ペルソナ設定間違いあるある
こんにちは、広げ屋デザイナーのさやです(ΦωΦ)
サービスを購入する典型的なお客さん像を「ペルソナ」と呼びます。
想像力を働かせるために「ペルソナ」を考えることは、とても有効な手段なのですが、こういった
・カタカナ語
・英字の頭文字を取ったもの(PDCAとかUSPとか)
は、ビジネスの抜け穴的に語られがちなので、注意が必要です。
表現は悪いですが、「ビジネス情報弱者にカタカナ語を教える詐欺」というのは、大なり小なり古今東西儲かるわけです。
しっかり学んで、騙し取られないように気をつけてください。
さて、話は戻して、「ペルソナ設定」についてです。
私がビジネスについて学び始めた頃、「ペルソナ」という言葉を解説する系のビジネスコンサルが多かったんですが、そろそろ落ち着いた感じでしょうか。
よく言われていたのが、ターゲットの設定ではなく、ペルソナ設定が大事! というもの。
ターゲットというのは、「40代の働く女性」というようなカテゴリを指し、
ペルソナは、「40代の働く女性」を更に詳細なプロフィールを設定した「1人の人物像」を指します。
「ペルソナが大事」という話を聞いて、やりがちな失敗がただ詳細なプロフィールを書いて終わり、というパターンです。
極端に言えば、
「詳細なプロフィール設定さえすれば売れる」
みたいな勘違いをする人が多いのです。
42歳 山本アキ子
既婚・2児の母
職業は飲料メーカーの営業で出身は、千葉。
趣味はテニスで〜〜
みたいに細かくプロフィールを書いたところで、意味はありません。
「ペルソナ」というのは、心理学用語で「外向きの(表面的な)人格」を指します。
皆、ひとそれぞれ、場所にあった性格、顔を持っていますよね?
42歳 山本アキ子さんだとしても、自分の子どもに対する顔、仕事をしているときの顔、旦那さんと過ごすときの顔……すべて同じではないはずです。
「どんな場面で、どんな行動をとる人格なのか」
これが見えてくることにペルソナ設定は意味があります。
例えば、申し込みページ(LP)を書くときに設定したペルソナであれば、「Aを話した後に、次にどんなことを疑問に思うか」という想像をふくらませることに意味があります。
あくまで、ペルソナというのはよりリアルなシミュレーションのために設定するものなので、存在しえない理想の人物を描いたり、いたとしても「まれ」な人物では、意味がないのです。
一番いい基準は、誰に聞いても「そういう人、友達にいる」と返ってくる人物像であることです。
ペルソナ設定というのは、ワークをした分、「なにかやった気分」になりがちです。
特に「年齢から決める」みたいな入りやすいところから決めて失敗するケースが多いので、ぜひこちらの記事で年齢の決め方について学んでください。▼
広げ屋デザイナーの「さや」でした(ΦωΦ)