるみだけ激レア
Asana イベントにご来場頂いたお客様は、特別に最後イエティぬいぐるみと写真撮影のチャンスがあります。優しく微笑んではくれるけど、自分だけのものにはならない。絶妙な距離感でお客様をメロメロにするイエティです。
<図6>お客様とパシャリ。会いに行けるアイドルならぬ会いに行けるイエティ(https://asana.com/ja/jobs/tokyo より転載)
イエティの頭数制限は本当に徹底しています。昨年2月、世界中から社員をサンフランシスコ本社に集める社内イベントがありました。その際、全社員にイエティぬいぐるみを配る予定だったのですが、イエティを管理する部署が猛反対。希少性が損なわれるから、ということだったようです。結果「違うデザインのイエティだったら文句ないだろう」という謎の折衷案に落ち着き、以下の偽イエティが全社員に配られました。
<図7>関わっている人全員「これじゃない」と思っていたと思う
結果的に偽イエティもそれなりに可愛いので、もらう側としてもまあ嬉しかったです。何より、ブランド・イメージの管理はさすが徹底しているなあと思わされる出来事でした!
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いかがでしょうか。今回は個人的に面白かった話をまとめただけなので、学びがあったかはわかりませんが、楽しんで頂けたのであれば幸いです!
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