見出し画像

【すし処 みや古分店】鮨店の中で今年1ヒット‼︎古典的な摘みのラインナップに唸るような旨い握り。赤羽「すし処 みや古分店」

JR赤羽駅西口を出て徒歩約2分。
知る人ぞ知る赤羽の鮨の名店「すし処 みや古分店」さんへ約5年振りと訪問です。

すし処みや古分店さんは
戦後闇市の時代に店主の祖母が
ここ赤羽の地で板前を雇い江戸前鮨のお店を
開いた事が始まりのようで、
祖母の代を経て店主のお父様が初代大将として引き継ぎ、多くの文化人がみや古鮨さんの江戸前鮨を求めて足を運んだそうで、大変歴史のあるお店です。



そしてお父様の代から受け継いだ
野口佳之親方がお店を守っています。
祖母の時代から数えれば創業60年以上です。
店名に「分店」とありますが、実質こちらが本店です。

店内は小上がりを上がると
畳敷きの掘りごたつ式カウンター7席に個室席もあり。

古典的で手の込んだ摘みのラインナップで
鮨屋で普段食べることのない品です。
飾ることはないですがとにかく旨い!
詳しい感想は下記をご参照ください。

前半の摘みが素晴らしすぎて
鮨屋でもあることを忘れます。笑

舎利に関しては
お米はつや姫も用いて水に浸して1週間寝かし酢を入りやすく仕上げている。
お酢はミツカン山吹赤酢と横井酒造赤酢のブレンドで塩を効かせ、程よいエッジに効いた舎利でお米の輪郭を感じる硬めの仕上がりで。
口の中で解け方も良好でとても好みの舎利です。

特に印象に残った握りは赤貝。
サクサクの赤貝と一緒に舎利の輪郭をなぞるように噛み締めながらネタの甘味、香り、舎利の一体感を楽しめます。
そして寝かせて軽く湯霜にしたカンパチはねっとりして旨みが強く、脂が溶け出し一体になった舎利が激ウマ‼︎
メジマグロは程よい脂で、ネタの香りそして炙った皮目の香り塩梅が最高‼︎
鰻くりから巻きは、甘じょっぱい奈良漬を挟み鰻の脂との相性抜群。
鰯に関しては骨抜きをしていないにも関わらず、酢で締めて1週間寝かせたせいか、骨を感じさせず強い旨味が押し寄せてきます。

何故こんなに美味しいお店を5年も訪問してなかったのでしょうか。笑
今年も鮨店は現時点で50軒ぐらい食べてますが、今年1番のヒットです。

あんまり持ち上げすぎると
人気出て予約取れなくなると困るのでやめときます。笑

後はコースにメジマグロはあるものの
鮪は出さず他のタネと仕事で勝負している感も大好きです。

そしてアットホームな雰囲気で、野口親方の柔らかいトークがホントに居心地が良かったです!

旨かった。。またきます!
ご馳走様でした!

【おまかせコース27,000円(税込)】
※お会計は現金のみですのでご注意ください。

🍽水蛸の黄身酒盗和え
黄身酒盗は古典的な日本料理。黄身酒盗はどの甲殻類と合いそうで修行先で教えてもらった思い出のある逸品を15年振りに作ったそうです。

🍽毛蟹、雲丹の煮凝り
トマトに百合根、出汁で炊いた煮凝りは
土佐酢とトマトの酸味でさっぱりと仕上げています。いろんな薬味で食べる毛蟹、雲丹旨い!

🍽平貝ご飯
塩〆した平貝に硬めのご飯、キャビアの塩味とスダチ効かせた酸味で絶妙なバランスで激旨!平貝の甘味が爽やかに心地良い続きます。

🍽カマスと河豚白子
森の椎茸種菌290号(通称にく丸)を用いて、酢醤油でいただきます。

🍽蛤と京都塚原産の筍お椀
蛤を炊いてから素揚げしているので程よい脂がをお椀で感じます。塚原産の筍は味にえぐみが全くなく軟らかで強い甘みがあり旨い!

🍽鰻×山芋ソーメン
鰻は白焼きにして、醤油ベースの合わせダレをつけて焼いたスズメ焼き。

🍽鮑の焚き合わせ
厚揚げ、チンゲン菜花の茎に鮑は揚げに。

🍽桜鱒幽庵漬けの天ぷら
幽庵漬けにして揚げることによって
非常に香りが立ち強い甘味と余韻でめちゃ旨!
九条ネギのアクセントもよし!
🍣コハダ
🍣伊佐木
🍣車海老
🍣赤貝 山口宇部産
🍣ノドグロ
🍣カンパチ
🍣メジマグロ
🍣鰻くりから巻き
🍣穴子
🍣鰯
🍣干瓢巻き


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?