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雨のことば辞典
古本屋で買った本。久々のアタリ買い📔👍🏼👍🏼👍🏼。
倉嶋 厚・原田 稔 編著(2014)『雨のことば辞典』講談社学術文庫
世界でも多雨地帯であるモンスーンアジアの東端に位置する日本。その年間降水量は平均1,718 mmで、これは世界平均の880 mmのほぼ二倍にあたる。そして年間1.3億本の傘が消費されている。そんな雨大国、日本ならではの一冊。
収録されている1900語を超える「雨」に関する言葉の数々は、その数の多さと多様性に驚かされると同時に、我が国の自然の豊かさと恵み、そしてその自然への畏怖とともに暮らしてきた日本人の長い記憶の蓄積でもあろう。
ちなみに、一億三千余本の傘のうち、およそ六割の八千万余本は、リサイクルに適さない使い捨てのビニール傘であるらしい。梅雨の今、この消費社会に暮らす我々現代日本人にとっては特に一読の価値があると思う。
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