【LGBT+】ゲイが考える幸せな人生とは
つい最近、「精神科医が見つけた 3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法」と言う書籍を読んだ。
カルト的な考え方を教えるものでは決してなく、
脳科学的に、どう言う時に、どのように脳が反応し、どのような脳内物質が分泌され、幸せと感じるのか。と言うものだ。
結論から、読んですごくスッキリした。
僕がずっと知りたかった、「モヤモヤ」「イライラ」はたまた「なんかスッキリ」
の感情。僕はあの時こう感じていて、脳内ではこう処理していたんだと。
僕の受け取り方で、かいつまんで説明すると、
健康→人との繋がり、情→達成感等、刺激
この順序で重要度が上がっていくらしく、
セロトニン→オキシトシン→ドーパミンが
同様に作用しているらしい。
人は自身の健康、家族の健康があって初めて、安堵し: セロトニンが作用
家族/友人/恋人/ペットと触れ合い、心地よさを感じ: オキシトシンが作用
仕事で成功、評価されることで快感を覚える: ドーパミンが作用
大事なことは、1. と2. があってこそ、3.が人生のスパイスとなり幸福の波をブーストするらしい。確かになと思った。
マネージャーに昇進して、給与が10%以上上がったことがあった。
その時は「おおお!」とテンションが上がったが、
翌週には、「給与少なくない?」と不満を感じていた。
人は、刺激を求め彷徨うけど、「いつも物足りない」状態。
「もっと!もっとやでー!」と脳内はプレッシャーをかけてくる。
ドーパミンの効能は快感であるが、一過性のもので長続きしない。
でも、家族、友人、恋人がいる喜びは違う。
今実家に暮らしていて、ずっと一緒にいると嫌になる時があるが、
親と暮らしていると「なんか安心する」。
ご飯を作ってくれたり、掃除洗濯しなくてもいいことがあるのだが、
精神的に、落ち着く。それは、家族だから。
友人といてもそうだ。
成人して、友達と呼べる人はなかなかいないが、
地元に帰省し、小中高の友人と数年ぶりに話すと、
童心に帰れる。
お互いの暮らしの変化を共有する中で、
「俺もガンバローっと」と刺激ももらえる。
そんな感じで、損得を考えない関係は、心にゆとりを生む。
身近にその存在があれば、ベースとして心が落ち着く。
健康に関しては、本当にそう。
withコロナの時代に、不自由なく動ける健康な状態は
幸せのmust条件。
自分だけではなく、家族が不健康であれば僕も不幸せを感じるだろう。
僕はこの先がすごく心配であり、楽しみである。
親は僕が死ぬまでいることはできないだろうし、
その時僕のセロトニンの状況はどうなるのだろうか。
膝から崩れ落ちるだろう。
でも、そんな時に心に寄り添ってくれる恋人、友人がいればどうだろう。
一緒に乗り越えられる気がする。
健康面に関しては、生活習慣を見直す必要があるだろう。
20代はガブガブお酒を飲んでいた。たまにタバコも吸った。
深夜まで徹夜して、資料づくりもした。
次の日はカフェインに頼ればいいと思っていた。
でもそれは長続きしなく、不健康となるだろう。
ジムでの筋トレは、10年以上続いている。
最近では週3〜4回、部位を分けてトレーニングしている。
健康的でいいと思っている。
僕は好奇心旺盛なので、ドーパミンの分泌を求めて、
色々移動したり、新しいものや刺激のあることを求めてきた。
でもやっぱりその興奮は長続きしなかった。
それどころか、ドーパミン依存で深追いしすぎてきた事もあったように思う。
「健康」は習慣を意識することで、保ち続けていきたい。
「人との繋がり」は課題が沢山。Giverとして与えることを続ければ、
心の支えは増えるのかもだが、人生を振り返るとTakeを求めがち。
相手のオキシトシン分泌にも作用するような人間に自分がなれなければ、
「孤独な時間」が増えるだろう。
セロトニン的、オキシトシン的な幸せを噛み締められたら、
ドーパミンは味付け程度で、人生は十分美味しくなるだろう。
僕のこの先の人生は、ゲイとしての生きづらさと闘ったり、
HSP気味で人間関係も、めんどくさそうなことも多いだろう。
それでも、幸せを目指して頑張っていきたい。
家族に長生きして欲しい。恋人も欲しい。仕事も成し遂げたい。
できる方法を探せば、きっと何かできることがあると思う。
よし、頑張ろう!
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