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会社は『お金を追うな、仕事を追え』と言います。
社会から見た会社の存在目的はお金儲けではありません。仕事を通じての社会への貢献です。この事をメンバー全員で意識し、共有しましょう。
お金を追うな、仕事を追え
売り上げや利益そのものが会社の目的ではありません。と分かっていても実際に売り上げ目標を立て、数字を競争し、数字で評価し・・・としているうちにいつの間にか売り上げを上げる事が会社の目的のようになってしまいがちです。
そういう会社は従業員が疲弊しています。そうなればなるほど売り上げは上がりません。例えば、売り上げが目的化している会社では、ノルマを達成してしまうと、どうせ来月も大変だからと、以後の売り上げを来月に回したりします。
しかしお客様に貢献する事を目的とする事が社内に徹底されている会社では、もっと貢献しよう。もっとお客様に喜んでもらおうとしますから、数字を達成したからと言って終わりになる事はありません。どちらが結果として高い数値を達成するかは明らかです。
数字で結果を出す事は重要です。ただそれは良い仕事の結果です。あくまでやっている事が正しいかどうかの評価やチェックの為のものです。
数字の為に働いているという意識をメンバーに持たせてはいけません。仕事は数字を上げるためのゲームではありません。儲かっている時の数字ゲームは面白いのでつい興じてしまいがちですが、そんな時こそ要注意です。お客様や社会はそんなことに何の興味もありません。
仕事の意義を全てのメンバーが、いつどんな時でも共有できる会社にしなければいけません。それが会社が社会に提供している商品やサービスの価値です。
会社の価値は蓄積したお金だけではありません。信頼・文化・評判・知識・関係と言ったお金以外の資本を蓄え、増やす事で会社の価値を上げます。
働く人が幸せである事
どんなにお客様が喜ぶ商品やサービスを提供しても働く人が幸せでない会社はいい会社ではありません。働く人を犠牲にしてはいけません。会社は働く人を幸せにするものでなければ存在意義がありません。
経済も政治も会社も人を幸せにする為の道具です。ドラッガーも『人を活かす』事が大切だと言っています。社会はそれを構成する人の為にあるからです。働く人が生き生きとしているかを見ればいい会社かどうかが分かります。いい会社の社員の表情は明るく何事にも前向きです。
会社が働く人に与える事の出来る幸せは二つあります。まず働く幸せ、働く事そのものから得られる幸せです。お客様や共に働く仲間ひいては社会に喜んで頂く幸せ、そして自分が仕事を通じて成長する喜びです。これが第一です。
そして次が経済的な喜びです。この順番を間違えてはいけません。働く事そのものに喜びや感謝の気持ちを持ち、仕事を通じて『自己実現』する幸せを社員に感じてもらう事です。その為には正しい経営をなければなりません。そして、そのような会社は繁栄しますから、社員に適正な配分を行えば、経済的幸せを感じてもらえます。