お金をもらっていい「レベル」とは?
こんにちは、広げ屋デザイナーの「さや」です(ΦωΦ)
私が個人で仕事を始めたのは6年前。
当時通っていた音楽教室が起業ブームに乗り、独立開業する講師を応援するコースを立ち上げ、その波に乗って私も音楽講師として開業しました。
そんな当時の私の一番の悩みは
「私なんかがお金とって良いんだろうか……」
という悩み。
今振り返っても、お世辞にもうまくない楽器のレベルで(起業コースに乗るまでイチ生徒でしたからね^^;)
正直、あって当たり前の悩みだったと思うのですが、当時よく言われたのがコレ▼
「お金のマインドブロックだよ」
日本人は、清貧マインドで、お金に対する抵抗感(ブロック)が強いってよく言われていました。
余談ですが、「売れないのは心の問題だ」と言われ、メンタル改善系の商品を持つ起業家に食われていく、ひよこ起業家が跡を絶ちませんでした^^;今もなのかな〜
さて、確かにお金への抵抗感はあるのかもしれないけれど、当時の私の状況は、例えるなら、
一度も痩せたことない肥満体型で、ダイエットトレーナーをうまくやっていけるのか不安なんですけど……
って言っているレベル。
「そりゃあ、不安に思うよ! まずは自分が痩せないと!」
って言いたくなりますよね!?
音楽講師であれば、弾けばレベルはバレる。
デザイナーであれば、作品でレベルがバレる。
逆を返せば、自分の実力を見せやすいとも言えるので、トレードオフですけどね^^;
自分の実力が低いと感じるのであれば、それ相応に不安を感じてしまうことは、止められないことです。
では、レベルが低かったら、お金を取るべきではないのか?
どんなレベルであってもお金をとってはいけないとは、私は思いません。
当時のお世辞にもうまくない私に大枚を叩いて、レッスンを受けてくれた生徒さんにはとても感謝しています。
ただ「レベルが低いのにお金を取るな!」と思う同業者は一定数います。(私も心のなかでは思う時あります(笑))
「レベルが低い!」という声がどれだけレベルが上ってもなくならないというのも事実ですが、自分の技に磨きがかかればかかるほど、非難の声の割合は、確実に減ります。
お金をいただくということは、レベル云々の前に「責任を負う覚悟」だと考えています。
お客さんがお金を払うことによって、得られる変化、効果、感動、体験に責任を持つこと。
レベルの高い低いに問わず、責任を持てない人は、お金をもらうべきではありません。世の中が不幸になります。
「責任を持つ」というのは、必ず成果を出させなければいけないという意味ではなく、良い結果も悪い結果にも真摯に対応するということです。
例えば、私が音楽講師をしていたときに1人の生徒がお金を払ったまま、音信不通になってしまったことがありました。
「来ないやつが悪い」と思う人もいるかもしれませんが、「来たくなくなった理由があるのでは」と回顧することが責任を持つということだと考えています。
自分の実力がまだまだだと感じるのであれば、お約束する変化、効果をしっかりと絞り、「できないことをできないと言う」ことが責任を持つということ、ではないでしょうか(ΦωΦ)
資格取り立ての方、これから独立を考えられている方に参考になれば幸いです。
「どんな値段をつける?」ということについては、広げ屋の動画講座「値付けテク」をぜひご覧ください!
責任を持った値段の付け方がわかります。
広げ屋デザイナーの「さや」でした!(ΦωΦ)