未来
うちにあるマンガの中で一番古いのが、
『漂流教室』。
ボロボロの単行本を久しぶりに開いて、
昨日からずっと読んでいる。
何度読んでも、
恐ろしい。
何度読んでも、
深い。
朝日新聞社・黒田健朗さんの記事を見つけた。
「未来を予見するっていうのはどういうところが根拠かと言ったら僕は、人間の世界というのは、人間がこんな風にありたいと思うことが現実になっていっているだけ、と考えています。とは言え、自然からの影響もありますし、一概にはそうと言えないところもありますけどね。
(…中略)
そういったことをつなげていくと出てくる未来って、大部分が自分たちが今やっていることの結果だと思うんです。」
(「楳図かずお先生 書面インタビュー」より)
「自分たちが今やっていることの結果」が、
『漂流教室』に描かれているような未来につながらないように、
「未来を予見」しながら、今を生きていきたい。