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nanadays
5歳児の保育園ごっこで考えた、これからの性別の話
娘(5歳)は、ぬいぐるみをたくさん並べて「保育園ごっこ」をするのが大好き。
先生役は娘で、園児役のぬいぐるみになりきるのも娘の役目。
今日の保育園ごっこは「朝の会」。
どうやら新入園児が入園したようだ。
新入りは白いクマちゃん。
先生役の娘が自己紹介を促すと、白クマくんが話し始めた。
「僕は男の子なんだけど、心は女の子なんだ。
だからスカートを履いてるんだよ」
なるほど、そういう設定なのかと聞いていると、
すかさずお友達のウサギが言った。
「そうなんだね。スカートよく似合ってるね」
その瞬間、私はハッとした。
驚くほど自然な受け入れ方。
違和感も疑問もなく、ただ「そうなんだね」と認める優しさ。
この子たちが大人になる頃には、きっと性別の境界は今よりもずっと曖昧になっているだろう。
でも、「男と女の違い」が完全になくなるわけではない。
そんな未来の社会は、一体どんなものになるのだろう。
令和の子どもたちが創る未来を、そっと想像してみた。