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2023年2月の記事一覧
2023/02/21
大工で造園士である父の今の仕事場は、かつて鎌倉に居を構えた、名の知れた明治生まれの文筆家の茶邸である。
父のほかにも若手の職人が何人か入っていて、父は主に、雨戸の建具をつくっているようである。以前も書いたが、小さい頃たまに連れて行かれた現場仕事で「つかえない」自分が嫌だったことが自覚の上では大きな原因で、父の仕事には素直に興味が持てなかった。しかし、実家を離れて京都に出、農家になると決めた今の自分
2023/02/19
子豚が7ひき生まれていた。体調40センチくらい。優勢遺伝の肌色が6ひき、劣性遺伝の黒が1ひき。生まれて3日目だというのに、部屋を開けるとお母さんのところに一目散に走っていき、おっぱいを飲んでいた。左右7こ(?)ずつ並ぶ乳首に、みんなでしゃぶりついていた。子豚には実は7ひき目がいたのであるが、一匹は出産から2日後母の腹の中に残され亡くなっていたらしい。
茨城を出て実家に帰る。
母も父もシルエットが
2023/02/18
ちかごろ左翼を悪く言いすぎる。左翼ってほんとどうしようもねーな、みたいなことばかり考えている。ケン・ウィルバー『万物の歴史』が面白い。
子豚が生まれたらしい。明日会いに行こう。茨城県にきてから寝てばかりなので、体調を仕切りなおしてまた来たい。
ここに住んでいる人のなかには大学を卒業してから20年近く住んでいるひともいる。みんなで子育てして。
ここにきてから、掃除や物の整理が全然されてないなあ、
2023/02/17
風邪が引かない。ホストのみなさんに申し訳ない。部屋までおかゆをもってきていただく。粥。いい字だな。芥川龍之介の「芋粥」を読みたい。
笠井潔、東浩紀が20年代初頭に公開往復書簡をしていたものをまとめた本を読んだ。なかなか面白い。若い世代が、過去から何を受け取って、あるいは背負わされるものを下して行くのか。そもそもそのパラダイムから離れるのか。
2023/02/16
ここ数日更新できなかった。体調を崩していたからだ。
16日から18日までは、wwoof先で寝ていたからその時の様子を少し書く。
内田樹の『町場の天皇論』を読んだ。内田樹がなぜ天皇主義者になったかとか、いかなる思いを天皇に対して持っているか、とか、そういったことは、いろいろな場所に書き散らされていいくつかを読んだことがあった。が、一冊単行本としてまとまっているのを読むのは初めてだ。バラバラに読むとあ
2023/02/15
朝おきて薪割をして少し休んだら、鶏・豚にあげる雑草を刈掃機で集める。そのあとホームセンターに行って資材を買い、畑にイノシシ除けの柵をたてた。
薪割をもっと上手にしたい。
体が疲れて昼休みはウトウトしてしまった。本を読みたかったのに。
本を読んだり、いろいろ考えたりすることと農作業は、必ずや相乗効果を生むはずだ。が、体力がなさ過ぎて今はまだ駄目だ。体力をつけたい。
ぼくは人を(すぐに)見る目がない
2023/02/14
福島から茨城に移動。2車両編成の水郡線が抜けていく道は耕作放棄地のオンパレード。俺にくれ。
夕方からこれから一週間おせわになるところは、有機農業に取り組む共同農園でる。共同農園の意味は代表者がいないということ。共和制であるわけでもなく、選挙で代表を選んだりもしない。みるかぎり、名実ともに完全水平に近い組織であるようだ。
しかも74年にアナキズムに傾倒していた人間が設立したという。熱いな。
いった
2023/02/13
午後からは仕事復帰して、大根の加工を少し手伝う。
動けるようになったのなら、少し動いて体を元気にした方が回復が早いというのは、最近検証しているテーゼである。コロナにかかったときはそうだった。今回はいかに。
夜は肉豆腐をいただく。
また鯖か。マンネリズムだ。列強はジュラルミンの時代だぞ。お前もたまには肉豆腐でも食え!(風立ちぬ:本庄のセリフ)から思いついたらしい。そういえば肉豆腐を食べたことがなか
2023/02/12
ここにきてから、これ以上なくリラックスしているはずなのに、朝の目覚めが早すぎる。眠りが浅い気がする。風邪がうつったのも、自律神経が乱れた結果、免疫が落ちたからだろう。ホストは治るまで居ていいからと言ってくださる。ごく潰しに優しい。
スマホの画面が全く反応しなくなった。再起動しようにも電源すら切れないので、充電が切れるのを待つしかない。(今調べたら強制終了もできるそうで、試してみようと思う。)
2023/02/11
朝起きたら、風邪をひいていた。ホストのお子さんがもらってきたウイルスをホストのご主人と奥さんがもらって前2日くらいダウンしていた。自分には幸い感染ってないなあと思ったら、すこしのタイムラグののち、見事に寒気を覚えた。そしてバトンはわたされた、である。
福島まで来て…ひ弱である。
雪は朝まで降り続き、足首まで優に埋まるくらいは積もっている。ソレルのスノーブーツを買って履いてきてよかった。
今日は宮
2023/02/10
wwoof①
畑の雑木キリをつづけた。
新調したばかりのワイヤレスイヤホンの片方を雑木林に落としてしまった。福島にくるバスで手袋も落としたし、なんでこう、自分はものを大事にできないのだろう。ほとほと嫌になる。
ホストの方にそれを話すと、やっぱりどうでもいいものに囲まれるとものへの愛着も弱まる、自分の好きなもの、納得いくものを周りにおけば、自然と大事にするようになるよ、とおっしゃっていた。
確かにホ
2023/02/08
ウーフー①(5日目)
午前ラズベリー畑の草刈り
午後刈り払い機講習。
雑木切り
刈り払い機のような体の延長としての道具を上手に使えるようになりたい。明日は1時間続けて動かしていく。頑張る。
毎晩『赤毛のアン』を家族揃ってみるが、村岡花子の言葉遣いが、夜おちつくには心地が良い。今日はマシューが逝去。
鈴木邦夫追悼で、マル激ゲスト会がYouTubeにアップされた。勉強になる。
晩御飯は肉屋さん
2023/02/07
ウーフー①(4日目)
お世話になっている家庭の奥さんと旦那さんが結ばれた一つのきっかけが『風立ちぬ』にあったと聞いて少し驚く。
奥さんは、かつて看護師として働き、そして紆余曲折を経て、農家にたどり着いたらしい。農家としてのあり方に喜びを覚えており、また明日はどんな面白いことをしようかという楽しみを常に持っており、さらには10年後はどうしようかという夢ももっている。そのうえ朝ご飯はいつも丁寧に作り