2024/02/23
沼津→新宿
大学生活のなかで、考えることを支えてくれた二人の在野の書き手のトークイベントに参加した(こういうイベントに生で参加するのは初めてだった)。與那覇潤さんと綿野恵太さん。お二人とも、ポリコレやコンテクストとの距離感を大事にされる方で、また、鬱ないし鬱っぽい状態の経験も自分に重なる。加藤典洋に踏み込んだ発言をされている二人でもある。
低気圧のせいなのか、そもそもそういうものなのか知らないけれど、お二人ともあんまり元気がないように見受けられた。そこにあるある種の停滞感は、現代知、あるいは現代の人間観の停滞感でもあるように思う。
Twitterはしばらく辞めるけれど、綿野さんのツイートだけ毎晩メールで届くみたいなことできないかな。
作品やテクスト読解において考察厨と権威主義が蔓延り、彼らに批評が嫌われるのは、両態度のモチベーションが「正しさ」の追求、不動点への接近にあるのに対して、批評が「正しさ」よりリスクある面白さを求めるからではないか。不動点からの紋切り批評もまたつまらない。
美味しかった日本酒メモ
・蒼空(京都伏見)
・くどき上手(山形)
・仙禽(栃木)
・水芭蕉(群馬)
・黒牛(和歌山)
・金亀(滋賀)
・紀土(和歌山)
・亀の尾
・醸し人九平次(愛知)
・仁井田本家(福島)
・鍋島(佐賀)
・花巴(奈良)
・奈良萬(福島)
・名寄彗星(北海道)
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