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書籍が出ることになりました!

先日、「ダイヤモンド・オンライン」に私のインタビュー記事が掲載されました。

自分が積み上げてきたキャリアはけっして長いものではありません。しかし、大企業とスタートアップ、アメリカと日本、エンジニアリングとビジネス・・・等々、多様な環境を見る機会には恵まれてきたという自負があります。

そんなこともあってか、私は日々働くということについて考えています。今回ダイヤモンド社さんに取材いただき、日頃の考えをかなり正確に文章に落として頂けました。もしよろしければ、お読み頂けると嬉しいです!

さて、実は今回のインタビュー、突然ご連絡を頂いて、というものではありませんでした。
noteのタイトルにもある通り、この度書籍を、ダイヤモンド社さんから出します。12月16日発売予定です。

今回のnoteでは、本を出すに至った経緯と、ここまでで印象深かったことをお伝えします。

またHiroが面倒なことをやっているらしい

「本を出さないか」という話は遡ること数ヶ月前から浮上していました。私の学歴について、そして、数ある会社の中から(敢えて)Asanaを選んだという点について、出版社の方に興味を持って頂けていたようです。何回か打ち合わせを重ね、是非本を出しましょう、と出版社側との話が前進しました。

しかし私が本を書くとなると、Asanaについて触れないわけにはいきません。当時上場が目前に迫っていた事もあり、Asana関連のコンテンツに対して、内部で非常に厳しい目が向けられていました。ただでさえピリピリしていた中「Hiroが全編日本語の本を書きたがっている」というわけの分からない話が本社側に伝わったわけです。法務部、マーケティング部あたりに激震が走ったものと思います。元々、急にエンジニアから営業に籍を移したり、一人で日本にめちゃくちゃ出張したり、本社側の特に管理部門には色々と迷惑をかけていました。「またあいつか、今度はなんなんだ」と思った人もいたかと思います。

しかし、最終的には日本のマーケティング担当者が、米国のCMO(Chief Marketing Officer - マーケティングで一番偉い人)とやりとりを重ねてくれ、ある程度好きに書いていいよ、という話になりました。この話を取り付けてくれた同僚には感謝の言葉しかありません。

「山田さんの文章は難しすぎる」

書き進めていく中で、出版社の人に言われてはっとしたのが「山田さんの文章は難しすぎる」ということです。
一つの文章が長い、使っている単語が難しい、話題が技術的すぎる、など割と散々な言われようでした。その日は夜お風呂で若干泣きました。

しかしそう言われて自分の文章を見返してみると、確かにその通りなのです。それ以降、自分の文章は多少は分かりやすくなったのではないかと思います。過去のnoteやTwitterなどを見て頂いても、途中から文章が読みやすくなっているのがお分かり頂けるかもしれません。

社会に出て4年、「文章が読みにくい」とストレートな批判を受けたのは初めてでした。私も、文章が読みにくいと誰かに言ったことはさすがにありません。社会人としてあまりに基本的なスキルすぎて、人格否定っぽくなってしまうのが怖いのだと思います。この点について、プロの方から忌憚なき批判を受けられたのは本当にラッキーでした。

タイトルが決まらない

原稿は終わりつつあるのですが、この期に及んでタイトルが決まっていません。出版社の人から案が5つくらい送られてきたのですが、「全部悪くないですねえ」という一番みんな困る返答だけして、未だ宙に浮いている状態です。

出版社曰く「装丁が顔なら、タイトルは名前です。タイトル決めというのは子どもの名付けと一緒です」とのことです。なんか漢文とかに出てきそうなコメントですよね。子曰くって感じです(伝わるでしょうか)。

とにかく、子どもの名付けと一緒らしいので、しっかり悩んで良い物にしたいなと思います。私の父、私山田寛久、私の弟は全員「山田○久」という名前なので、書籍の名前も「山田○久」になる可能性が高いです。

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発売日に向けて本についてのアップデートや、今まで書いてきたような内容を引き続き、noteやTwitterで発信していきます。今後ともどうぞ宜しくお願いします!

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