チベットのドアが開く 【世界旅行記030】
2012年8月17日(金) 香港 → 中国 深圳 → 成都(四川航空)
2012年8月22日(水)〜25日(土) 九寨溝・黄龍バスツアー(観光バス)
2012年8月31日(金) 中国 成都
成都に着いてから、2週間も経ってしまった。ようやくチベットの入境許可証(パーミット)が下りた。最初は8月28日に行けるとのことだったが、やがて30日ならどうだろうと言われ、結局、9月1日の出発となった。無事行けることになっただけでも、幸運らしい。待てど暮らせどパーミットが下りず、諦めざるを得ない旅行者も多いという。
いま、外国人が中国内からチベットへ入ることは難しい状況になっている(特に成都はデモなどの事情で難しくなっている)。そもそも、全旅程ツアーガイドが同行しなければ、チベットは観光できない。そして、いまだにパーミットが下りる仕組みはよくわからないのだが、同じ国籍の者が5人以上集まって同一旅程で申請しないと、入境許可証はほとんど下りない。もちろん時期や状況次第で、なにがどう変わるかわからない。それは旅行会社の人間でもわからない。
わたしたちも、他の日本人旅行者4人とグループを組んで、チベットへ向かうことになった。今夜、世界最高地点を走る青蔵鉄道に乗って、ラサを目指す。総長3,360キロ、所要44時間、2泊3日の列車の旅である。
他の日本人は無謀にも?硬座(イス席)で行くというが、わたしたちは環境・体調重視で軟臥(二段ベッド、一等寝台)を利用する。ほかに硬臥(三段ベッド、二等寝台)もあるが、今回は入手できず。3000メートル以上の高所ばかりを旅行するので、高山病にも気をつけたい。
チベットをまわったあとは、ネパール国境へ抜ける。
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