好きなことを仕事にしなくてもいいんだよ。
何のために働くのだろう?
「好きなことを仕事にしよう」という言葉をよく聞きます。
うん、素敵ですよね。
好きな仕事を好きな時間にして、キラキラしている女性。憧れますよね。
では、生活のために働く、というのは間違っているのでしょうか?
自分の仕事が本来自分がやりたいことではない場合、それはだめなのでしょうか?
全くそんなことはありませんよね。
もちろん、理想は好きなことを仕事にして、その副産物として報酬を得られるのが最高です。
しかし、実際はどうなのでしょうか?
どれほどの人が、「好きなこと」を仕事にできているのでしょうか?
面白いデータがあります。
2019年、パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」とオリコン・リサーチが共同で、20~30代に働く理由について尋ねるアンケートを行いました。
8割以上が「お金のため」と回答する結果でした。
多いと感じましたか?少ないと感じましたか?
「好きなこと」はお金を払ってすればいいんだよ。
「好きなこと」や「夢」を仕事にするのは、努力だけではできません。
努力を重ねても叶わないことは、たくさんありますよね。
誰しもが好きな仕事に就けるわけではないですし、好きなことを仕事にできるわけではありません。
「自分はやりたいことを仕事にできていない」などと悲観的になる必要もありません。
任された仕事を責任持ってしっかり行う、それが大切だと思います。
林修先生の言葉に、「好きなことはお金を払ってやる。仕事はお金をもらうことだから自分がやれるやるべきことをやる」というものがあります。
その言葉通りだと思います。
自分の責任を果たし生計を立てること、それ自体が立派で意味があるのだと思うのです。