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ニホンミツバチの巣箱 初の5段重ねは壮観です

 宮崎県高千穂町の山の中に置いてあるニホンミツバチの巣箱を3週間ぶりにチェックし、巣箱「高千穂1号」の巣は予想を上回る成長ぶりで、巣箱が手狭になっていたため、急きょ新たに箱を継ぎました。
 これで箱は1段増え、初めて5段重ね=写真=になりました。とても背が高くなりました。



初の5段重ねで背が高くなった高千穂1号と防護服姿の私


 巣箱の中では、巣は上から下へと成長していきます。ですから上の方が重くて、背が高くなると不安定になって倒れる恐れがあります。
 継箱を一番下に差し込んで入れてから、巣箱に金属製のチェーンをかけてらせん状の杭でがっちり固定しました。これで台風が来ても大丈夫。
 上から1~4段目まで巣が成長しているので、秋には1段目と2段目から蜂蜜を採れるでしょう。

 巣箱「高千穂2号」は春には分蜂を繰り返してミツバチの数が激減し、巣がむき出しになる=写真=ほどで、このまま消滅するのではないかと心配しました。
 あれから3か月。すっかり勢いを取り戻していて=写真=、上から1~3段目まで
巣が成長し、群れも大きくなっていました。
 こちらは秋には1段目から採蜜できそうです。

8月の高千穂2号の巣箱内部。下から上へ向けて撮影。3段目まで巣とミツバチでびっしり。
同じ高千穂2号の5月の様子です。巣がむき出しになってミツバチが激減していました。


 1号、2号の計3箱から採れる蜂蜜は重さ12㌔~15㌔ほど。楽しみです。10月には店頭に置いたり、SNSで注文を受けたりして販売します。

 西洋ミツバチと違って、ニホンミツバチの巣箱は移動させずに同じ場所に置きっぱなしです。手がかからないので、私も試行錯誤はもちろんありますが、すぐに始めることができました。
 ニホンミツバチは小さくて働き者。とてもかわいい。楽しいですよ。

 なお、冒頭の写真は、群れが入って3か月目になる巣箱。成長が遅くて小さい。冬は、花がなくて巣に蓄えた蜜でしのがなくてはならないので、試練の季節となりそうです。
                           (了)

 

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