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【海外移住】HSP気味でも得られる台湾生活の良いところ

約5年半台湾生活をしてきた僕だが、日々「細かいことがきになる自分」と付き合いつつも、台湾に住んでいて少し楽だった部分がある。

例えば、服装や髪型。
「いやー筆者は男性でしょ?」と思われるかもしれないが、僕は日本で思春期を過ごしていた頃、自分の見た目に自信がなさすぎて外に出られない時があった。

高校通学には電車に乗る必要があったのだが、
都心部の駅に降り立つまで、人の目が気になりすぎて、怖かった。

「ダサい服装と思われていないかな。」
「田舎臭い髪型だと思われていないか。」

中学卒業までいわゆる「校区内」から出たことがなく、
また高校は服装自由だったためギャルやギャル男(世代が出ているが笑)、ヤンキーチックな身なりの生徒が多く、「舐められてはいけない」とバイト代を握りしめて服屋さんに足を運んでいた。(今思えば、それがすこぶるダサい服装だった。)

大学進学、社会人になってからもそうだ。
日本の社会は、「身なり」に厳しいように思う。

どこに行っても、
「あの人のあの格好、どうなの?」
「あの人おしゃれだなー、さすが代官山。」
「おしゃれカフェに行くから、この格好はまずいな。。」
「サンダルで、新宿??みてよあの子笑」
こんな感じ。

そう日本では、基準のわからない「当たり前」に沿ってTPOをわきまえないと恥ずかしいという考え方が世代問わず、結構な人が持っているのではないだろうか。

自分が好きで、楽しんでその服装ならば、誰も文句はない。
しかし、外的要因を気にしてしてその格好なのであれば、それは半ば強制だ。
春夏秋冬、季節感にあった服装にアンテナを張り、可処分所得を投じる。

僕が言わんとしていることは、ここまでで大体伝わるだろう。

では、台湾はどうだろうか。

まず気候の観点から、台湾の暑い&暖かい時期は長い。
変動はするが、感覚6月〜12月中旬くらいまでは半袖&短パンで事足りたりする。

そして台湾人男子は薄着が基本。
レストランやバーなど、ノースリーブやビーチサンダルで普通に入店する。
そして特に店側のルールもないところがほとんど。

日本男子のいわゆる秋冬メンズコーデなんて、重ね着しすぎであせもになりかねない。

じゃあ短い冬場はというと、大げさでなくみんなユニクロのダウン(モコモコ)をずーときている。

もっというと、「もう最高気温28度とかだよ?」という気候でもダウンを着続ける人を多く見かける。聞くと、バイクに乗ると寒いとか、紫外線対策とかだとか。
「カーディガンとか、日焼け止めのアイテムとかは?」とちょっと詰めてみても、
「みんな気にしないよ?笑」と返された。

また、台湾人男子は日本でいう千円カットみたいな「床屋」で髪を切る。
そしておばちゃんの技術はなぜか一律で、皆ツーブロック短髪に仕上がる。

つまり、量産型のヘアスタイルが街に溢れかえる。
僕はゲイで、そういう素朴な感じの男子は好きだからいいのだが。。

もちろん、「東区」と呼ばれるおしゃれエリア(銀座的な?)は存在するが、
流行の韓流スタイル(センター分けの髪型に、大きめサイズの上下、ハイソックス)の男子が多く、「The台湾」な独自ファッションは男子にはないのではと思っていた。

女子に関しては、半分半分。
日本、韓国アパレルを取り入れた女の子は、その自然なくっきりとした目鼻立ちとほっそりしたスタイルも相まって、抜群におしゃれ。そして可愛い。
楽天モンキーズのチアガールをぜひ検索してほしい。笑

しかし、台湾では体毛がある女性は美しいという考え方があり、
脇毛、腕毛、産毛のヒゲが生えている女性も街では見かける。
日本育ちの僕は、最初驚いた。が、次第に慣れた。

まあ、台湾おしゃれ事情はざっとこんな感じだ。

もちろん、友達と待ち合わせした時に、「その服おしゃれだね」とかは話すが、
日本で頻出する、「あの人見て!変な服」とかそう言った話題にはまずならない。
(よほど奇抜でなければ笑)

僕自身、暑いということもあり、いつもお気に入りのTシャツを3、4枚着まわしていた。僕の友達は会うたびにナイキの青いTシャツ(クタクタ)を着ていたが、正直どうでもよかった。

職場に関しても、金融、不動産等堅めの業界でない場合、基本私服OK。
僕の前職もそうだったのだが、
「それ、パジャマやん!苦笑」みたいな服装で出社した女性がいた時は、
文化の差に驚きを隠せなかった。が、それも慣れた笑

また、僕は頭の絶壁を気にしていたので、
日系美容室に1,000元(約4千円)払って行っていたが、友達に金額を伝えると驚かれた。
「なぜカットにそんなお金をかけるの?笑」と。

もちろん、イケメンか可愛いかというのは台湾人にも共通の関心事で、
とても大事。インスタ映えを皆気にする。
フォロワーの数を常に気にしている人も多く、写真の撮り方はプロ顔負け。

ただ、街の中に目を落とすと、
日本社会のような「おしゃれさ」がないと気まずいと言ったことはほぼなく、
「テキトー」で良い。非常に楽。

周りの目を気にしていないのではなく、
「日本が、異常に気を使う国」なのは、日本人として海外に出て感じた。

自分らしさは自分が決める。馬鹿にする権利は誰にもない。
そんな台湾が大好きだ。


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