アウトプットと事件

皆さんは複合機の印刷が連休直前に止まったことがあるだろうか?
いろいろと仕上げたい図面や資料があった連休、
ストレスフルな休日の立上りだった。
その経過と気づきを小話程度に。

複合機の印刷ができなくなる原因ランキング

①通信不良(NW系のトラブル)
→無線LANの設定がおかしくなっていることが多い
②トナー欠品(トナーはいわゆるインク)
→単なるチェックミス。
③用紙切れ
→これは、まぁまず起こりにくい(日々補給しているので目視チェックが可能)
④その他
→今回はまさにこれ!

アウトプットスタイルによる複合機依存

設計事務所という仕事をしている限り、
施主や協力会社に提出する前の図面は必ず印刷してチェック。
誤字脱字、印刷設定による情報の過不足、資料としての完成度など、
実際の印刷物としてチェックしないとミスが増える。
これは経験上の話。これからのデジタルツール活用によるチェックミス、印刷物削減、カーボンオフセットに向けてはどうしたらいいのかまだわからない。
単に、デジタルデータをくまなく確認して施主提出すればよい。
ということを実行していないだけかもしれないが、
迷惑かけることが増えると思うと、慣れている方法で楽をしてしまう。

これは、アウトプットのお供たちが強力になっていたとしても、
印刷なしにチェックできるレベルに私の身体がチューニングが追い付いていないということを、示しているのかもしれない。

今回何が起きたか?

トナー回収ボックスという超重要な消耗品が欠品したのでした。
これが無くなると一切の印刷とコピーができなくなる。
うんともすんとも言わなくなるんです。。。
トナーであれば、少し降ったりしながらごまかしがきくこともありますが、
トナー回収ボックスというやつは、満杯になると本体もろとも機能停止。
単なるスキャナーに成り果てます。

トナー回収ボックスとは、印刷の過程で生じるトナーの不要部分を複合機内で回収してくれる非常に大切なものなのです。(こんな薄型の箱です。形状はメーカーにより異なる)まさにキーアイテム!

CWAA0901(富士フィルムビジネスソリューション)

この手の備品、入手方法の選択肢がない

さて、起きてしまったことは仕方ない。
早速入手方法をGoogle先生に聞くわけです。
①メーカーに緊急対応を依頼する
→電話は速攻コールセンターシステムにつながり、スマホに手配可能なURLが送られてきます。システマチックでよくできてはいますが、土日祝日対応不可。そりゃそうですよね。。。
②ネット通販で最短の業者を探す
→土日祝日対応不可。そりゃそうですよね。。。
いくつものサイトを見ましたが、そりゃそうですよね。。。
ここで思うわけです。
ネット通販にシフトして全国各地から少しでも安いものを購入することができたり、配送が早い場所に注文をすることができます。
しかしながら、連休初日に起きたトラブルには対応できる業者は存在しない。(アスクル、かうねっと、楽天、amazon、、、どれもだめ)
③リアル店舗で購入を試みる
→ネットで何件も検索してみますが、取扱情報がない。
家電量販店で取り扱いがあるかもと、②で検索するも複合機はビジネスユールでありますから、量販店には不向きで取り扱いなし。
こんな検索に何時間も費やすくらいなら片道1時間程度の店舗があれば行こうと思っていましたが、そもそもない。
ネット通販が普及するまでは、リアル店舗での取り扱いがあったのではないか?働き方改革で週末のリアル対応ニーズが減少したのか?など、時代の流れにまったく乗れていない自分はこんな時に困り果てたわけです。
④何でも屋に依頼?
→これは真面目に考えてはいませんでしたが、即日対応などとキーワード検索をすると、結構出てくるんです。この業種。
依頼しても検索結果の感触的には連休中には対応できないだろうと思い、断念。

起死回生?の記憶喚起

弊社、神田にありますが、近くにビジネスパートナーのオフィスがあります。たまたま、2/12にWEBミーティングを予定していたので設計担当者とつなぐと、背景は自宅ではなく、オフィスでした。
そこで、起死回生となるかもしれない、記憶喚起!
その会社で使っているのが富士フィルムBSの複合機であることは記憶していたのです。きれいに印刷できる機種があってうらやましいな~と依然思ったことがあり、記憶に残っていました。

もしかしたら?、期待が頭を過ります。

検索して今回のトナー回収ボックスが割と幅広い機種に対応する製品であることは学んでいましたので、メーカーが一致し、一般的なオフィスで使われている機種も使っていることから、期待はほぼ確信に。
WEB会議をした終わり、担当者をランチに誘いオフィスにお邪魔させていただきたい。理由は、かくしか、、、でして。。。と
期待と確信は、現実に。

発見したときは、狂喜!でしたね。
安堵と虚無感にも襲われました。

その会社には予備もありましたので、新品を手配して入手次第お返しに上がる約束をして、パクってきました。

今回のことで学んだことは、
①チェック(たま~にしか交換しない消耗品こそキラーアイテム!)
②緊急事態に対応できる消耗品はないと思え(紙など量販店対応品除く)
③そもそも印刷しなければいけないのか?仕事の仕方を変えるべき?
でした。

特に、③の資料、図面のチェック方法については、
A3サイズ(図面と同じサイズ)の電子ペーパーがあれば、
対応できたりするのかと調べてみるが、なかなかない様子。
あとは、タブレット(A4)サイズでもきちんと見れるよう、
自分の身体をチューニングすること。

これらができていれば複合機依存症からは抜け出せるかもしれません。

今日はそんな不注意と徒労、パートナーに助けられた起死回生。
複合機依存症の解脱方法について考えるきっかけになりました。


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