有岡博

人の心をデータで科学するマーケティングサイエンティスト。ASEANのどこかに在住。 Marketing scientist who can deep-dive to insight. Living somewhere in ASEAN.

有岡博

人の心をデータで科学するマーケティングサイエンティスト。ASEANのどこかに在住。 Marketing scientist who can deep-dive to insight. Living somewhere in ASEAN.

最近の記事

なぜ今の時代に国会議員が必要なのか

国会議員とは、憲法第15条で定められている、保障された選挙権を国民が行使することによって選ばれる人たちだ。民意によって選ばれた国会議員に一票を託すことで国を動かすのが代議制民主主義となる。 ふと、国会議員はなぜ必要なのか、と思うことが多い。 自分の中の定性的なイメージは、議会で寝ていて、偉そうに抗弁をうつ人。彼らが代議されている理由は、大きくは以下2点だと思う。 1.充分な議論をするため 多くの国民が、政治の議論に参加している時間がないため、彼らが代理となって議論してくれる

    • 日本からの海外駐在員≒3000万円の意味

      普段はASEANのある国で仕事をしているが、コロナ禍は本格的な世界との戦いが個人レベルで始まったな、と感じている。マーケティングの世界でいえば、オンライン上の戦いはプラットフォーマーありきだし、そのソリューションをベースに独自のスキームやサービスを構築するのに国や言語はあまり関係ない。生活シーンでも、コロナを通じて、共通化された生活様式が強制的に強いられることで、また少し海外と日本の距離は縮まったと思う。 一昨年、あるプロジェクトで自分の下に本社から駐在員が送られてきた。彼

      • 国家と個の距離感

        誰もが簡単に世界中の情報にアクセスできるようになって、身近に色々なトピックについて語る事が可能になった。ある意味便利であり、ある意味危険な状況なのだと思う。 なぜなら、関係ない人があたかも自分事のように首をつっこめる。ワイドショーがその典型だが、個人的に専門性が高いわけでもないタレントのヤジや薄っぺらい総評を聞きたいわけでもない。今までは、テレビがそのような手法で視聴率を稼いできたが、誰もがビデオカンファレンスで参加できるようになると、専門性の高くないタレントは淘汰されるだ

        • 家族はつらいよ

          コロナ禍によって、家にいる機会を強制的に強いられて家族について改めて考える機会が増える。今まで全然に気にならなかった何気ない家族の行動が自分の気持ちに影響を与える。 妻 ・人使いが荒い(わかっちゃいたけど) ・旦那の仕事については他人事で、ほとんど気にしてくれない ・長女のお受験への関与が思った以上に高い 長女(5歳) ・言うことをちゃんときくいい子 ・集中力がある ・ストレスを多少感じながらも新しい環境への適応力は高い 次女(1歳) ・寝付きが悪く、夜中に何度も起きる

          ワーケーションの実践

          普段は駐在員として海外で働いているが、このコロナ禍を利用して、ワーケーションを実践してみている。というか、自然とワーケーションになってしまっている、といった方が正しい。 自分が勤めている本社は東京のど真ん中に位置するが、今回住んでみているのは六甲アイランドというところ。一度大震災のときに価値が暴落している場所だが、これまた東京と海外にしか住んだことのない自分からすると大変住みやすい。生活上必要な、公園、スーパー、飲食店、運動施設を徒歩圏内に有しており、駐車場も無料。(以前、代

          ワーケーションの実践

          情報という名のブランディング

          SNSの発展によって、誰もが簡単に情報を発信できる時代になった。キュレーションという言葉でも言われているが、新しいニュースに対して最近の皆の群がりように辟易するシーンがよくある。ニュースを発信(実際はただコピペしているだけだが)することが自分自身のブランディングになり、あたかも”俺知ってるぞ”感が漂う。自分の得意領域や強みに寄せて、一言その事象にコメントをつけてRetweetすればあたかもその人が、そのつぶやいた事象に対しての専門家に見えてくる。 ニュースをみて、何を感じて

          情報という名のブランディング