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【安積中高一貫校 分析と勉強方法】

以前の「安積中高一貫校受験分析結果と勉強方法」のリリースにあたり、たくさんの方に好評いただきました。

前回の公開では、別サイトへのリンクになっていましたので、改めてnoteにて公開いたします。
ひろえ塾では情報発信を惜しみません。
たくさんのママたちや子供達の役に立てていただけますように。

⚫️共同制作 国際医療福祉大学 医学部医学科3年生
株式会社ひかりーど 代表取締役 田中光
子育て支援事業ひろえ塾


全体のまとめ

公立の適性型入試のため、教科書の範囲を超えた問題は出題されない。
灘や開成、筑駒みたいな奇抜な入試問題を解く必要はなく、
💡基礎→応用→適性型に特化した対策
の3段階でステップアップしていくのが良い。

他の適性型と違うところ

  • 倍率が高く、これからも高くなりそう。

  • 過去問が少ない。傾向を把握して対策するのが難しい。

  • 情報も少なく、対策しづらい問題なのでこのカリキュラムで受かるという絶対解がない。

  • 内容は教科書レベル。中学校の予習などは必要ない。

  • 答えまでの導線を導出する問題がある。答えの過程を大事に勉強しないといけない。

  • 図表が極端に多い→類題をたくさん解くなど特別な対策が必要。

  • 作文、面接対策が大変。専用の対策をしないと厳しい。

  • 文章がとても長いので問題文を整理する力が必須。

  • 英語のリスニング→英検2〜3級を取っておくとかなり安心。中学に入ってからも活きるので早めに取っておく。

僕が受験生のときの経験談

適性検査は苦手でした。
小学校のテストではほぼ満点で、クラスでもずっとトップでした。中学受験を志したときは、「教科書レベルなら大丈夫」と思っていました。しかし、受験の過去問は太刀打ちできませんでした。これまで勉強ができると自負していた僕にとって、とてもショッキングな出来事でした。転機となったのは、ある先生の言葉でした。
「適性検査は暗記した知識の量を測る試験ではない。教科書の内容を使って考える力、表現する力を見る試験なんだよ」
単なる暗記や答えを出すだけでなく、解く過程を説明したり、「なぜそうなるのか」を考えてアウトプットする練習に取り組んだ結果、成績が上がっていきました。
適性検査は難しく最初はできないと思います。しかし、1つ1つ確実に理解すればできるようになります。計画的に早めに対策していきましょう。

学習の3ステップ

これから勉強について長々と説明してきますが、やはり
💡「勉強を楽しむ」ことが一番大事です。
好きこそものの上手なれということわざがありますが、楽しんで勉強している人が結果を残しやすいです。
受験は学生のうちしか挑戦することができません。一度きりです。
どうせやらないといけないならとことん楽しんでやりましょう。
前向きに頑張ることで結果もついてきます。楽しむことを忘れずに頑張っていきましょう。
👧🏻👦🏻「勉強の楽しさ」を伝えること、解ける楽しさを繰り返し経験させることで楽しいと思ってもらえる工夫をする。

Step 1:基礎を固める

「基礎」という言葉は地味に聞こえるかもしれませんが、ここでつまずくと後々大きな影響が出ます。僕の場合、計算ミスと読解力の不足が最大の壁でした。

1.計算力の強化

僕は、毎朝15分の計算トレーニングをしていました。
計算の正確性を保ちつつ、スピードを上げていくことを意識してください。
開始時はケアレスミスが数問でしたが、
→3ヶ月ほど継続してミスがほぼゼロになり
→その後は正確性を保ったままスピードをあげることに専念しました。

あとは正確な計算だけでなく、概算など確かめ算を日頃から実施してケアレスを減らす練習も並行して練習してください。
📌確かめ算も一緒に練習する:
全て解き終わったあとに3~5分ほどかけてすべての答えを検算して確認する。

📌答えの感覚を身につける練習:
「972÷8」の問題で、小数点の位置を間違え、121.5を12.15と書いてしまいました。これをきっかけに「概算する習慣」を身につけました。「1000÷8は125だから、答えは125より少し小さくなるはず」と、必ず見当をつけてから計算するようになりました。
ただ単に計算をするのではなく**「答えの感覚を身につける」**という意識で勉強することも大事です。

👧🏻👦🏻応用問題のような答えがわからない問題に出会ったときに「答えはどれくらいになると思う?」と聞くことで、だいたいの答えを計算する練習もする

2.読解力の基礎

実は、計算力よりも読解力の方が僕の弱点でした。昔の模試で痛感したことがあります。
問題文:「AとBを比較し、その結果からCについて考察しなさい」
私の解答:「AとBは〜です」で終わってしまい、肝心のCについての考察を完全に忘れていました。
この失敗から学んだ重要ポイント:

  • 設問は必ず2回読む

  • 求められていることを箇条書きにする

  • 解答後、設問に戻ってもう一度確認する

📌特に効果があったのは、設問を先読みすることです。
「何を問われているのか」が事前に分かっていると、本文を読む時に必要な情報を逃さなくなりました。

3.教科書の知識の確実な定着

最初の模試で痛感したのは、単純な知識不足でした。例えば社会では以下のような失敗をしました。

工業地域の分布図から、この地域の特徴と そのような分布になった理由を説明しなさい。

失敗したポイント:

  • 地図は読める

  • でも「太平洋ベルト地帯」の定義が曖昧

  • 工業立地の分布の理由が理解できていなく、説明できない

📌対策する方法:

  1. 科書の太字は必ず理解して覚える

  2. 図や表と一緒に覚えることで使える知識にする

  3. なぜそうなるのか、人に説明できるまで理解する

👧🏻👦🏻子どもに今日習ったことを教えてもらい、わかっていないところがあれば一緒に調べたりしてして、ここまで理解するという基準を体験させる。

Step 2:応用力の育成

模試を重ねるごとに、基礎力だけでは対応できない現実に直面しました。特に次の3つの壁にぶつかり、克服に多くの時間を費やしました。

1.基礎の理解を徹底する

教科書レベルの内容は理解しているつもりでしたが、実は表面的な暗記に過ぎませんでした。この事実に気づいたのは、次のような問題を解いたときでした。

縦10cm、横15cmの長方形があります。
この長方形を、全て同じ大きさの正方形に分けたいと思います。
辺の長さが最大となる正方形の一辺は何cmですか。

最初の解答:「最大公約数を求めればいいんだな」と公式を当てはめて答えは出せました。しかし、先生に「なぜ最大公約数を使うの?」と聞かれて答えられませんでした。
実は、最大公約数の本当の意味を理解していなかったのです。

  • 公式は覚えている

  • 機械的に計算はできる

  • でも、なぜその計算をするのか説明できない

これでは応用問題は解けません。基礎の段階に戻って、「なぜ」を考え直すところから始めました。

僕も受験生の頃によく陥っていたのですが、基礎よりも応用問題のほうが楽しくなってどんどん先に進んでしまっていました。
📌結局は基礎がどれだけ理解できているかでテストの点数は変わってきます。基礎は手を抜かずに、きちんと理解していきましょう。

2. 基礎の組み合わせに慣れる

基礎計算はできるのに、それらを組み合わせると途端に解けなくなりました。これが次の壁でした。

水道AとBがあります。
Aは3分で1L、Bは2分で1Lの水を出します。
2つの水道から同時に水を入れ始めてから、ちょうど5Lになるまでの時間を求めなさい。

この問題での思考過程:

  1. Aは1分で1/3L、Bは1分で1/2L出る → ここまでは計算できる

  2. 合わせると1分で... → ここで混乱

  3. 分数の足し算をして... → さらに混乱

  4. 5Lになるまでは... → 完全に迷子に

基礎の知識はあるのに、それらをどう組み立てていけばよいのか分かりませんでした。これが応用問題の難しさでした。

📌以下のような流れで勉強するのがおすすめです。

  • 応用問題のどこでつまずいたかを書き出して分析

  • できていない基礎のところに戻って復習

  • これを繰り返して基礎を徹底に理解し完璧にする

結局は基礎を完璧にしながら慣れていくしかありませんね。

3. 時間を意識して問題を解く

応用問題の最大の敵は時間でした。基礎問題なら5分で解ける問題も、応用になると15分、20分かかってしまいます。
特に苦労したのが、次のような複合的な問題です:

500mlの食塩水があります。この食塩水の濃度は8%です。
これに水を追加して5%の食塩水を作ります。
必要な水の量を求めなさい。

最初の取り組み方:

  1. まず、現在の食塩の量を求めよう

  2. えーと、8%だから…

  3. 5%になるためには…

  4. あれ?どうやって計算するんだっけ

20分以上考え込んでしまい、他の問題にも影響が出ました。基礎的な濃度計算はできるはずなのに、実際の問題では頭が真っ白になってしまうのです。


📌この壁を乗り越えるために始めたこと:

  1. タイマーを置いて解く

    • 最初は制限時間15分に設定する

    • 徐々に時間を短くしていく

  2. 解く手順を決める(時間は個人差あり)

    • 問題を読む(1分)

    • 方針を立てる(2分)

    • 解答を書く(7分)

    • 見直し(5分)

  3. 基礎の組み合わせパターンを整理

    • 解き方の手順をフローチャート化して整理する

    • 似た問題を時間を計って繰り返し解いて精度を上げる

👧🏻👦🏻解く順番を決めるのは一人では身につけられないので、最初は一緒に解いて、体に染み込ませるのが大事です。特に方針を立てることは応用問題や適正問題を解く際に大事になってくるので、演習するときは必ず実施してほしいです。

💡「基礎ができている」と「応用が解ける」は全く別物だということです。基礎力に応用する力を加えて、はじめて本当の実力になります。
時間を測ってシビアに勉強していくことが大事です。

Step 3:適性型の対策

1.わからないという状態で考え続けることに慣れる

学校で優等生の子がよく陥りがちのパターンです。
僕も学校ではすぐに答えが出せて間違えることもほとんどなかったのですが、適性型の問題は本当に難しくて間違えてばかりでした。

「わからない」という状態で考え続けることに慣れておかないと本番パニックになってしまって、思ったように実力が発揮できない可能性があります。

👧🏻👦🏻子どもはわからないという状態を嫌いがちです。僕が指導のときに意識をしていることは、「適性型はパズルのような問題」というイメージを持ってもらっています。少しずつピースを組み合わせていく感覚なので、完成しなくても組み合わせたピース(過程)を褒めることが大事です。

💡過去問や他の適性型の問題演習を通じて、「わからない」問題に対しての考え方を身につけることがとても重要です。

2.部分点をしっかり取る練習をする

よくある最初の取り組み方:

  • 完璧な解答を目指してじっくり考える

  • 時間切れで後半が書ききれず

  • 点数が低い

これだと点数が0点になる可能性もあるので、部分点を確実に取りにいくのが大事です。まず結論、次に根拠、時間が余ったらさらに細かい内容を書くのがおすすめです。

📌実践後:

  1. グラフから分かることを箇条書き

  2. さきに一番伝えたい結論を書く

  3. あとから細かい内容を付け加える

この方法で高得点が安定しました。
模範解答を移すだけでは全く応用することができません。
完璧を目指すより、確実に点を重ねる方が効果的です。

👧🏻👦🏻2,3周目になると答えを暗記してしまう子どもが一定数います。部分点がもらえる要素は限られているので、点数に繋がるところを理解して、間の文章などは自分の言葉で解答することが他の問題でも解ける力を養うことにつながっていきます。

安積中高一貫校で特に必要な5つの力

①思考力

ただ答えを出すだけの問題演習では限界があります。なぜその答えになったのか、理由を言葉で説明する練習をするのがおすすめです。
思考力は本当に難しいです。僕も受験生の頃は思考力を伸ばすのが一番大変でした。
自分の経験やたくさんの生徒を教えてきて思うのは、やっぱり

 💡「問題集を解くときに答えを⾒ない」

これが多くの人にとって最適な方法です。
計算練習や漢字など基礎を身につける段階では答えを見ても大丈夫ですが、応用問題や適性型の問題を解くときは1問に1時間くらいかけても大丈夫なのでトコトン内容を深堀りするのがおすすめです。

📌また答えがでなくても思考プロセスを紙に書き出しておくことで、どこで間違えたのかが明確になるので効率的に勉強ができます。

👧🏻👦🏻「子どもには考えた過程を紙に書き出そうね。ここまでは正解!すごい。ここだけ忘れてたから次からは間違えないように復習しよう」と声がけして、思考プロセスに沿って指導しています。

この問題を解いた子どもは、③三角形の外角の公式が理解できていませんでした。
そのため、外角の基礎にもどって問題を復習することで次はここでつまずかなくなり、思考力や応用力が身についていきます。

他には以下のような方法を、毎日15-30分程度の時間を確保して自分の興味のある分野から取り組むのが良いと思います。息抜きにもおすすめです。

  • 読書して感想や考察を書く

  • 新聞スクラップ(新聞の記事を切ってノートに貼り、感想を書く)

  • パズルやチェス、将棋などを真剣にプレイする

  • ニュースや社会問題について、複数の視点から考える。

また、幼児教育からの思考力トレーニングではSTEM教育もおすすめです。
STEAM 教育の最大のメリットは、「日常の中で問いを立て、学びを深める力を育む ことにあります。例えば、子どもが日常の中で「どうして空は青いのだろう?」「どうして 車はあんなに早く走るの?」と問いを立て、それに対する答えを自分で探し、学んでい く姿勢を育てることができます。単なる知識の暗記にとどまらず、日常生活の中で積み重ねた思考力が、入試突破に役立ちます。

②集中力

試験時間はそれぞれ、検査Ⅰ(60分)、検査Ⅱ(45分)、検査Ⅲ(45分)です。
頭を使わずに解けるような簡単な知識問題や計算問題などがないため、試験時間はずっと集中しなければいけません。スポーツやピアノなど色々な方法がありますが、やはり普段の勉強を通じて集中力を上げる方法がおすすめです。

まずは大前提、一般的な小学生の集中力は30分も持たないことが多いです。集中力を身につけるために少しずつ時間を長くしながら勉強できると良いです。

僕は休憩を取らずに一気に10時間とか勉強してしまうタイプでしたが、
📌1時間から長くても3時間くらいで一旦休憩して、集中した状態を保ちながら勉強するのがおすすめです。
📌タイマーの測り方はタイムプレッシャーを感じて効率を上げるためにもカウントダウン方式で測って勉強するようにしてください。

👧🏻👦🏻「この問題を15分でやってみよう!できるかな」
カウントダウンで時間を測ることで勉強にメリハリがついて、ゲームのような感覚を持ってもらえれば最高です。1つだけ注意したいのは測る時間を3時間とか長くしてしまうと、子どものやる気が続かない可能性があることです。15分、30分など各問題ごとにある程度こまめに時間を分けることで効率よく、楽しく勉強できるように工夫してください。気づいたらトータルで3時間続けて集中して勉強できてた!が理想の状態です。

また、本番の試験時間は60分ですが、試験開始までの時間やプレッシャーや緊張などで普段の集中力の倍くらい消耗します。一気に2時間の勉強がノンストップでできるなら集中力に関しては全く問題ないと思います。
※得意科目ではできると思うので、苦手科目においてこの水準に達してください

③問題文の整理力

これはうさぎの問題ですが図を見てもよくわからないと思います。
問題文から条件を抽出→まとめて整理→比例の問題だと気づいて解く
このように問題文の条件の整理がすべての問題で大事になってきます。

必要な情報を把握して、問題文から拾ってくる
これを鍛えるためには正直たくさん量を解くことが大事です。

ただがむしゃらに解くだけだと成長しにくいので、僕が1つだけ意識していたことがあります。僕は条件を見逃して間違えたり、悩んだりすることが多かったのですが、

💡「数字や使えそうな問題文の全てに下線を引く」

これを徹底しただけで同じようなミスは全くなくなりました。
問題文にある条件は全部使わないと解けないように設計されているので、条件を1つも見逃さずに読み解くことが大事です。

👧🏻👦🏻問題文の整理を子どもが自力でできない場合は、誰か信頼できる先生に

  • 問題文の線を引く場所

  • 思考する過程と実際に解く過程

を確認して、答え以外の過程の部分をしっかり磨いていきましょう。
これが応用力につながってきます。

④作文力

作文は専門の先生が必要だと思うので、ここでは簡潔にまとめます。
最短で作文力を身につける方法はただ1つ。添削です。
作文に関しては本当に量をやって、他人に見てもらって少しずつ自分の型を作るイメージ。いきなりすぐにはできるようにならないので、コツコツ長期でできるようにしていくと良いと思います。

僕は、このような勉強方法をしていました。
①新聞やニュースの記事を読んで、それに対しての自分の意見を400文字で作文する
②塾や保護者の方に添削してもらう
③文章の構成力や語彙力を少しずつ伸ばしていく
作文力が伸びたなぁと実感できたのは3ヶ月後くらいなので根気よく継続するのが一番大事です。

⑤面接力

ここまで試験対策の勉強について述べてきましたが、安積中高一貫は面接もかなり重視されます。ただずっと机の前で勉強することで成績を上げたからといって確実に合格できるとは限りません。

初年度の入試の面接をみていると、「学びのテーマを小学生の時から持っている人がポイント高い」と思います。例えば、家畜専門の産業獣医師志望の小学生が受験しましたが、志望理由で自分のテーマを明確に伝えることができ、無事合格できました。

このように、勉強だけではなく、日常の中からの学びやもっと将来の夢からなぜ安積中学校に行きたいのか熱意をもって説明できるように練習することが大事です。

👧🏻👦🏻「将来どんな仕事に就きたい?」
否定せずに応援してあげてください。そもそも将来の夢は漠然としていることが多いので、どうやったらなれるのか、毎日何をしている仕事なのかなど一緒に調べることで現実味がでてきます。
今の勉強が楽しい、褒められるから頑張っているだけでは長期的にモチベを維持するのが難しいです。将来の夢を達成するために今頑張っていると理解できれば、受験後も燃え尽き症候群になりにくいです。

効率的な勉強方法と計画管理

本当たくさんの情報がネットや本にあふれています。しかも人によって地頭の良さや、理解力、集中力など全ての要素は異なっているので一番良い勉強方法なんて存在しません。その人にあった勉強法は必ずあるので、まずは王道の勉強方法をそのままパクってから自分オリジナルに変えていってください。
僕は毎日15時間とか勉強したいなと思ってまずは量を確保してから、もっと効率よく成績を上げるためには質も大事だと気づいて自分で試行錯誤していきました。皆さんには質も大事だと先に知ってもらって勉強量と勉強の質を大事にしていってもらえればなと思います。

下の公式は勉強の本質を表す有名な式です。量と質それぞれを解説していきます。

💡勉強=「 量 × 質 」

量を増やすときに意識すること

何時間勉強したかということ。イメージ通り、多ければ多いほど成果が出やすいです。
いきなり勉強時間を2倍にするとかは難しいので、毎週15分〜30分ずつとか少しずつ増やしていくのが良いです。それか毎日8時間を1週間継続する耐久チャレンジみたいなものを無理やりやって最短で慣れるという方法もあります。
勉強量を確保するには、気合と根性があれば誰でもできるので1番改善しやすいところです。

僕が受験生のときの一日のスケジュール

参考までに僕が受験生のときのスケジュールを載せておきます。

平日
休日

平日7〜8時間、土日は12〜15時間くらいは勉強していました。他の習い事があればここまでの時間を確保できないと思うので、真似しなくて大丈夫です。最大限スキマ時間を活用して勉強時間を増やしていってください。

📌特におすすめなのは、朝に算数や作文など頭を使う勉強をして、寝る前は暗記系の勉強をすることです。また朝起きてすぐに昨日の夜に暗記したことを復習できるようになると暗記効率は格段にアップします。

休憩については1時間に5分とか決めて適度にとっていました。徐々に得意科目の勉強を休憩と思えるようになってきたので、苦手科目の前後や間にしていました。これができれば最強ですね。
例)苦手科目15分→得意科目30分(≒休憩)→苦手科目15分

質を効率的に上げる方法

最初に言っておきたいことは、**勉強の質を上げることはとても難しいです。**量だけを意識して達成感を感じるほうが絶対に楽で簡単です。
質を上げるために、今回は効果が大きい3つに厳選しました。
①計画を立てる ②勉強の時間を測る ③復習を何度もする
この3つの方法を意識してコツコツ頑張っていくことで勉強の効率をあげていきましょう。

①計画を立てる

なぜ計画を立てることが大事なのか
まず受験に関しては期日が決まっていて時間的な制約があります。ゴールが決まっているのでやみくもに勉強をしてもテストには間に合わないです。そのためゴールから逆算した計画を立てて、毎日何をするのかを決める必要があります。

👧🏻👦🏻子どもはあまり計画を立てたことがなくイメージができないと思うので、概要をつかめるようにマラソンを例にあげて説明することが多いです。
例えば、マラソンで10kmを走ることになったとします。
大抵の人は目標のタイムがあってペースを考えて走ることになると思います。もし目標のタイムが1時間だとすると1kmあたり6分のペースで走ればいいことになります。
最初の1kmは5分で少し早く走ってしまったので次の1kmはペースを落として走る。
逆に1kmに10分かけてしまったので、次からはペースをあげて走る。
といったように1kmごとに6分を切れているか確認してペースを調整していきます。

これは勉強においても全く同じで、ゴールが決まっているのでそこから逆算して毎日の計画を立てる必要があります。たとえ計画通りに進まなかったとしても目標のペースを決めているので、次の日で今日の分を取り返そうと勉強を頑張れます。
がむしゃらにやるのではなくペースを決めて勉強することで成果を上げやすくなります。

📌ゴール逆算して計画を立てる流れの概要は以下の4ステップに分かれます。

  • 長期的な受験までの計画をたてる

  • 1ヶ月単位でやることを決める

  • 1週間単位でやることを決める

  • 1日単位でやることを決める

👧🏻👦🏻長期的な計画や1ヶ月単位での計画を立てるのは1人ではとても難しいです。そのため受験経験がある保護者の方や先生が月単位、週単位での計画を立ててあげてください。そこから他の予定と相談しながら毎日の計画を以下のように一緒に作成してください。

作成するときにもいくつかポイントがあります。
📌当日の朝までに計画を立てる
理想は前日の夜、または週の始めにまとめて立てるようにしてください。事前に計画を立てておくことで当日やらなければいけないタスクを取り掛かることだけに集中することができます。

📌タスクを細分化する

英語を1時間やると決めるのではなく、どの問題集で何ページから何ページを、何時から何時でやるのかあらかじめ決めておきます。ただ時間ばかり意識してもだめなので、時間はあくまで目安でタスクをいかに短時間で終わらせられるかを意識して計画を遂行してきます。

📌「予備」をスケジュールに入れて、余裕をもたせる

計画を立てたのは良いもののなかなか予定通りに進めることは難しいです。そんなときに毎日30分から60分程度予備の時間を設定することで、そこで残りの全てのタスクを処理してしまうようにします。最初は予備の部分は予定の分だけ進められたら好きなことをするのように、「ご褒美」として設定してあげると計画通りに進めようと頑張って勉強の質も上がってくると思います。

②全ての勉強に対して時間を測る

その日の勉強時間を測って努力を可視化するのはもちろんですが、勉強全てにおいて時間を測って勉強するのがおすすめです。

👧🏻👦🏻「このページは15分で終わらせよう」「この問題は10分で終わらせよう」
といったように10〜30分くらいの短い時間を設定して、その時間内で解き終わるように努力します。時間を意識すると普段よりも集中できるようになり、これをタイムプレッシャーといいます。
同じ時間でより多くの問題が解け、試験のような臨場感においてのケアレスミスのパターンがわかり、余った数分で検算をする習慣まで身につきます。
ただ1つ注意して欲しいのが、設定した時間が過ぎてからは解かないようにするということです。その時間を守らないとせっかく時間を測っているのにその効果が半減します。

おすすめのタイマーを挙げておきます。これは僕が実際に受験期に使用してました。スマホは家に置いてカフェとか自習室で勉強時間を測るのに使用していました。

③復習のやり方

一番大事と言っても過言じゃないくらい復習というのは大事です。
人間の記憶力についての有名なグラフがあります。エビングハウスの忘却曲線といい、人間はあらゆることをすぐに忘れてしまうということがわかっています。

このように人間は新しく覚えたことを1時間後には半分を忘れ、1日後には66%を忘れていることになります。それだと1ヶ月後の模試や1年後の入試では点数が取れないですよね。
そのため何度も復習すること、期間を空けて復習をすることが大事ということになります。

ここでポイントですが、全ての問題を何回もやる必要はないです。毎日15時間とか勉強できるならやってもいいですが、そんなに長時間勉強できないですし、効率が悪すぎるのでおすすめできません。
📌そのため以下の3種類のマークをつけて2周目以降は△と✗だけにしていくことで周回する時間を短くすることができます。

○初回で悩まずに解けた。もう解かなくて大丈夫!
△解けたけど自信がなかったり理解が不十分。
✗間違えた。

おすすめの問題集とスケジュール

📌大前提 大事なこと

💡問題集を終わらせる=問題集を3周以上やることです

問題集は何冊もやれば良いというわけではありません。各科目ごとに3冊くらいで大丈夫ですので1冊を完璧にするように勉強をさせてあげてください。

  • 基礎、応用の問題集は手持ちのものや塾の教材で大丈夫です。

僕の指導では市販だと自由自在、塾技、チャート式、暗記だとでる順を使うことが多いです。

  • 適性型の対策では市販だと東京学参の問題集がおすすめです。指導でも使っていました。クセがあるので、なるべく早めに対策するのがおすすめです。

  • 思考力を身につける(下の本は指導でもよく使ってます。塾専用なのでメルカリなどで購入するのがおすすめです。)

  • 過去問が少ないからこそ、適性検査の過去問を解きまくってくる人が多いと思います。優先順位は低いですができるだけやったほうが合格率を上げることはできますね。

安積中高一貫校の合格するための戦略

適性検査Ⅰ(60分):英語リスニング&国語
適性検査Ⅱ(45分):算数
適性検査Ⅲ(45分):理科&社会
→国語(特に作文)と算数の配点が高い

令和7年度入学者選抜結果の結果を見ていると、合格するためには全体で約8割の点数を取る必要があります。しかし、国語や理科、社会では記号をすべて正解していても、記述問題が各大問ごとに1問以上あるので満点を取ることはとても難しいです。

📌そのため、算数と英語リスニングはほぼ満点(1,2ミスにおさえる)ことで合格の可能性を高めることができます。この2つは過去問を解いてみると比較的、典型問題が多くて点数を安定させられる出題傾向です。

算数は苦手をなくして全ての範囲を網羅して完璧にしないとほぼ満点を取ることはできません。計算ミスも致命的なミスになってしまうので、スピードよりもまずは正確に答えを出す練習を繰り返して勉強するのがおすすめです。また制限時間内で満点を取るためには、テスト形式の問題をたくさん練習する必要があります。実践に近い問題や時間で解くことを繰り返して、高い確率で満点近く取れるように演習を重ねましょう。
📌算数を極めれば合格はグッと近づきます

国語、理科、社会は基礎知識を固めてから、 記述の得点率を高めていきましょう。書かないと0点になってしまうので、わからなくてもせめて部分点を取れるような記述の勉強で効率的に点数を取っていくのが大事です。多少点数を落としてしまうのは仕方ありません。

英語(リスニング)の攻略

  • 図やメモから読み取る形式の問題。聞きながら別の情報を探していくため、【聞く】と【探す】の2つの作業が必要になる。

  • 選択肢の英文を読んで正しいものを一つ選ぶ従来の問題から、ポスター・地図・メモなど、より実際の場面に即した問題になっている。より実践的な日々の英会話の力が大切。

★英語学習について
【自分でやることと頻度/英検目標】※ある程度学習している方向け
まず大前提として、読めない単語は、書けない・意味が覚えられない・使えない。文字と音声及び意味を結びつける作業として非常に効果的です。声を出して読むことで英語四技能の全てに効果を発揮するため、毎日繰り返し音読して暗記していきましょう。

・小学4年生・・・英検3級取得が目標
①英検3級レベルの単語を声に出して読む。難しい単語は絵か訳などがあって、単語の意味を一緒におぼえられたらさらによい。
②英検3級レベルの文章問題を解いて、暗記するくらい音読する。

小学5年生・・・英検準2級、できれば2級取得が目標
①英検準2~2級レベルの短文~中文を解いて音読する。未習単語に線など引いておき、まず文脈 から意味を予想する。その後、意味を調べて単語帳などに記録しておく。暗記するくらい音読する。
②英検準2~2級レベルの長文問題を解く。段落ごとに大まかな意味を捉え、それがあって いるか訳文を見て確認する。音読を繰り返す。

小学6年生になってからは安積にはリスニングしか試験がないので、毎日15~30分程度で英会話を中心にやれば良いと思います。中学生になってからは英語が必要なので英検を取得することは大事です。

塾や個別指導、家庭教師は必要?

結論から言うと小学生は間違いなくいったほうがよいです。それはやはり環境に影響を受けやすい年齢なので、学校だけでは普通の公立中学に行く友達に流されてしまいがちです。受験をすると決めたなら早めに塾などにいれることをおすすめします。
国語の添削や、算数も適性型の対策は必要です。理社は保護者が教えて小6の内容まで予習できるのでしたらすぐには必要ありませんが、不安があれば行ってもよいと思います。

📌集団?個別指導?どっちがよい?
個人差はあるものの、僕は環境の面から集団の塾を強くおすすめしています。
小学6年生になって内容が高度になってきて授業についていけなく、保護者も教えられないような状況になってしまったら塾のサポートとして個別や家庭教師をつけるのがよいと思います。

教科に関してはまずは算数や国語、苦手科目を中心に取り、学年が上がるごとにできれば入試に使う全科目を取ったほうが成績は安定しやすいと思います。
※ただケースバイケースではありますので、お子様の意思も尊重しながら決めていただければと思います。

また、塾に行くようになるとたくさんの教材や授業で復習が追いつかない状況になることが多いです。そのようなときは保護者の方がご自宅でサポートして、塾の進度にしっかりついていけるようにサポートしていただく必要があります。一度ペースを乱してしまうと次の内容もわからなくなってしまうものなので、毎週しっかりと復習して完璧にしてあげてください。

※この記事の共同編集をしてくださっている、ひろえ塾では集団授業の振り返り講座を実施しているので興味がある人は問い合わせてみてください。
ひろえ塾
電話番号:0249594433
公式LINE:

小学4年生から3年間で合格を目指す場合

小学4年生

勉強時間の目安:平日3時間、休日5時間
(勉強時間だけでなく勉強の質も同時に上げるように意識してください)

1学期〜2学期:基礎を時間をかけて固める
全科目の基礎をおさえて全体像を把握する。
勉強量が多くて成績が上がりにくい算数と国語からまずは取り組む。
📌並行して理科と社会を進める。小6の内容まで早く終わらせる
📌計算力、読解力や教科書の知識の確実な定着
冬休み〜3学期:基礎の復習
基礎が終わっていれば夏休みで総復習して固めてしまう。
時間がかかっているなら夏休みも基礎固めをしっかりする。9~10月までかかっても大丈夫なのでスピードより定着度を最優先にする。
適性型の総合編で問題に慣れていく→苦手分野の問題集に移る
📌わからないという状態で考え続けることに慣れる
📌部分点をしっかり取る練習をする

小学5年生

勉強時間の目安:平日3~5時間、休日6〜8時間

1学期:応用問題集を解き終わる
基礎の問題集が終われば応用問題集をやっていく。
間違えたり、理解が不十分なところがあれば適宜基礎の問題集に戻って完璧にしていく。ちゃんと戻って基礎を固めるのが本当に大事。
📌基礎の理解と時間を意識して解く練習をする
夏休み:基礎と応用を復習
夏休み中には基礎と応用の問題集を定着させたい。
2学期:適性型に慣れる
適性型の総合編で問題に慣れていく→苦手分野の問題集に移る
📌わからないという状態で考え続けることに慣れる
📌部分点をしっかり取る練習をする
冬休み〜3学期:適性型を攻略する
適性型の苦手分野を各問題集で復習。
📌1問に対して1時間以上かけても良いから質を大事にする

小学6年生

勉強時間の目安:平日6時間以上、休日8〜12時間

1学期:過去問を1年分やって今の現在地を知る。
適性型の各問題集の内容を完璧にする
夏休み:受験の天王山
基礎と応用の総復習(このタイミングでしかできないので完璧に)
過去問、似た問題の学校の過去問(会津学鳳とかふたば未来学園とか)
→復習を繰り返す
📌過去問は解きっぱなしではなく、復習して初めて成績が上がる
📌ここで受験の8割は決まります。毎日8時間はやりたい。
2学期:変わらず似た問題のが顧問を演習して復習を繰り返す
冬休み:演習した内容を完璧にする
これまでの過去問演習で間違えたところ、苦手な分野を中心に復習する
📌ここで苦手を中心に勉強して、点数をもう一段階上げる
直前期:仕上げ
1週間前に去年の過去問を解いて時間感覚を思い出す
新しい問題は基本的に解かずにこれまでの復習をメインにする
📌直前は新しい問題よりも復習メインでやる

小学5年生から2年間で合格を目指す場合

小学5年生

勉強時間の目安:平日3~5時間、休日6〜8時間
(勉強時間だけでなく勉強の質も同時に上げるように意識してください)

1学期:全体像の把握
全科目の基礎をおさえて全体像を把握する。
勉強量が多くて成績が上がりにくい算数と国語からまずは取り組む。
📌並行して理科と社会を進める。小6の内容まで早く終わらせる。
夏休み:基礎の復習
基礎が終わっていれば夏休みで総復習して固めてしまう。
時間がかかっているなら夏休みも基礎固めをしっかりする。9~10月までかかっても大丈夫なのでスピードより定着度を最優先にする。
📌計算力、読解力や教科書の知識の確実な定着
2学期:基礎も復習しながら応用
基礎の問題集が終われば応用問題集をやっていく。
間違えたり、理解が不十分なところがあれば適宜基礎の問題集に戻って完璧にしていく。ちゃんと戻って基礎を固めるのが本当に大事。
📌基礎の理解と時間を意識して解く練習をする
冬休み:基礎と応用を復習
冬休み中には基礎と応用の問題集を終わらせたい。
3学期:適性型に慣れる
適性型の総合編で問題に慣れていく→苦手分野の問題集に移る
📌わからないという状態で考え続けることに慣れる
📌部分点をしっかり取る練習をする

小学6年生

勉強時間の目安:平日6時間以上、休日8〜12時間

1学期:適性型を攻略する
適性型の苦手分野を各問題集で復習。
📌1問に対して1時間以上かけても良いから質を大事にする
夏休み:受験の天王山
過去問を1年分やって今の現在地を知る。
基礎と応用の総復習(このタイミングでしかできないので完璧に)
適性型の各問題集の内容を完璧にする
📌ここで受験の8割は決まります。毎日8時間はやりたい。
2学期:演習しまくる
過去問、似た問題の学校の過去問(会津学鳳とかふたば未来学園とか)
→復習を繰り返す
📌過去問は解きっぱなしではなく、復習して成績が上がる
📌間違えた問題はチェックを付けて2,3回解き直すことが大事
冬休み:演習した内容を完璧にする
これまでの過去問演習で間違えたところ、苦手な分野を中心に復習する
📌ここで苦手を中心に勉強して、点数をもう一段階上げる
直前期:仕上げ
1週間前に去年の過去問を解いて時間感覚を思い出す
新しい問題は基本的に解かずにこれまでの復習をメインにする
📌直前は新しい問題よりも復習メインでやる

保護者の方がどのように関わるべきか

体調・睡眠管理について

特に小学生の子どもは自分で体調管理をすることができません。ここでは特に睡眠時間について書いていきたいと思います。小学生は成長期でもあり脳や身長など子どもの将来にとって大事な時期でもあります。
アメリカ睡眠財団の研究によると、10-11歳の子どもには9-11時間の睡眠が推奨されています。8時間を下回ると、以下のような影響が出ることがわかっています。

  • 記憶力の低下(特に短期記憶)

  • 集中力の持続時間が短くなる

  • 問題解決能力の著しい低下

  • イライラや情緒不安定

僕が受験生を教えていて気づいた睡眠の重要性
遅くまで勉強して睡眠時間を削る生徒と、早く寝て早起きする生徒では明確な成績差が出ます。特に適性検査のような思考力を問う問題では、その差が顕著でした。

具体的な睡眠管理のポイント

  • 21時~22時には勉強を終える

    • 睡眠の質を考えると、就寝1時間前には勉強を終えるのが理想的

    • 寝る直前は暗記系をやるのが効率的です

    • 夜更かし勉強は、翌日の学習効率を50%以上下げるというデータもあります

  • 毎日同じ時間に起きる

    • 体内時計を整えることが重要

    • 休日も平日と同じリズムを維持

モチベーション管理と声かけ

これが最も重要で、かつ難しいポイントです。

効果的な褒め方

スタンフォード大学の研究では、結果ではなく努力のプロセスを褒めた子どものほうが、困難な課題に積極的に取り組む傾向があることが示されています。
👧🏻👦🏻具体的な褒め方の例

  • ×「テストの点が良かったね」

  • ○「この問題の解き方をよく考えたね」

  • ○「前回できなかったところが、今回できるようになったね」

比較の仕方

他の子との比較ではなく、過去の自分との比較をしてください。

  • 過去の自分と比較する

  • できなかったことができるようになった進歩を具体的に指摘

  • 努力の過程を認める

👧🏻👦🏻失敗した時の声かけ

  • 「なぜできなかったのか」を一緒に考える

  • 次の学習につながるアドバイスをする

  • 「わからない」ことは学習の必然的なプロセスだと伝える

プレッシャーの管理

受験期の子どもは想像以上のプレッシャーを感じています。
避けるべき言葉

  • 「このままじゃダメだよ」

  • 「もっと頑張らないと」

  • 「○○さんは毎日10時間勉強してるのよ」

👧🏻👦🏻代わりに使いたい言葉

  • 「どんな問題で困ってる?一緒に考えよう」

  • 「少しずつ進歩が見えてきたね」

  • 「疲れてない?休憩も大事だよ」

特に小学生の子どもは受験を乗り越えた経験がないので不安になりがちです。周りの人がしっかりサポートして成功体験を人生の早い段階でつけるのがおすすめです。

最後に

子どもの受験は、家族全体で支える長期戦です。完璧を求めすぎず、子どもの成長を温かく見守る姿勢が、結果的に最高の結果につながります。
子どもにとって、受験勉強は人生で初めての大きな挑戦です。この経験を通じて得られる「考える力」「継続する力」は、必ず将来の財産となります。
後悔がないように楽しんで頑張ってください!応援しています📣


国際医療福祉大学 医学部医学科3年生
株式会社ひかりーど
〒1040061 東京都中央区銀座1丁目12番4号 N&EBLD.6f
代表取締役 田中光

子育支援事業ひろえ塾(福島パルス株式会社)
〒9630551 福島県郡山市喜久田町字菖蒲池1-1 024-959-2316
代表取締役福島ひろえ


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