養蜂記①「これがニホンミツバチのオス 体が真っ黒なんです」
私の趣味の1つがニホンミツバチ養蜂です。やってみたら、これがとっても楽しいのです。驚きあり、笑いあり、痛みあり、ショックあり……。これから時々、アップします。
第一弾は、オスバチについてです。
上の写真が、ニホンミツバチのオスです。普段は目にすることがないので、初めて見る人も多いのではないでしょうか。
体は真っ黒で、メスの働きバチよりも一回り大きいサイズです。
春の分蜂(ぶんぽう)=巣分かれ=シーズンに現れます。女王バチと交尾するためだけに存在します。
このオスバチが、分蜂の兆しでもあります。
ミツバチの群れで新しい女王バチが誕生すると、元々の女王バチは群れの半分を引き連れて巣を離れ、引っ越しをします。これが分蜂です。
愛好家は、4、5月は、この分蜂した群れに入居してもらうため、住み心地のよさそうな巣箱を用意するのです。
さて、お役目を終えたオスバチはどうなるのか?
答えは「巣から追い出される」です。
群れはゼロから新しい巣を作らねばならず、体の大きいオスバチを食わせる余裕がありません。
オスバチは巣に入れないように邪険にされ、追い出されてしまうのです。
なんか、同情しちゃうのです。