「鮨割烹なか一」父が築いた「鮨割烹」スタイルを二代目が受け継ぐミシュラン一つ星の鮨割烹発祥のお店。
ミシュランガイド京都2021一つ星★獲得。
1970年(創業50年)鮨割烹発祥のお店。
祇園町南側に位置し
京都・祇園四条駅より徒歩約7分。
先代が銀座で修行されて
京都へ帰り鮨屋やりたい‼︎と意気込むが
身内に「寿司屋だけではこの街では勝負ができない」と反対され、その後和食を勉強して
鮨割烹という形でオープン。
二代目の大将須原健太氏が腕を振るい
須原氏は、金沢の料亭『懐石つる幸』で研鑽を積んだ後2016年に先代である父親の跡を継いで『鮨割烹なか一』の二代目に就いた。
地元京都の常連さんにも
和食を好む外国人観光客の方々からも愛されるお店。
【店内】
木の温かみを感じる店内はL字カウンター席11席とテーブル2席、個室の全35席。
【おまかせコース12,000円】
ランチコースは10,000円〜20,000円で
1,000円刻みで予算を選択して選べます。
▶︎イイダコとワサビ菜
素材の味を生かして味付けはシンプル。
▶︎稚鮎とタラの芽の天ぷら
鮎の旨味と仄かな苦味。
▶︎いくらの蒸し寿司
温かい酢飯は酢が程よく抜けまろやかになり
プチっと弾けるいくらに錦糸卵が全体をまとめる。うんまい!
▶︎お造り3点セット
【明石の鯛、白甘鯛、カワハギ肝和え】
白身に塩昆布を巻いて食べるのも
食感の対比も面白く昆布も旨味も足されて
これはこれで有り。
▶︎鯨のお椀
鯨の脂のうま味が溶け出す白味噌のお椀は
京らしいお料理にほっこり。
▶︎若竹煮(たけのことわかめの煮物)
出汁が染みて程よい甘味を感じる筍。
【握り】
▶︎赤身漬け
あっさりしていてクリアな味。
春の鮪らしく爽やかな酸味です。
▶︎スミイカ
▶︎コハダ
さっぱりと締めたコハダは
甘めのシャリが際立ちます。
▶︎由良の雲丹
ふわっと広がる香りに濃厚なな旨みの余韻。
やはり由良の雲丹は旨い。
▶︎縞鯵
寝かせていないため
鮮度と食感を楽しむ系の握りです。
▶︎とり貝
モフモフの鳥貝が好みですが
甘味と香りを感じる鳥貝です。
▶︎まぐろの中落ち巻き
甘めのシャリと爽やかで
あっさりとした中落ち巻です。
▶︎穴キュウ巻き
こちらも全体的に甘めなの仕上がり。
個人的にはシャリの酸味を感じる一体感がほしい。
▶︎玉子
【まとめ】
ごちそうさまでした。
前半は割烹を後半は京風の握りの構成で
創業50年の京都鮨割烹を堪能しました。
京風のシャリは若干甘めで柔らかめ何かと懐かしいシャリで昔から地元の方々に愛されている印象のお店です。
あくまで個人的な意見ですが
江戸前鮨に慣れている方だと
握りは全体的に少し物足りないさを感じます。
昨今京都では
今までの京風の甘めのシャリ主流のお店から
最近は赤酢メインの江戸前鮨のお店も
たくさん出店され
京風鮨も江戸前鮨も
京都で双方食べれるような環境にもなりましたので食べる人の好みで選べばいいかなと思います。
いくらの蒸し寿司はとても美味しかったです!
ありがとうございました。
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