「アサーティブで行こう! 自分も他者も大切に」
適切な自己主張ができることをアサーティブと言います。自分も他者も大切にする姿勢です。一方、これができないのはノンアサーティブで、受け身型と攻撃型があります。
あなたは、自分の気持ちを他者に伝えることができていますか?
例えば、同僚から仕事を手伝うよう頼まれたとします。しかし、あなたはすでに手いっぱいで、たくさんの仕事を抱えています。
どう対応しますか?
アサーティブな人は、自分の現状を説明して断ります。同僚には「頑張って仕事をしていてすごいね。今回は手伝えないけど、困ったときは遠慮なく声をかけてね」とねぎらいと謝罪を伝えます。
同僚は、断られても悪い気はせず、ほかの人に頼みにいきます。
これがアサーティブです。
これに対して、ノンアサーティブの受け身型は断ることができません。「ノー」「イヤ」が言えないのです。その結果、毎日クタクタになります。ミスをするかもしれません。
心の中では仕事を引き受けてしまったことを後悔し、自分を非難し、頼んできた同僚を恨めしく思います。じめじめした気持ちを引きずり、メンタルダウンになりかねません。
攻撃型の人は、「バカヤロー。オレもいっぱいいっぱいなんだよ!」と同僚を激しく非難し、責め立てます。怒りの着火点が低いため、同僚たちはあなたを避け、チームを組みたがりません。あなたは、必然的に孤立し、大きな仕事から外れることになります。
アサーティブは「私もあなたもOK」、受け身型は「私はOKでない。あなたはOK」、攻撃型は「私はOK。あなたはOKではない」です。
アサーティブな姿勢は、自分も他者も大事にするのです。
では、どうやったらアサーティブになれるのでしょうか。それは次回、お伝えします。 (続く)