和歌山県広川町「源流」プロジェクト

『有田地方と広川町のむかし』の再版、 広川町の歴史を語り継ぐために生まれたプロジェクトです🌿 プロジェクトメンバーがそれぞれの想いや広川町の歴史について書いていきます☀️ 応援よろしくお願いします📣

和歌山県広川町「源流」プロジェクト

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「源流」

こんにちは🌞 私たちは郷土史の再版や、論文集作成のため、毎月第1・3金曜日の15時〜16時に和歌山県広川町いなむらの杜で集まっています。 初めての投稿を行ってみました。 メンバーはそれぞれの興味のある分野について、調査したり、語り合ったりしています。 現在12名ほどメンバーがいます🫧 広川町の歴史について、知りたいことがあったり、語り継ぎたいことがあったら、ぜひいなむらの杜にお越しください🌞 うだ

    広川町内の熊野古道

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    津木の歴史

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    滝原に宝篋印塔が?

     源流プロジェクトが始まった頃から気になっていたことがあった。それは広川町誌に次の文章があったことだ。  上津木落合から下津木滝原に行き通う山路の傍らに、花折りさんと呼ばれる場所がある。広川上流に臨む山麓台地に位置する。そこに一基の宝篋印塔が遺存し、所刻記年銘や様式から、室町時代中期の石塔であることが判明する。かつては、路行く人の必ず供花合掌したところと伝えがあるが、いまその信仰も消滅寸前にある・・・と。  滝原区に「ほたるの湯」ができて何年かあとに、県道21号線の落合区

    弘法大師の足跡

     広川町上津木の落合区には「おだいっさん」という伝統的な行事がある。 今年も4月21日に、無住の極楽寺の境内で、ささやかに執り行われたが、コロナ禍で中止となって以来5年ぶりだった。  行事の内容は、兼務の法蔵寺住職によるお勤めと厄払い、そしてお餅撒きだ。今年が厄年にあたる者がそれぞれお供え物を持ち寄り、区の役員らが準備した餅や菓子を撒いた。   今年は弘法大師が生まれて1250年目に当たり、特別展やマスコミで取り上げられている。西暦774年に生まれているので「名無しで生ま

    瀧原隧道のこと

     有田郡広川町下津木に新旧二つのトンネルが並んでいるところがある。今は「ほたるの湯」を訪れる客がひんぱんに行き来しているが、その古いほうのトンネルが開通したのは昭和3年(1928)のことだった。  トンネルは、わずか100メートルほどの距離だが、開通するまでは、寺杣地区から奥の滝原、岩渕地区との往来は、谷口入り口から、地奥谷に入り込み、途中からつづら折りの急坂を上って、峠の道を進んで、滝原に下るという難儀の多い道しかなかった。  そこで、岩渕森林組合と滝原地区で工事費を分

    紀伊路最大の難所に残る伝説①

    和歌山県広川町に残る不思議な「骸骨伝説」について。 広川町にも熊野古道が通っています。 その紀伊路最大の難所といわれる鹿ヶ瀬峠にまつわる伝説です。 ーー 今からおよそ850年前、壱叡(いえい)というお坊さんが熊野へお参りに行った時、鹿ヶ瀬峠の山小屋に泊まりました。 よなよな、お経を読む声を聞いた壱叡は不思議に思って翌朝声の主を探しましたが見つかりませんでした。 壱叡は確かに声のしたと思われる方角の藪の中をのぞいてみました。 すると、五体のつながった骸骨が見つかり

    紀伊路最大の難所に残る伝説①

    和歌山県広川町でよく耳にする「稲むら」って?

    私は、3年前に広川町に引っ越してきました。 その時、さまざまな場所で見かけたのが、「稲むらの火」という看板。 しかし、広川町には、「稲村」という地名はありません。 調べてみると、「稲村」ではなく、「稲叢」と書くそうです。 【稲叢】刈り取った稲を積み重ねたもの。またそのところ。 当時の私は想像していた「稲むら」と違い、驚きました。 家みたい…。 ちなみに和歌山県広川町のゆるキャラは、「いなむー」といい、この稲むらの形をしています。 「稲むらの火」ということは、いなむーも

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    和歌山県 広川町 岩渕地区の宗教施設

    広川ダムと公園のさらに奥に、岩渕という地区があります。 岩渕には、観音寺というお寺があり、隣に現在はほぼ使われていない広川町青少年の家があります。 両施設の隣には、神社があります。 さらに山の方に車で登っていくと、牛滝不動明王が出てきます。 鳥居をくぐると、「行湯」の看板、小さな滝、巨岩があり、山奥にこんなスポットがあるんだ!と感動しました。 地域の餅まきもここで行われるそうです。 一体、どこから餅を投げて、拾うのか…。 謎は深まるばかりです。 うだ

    和歌山県 広川町 岩渕地区の宗教施設