自分の基本トーンをトーンスケールで決めておく

人気の本「嫌われる勇気」で「感情は出し入れ可能なもので、人は自分の都合に合わせて感情を作り出している」ていうアドラー心理学の考え方が紹介されてますけど、感情がコントロール可能なことは俳優さんたちが証明済みですよね。

実は10年近く前に俳優養成所に半年ほど通ったことがあるんですが、そこではアメリカの手法を多く取り入れていて、面白い訓練をたくさんやったんですよ。掌の上で実際にはないレモンを5感で感じるトレーニングとか(アルパチーノとかはこのメソッドを実際に使って訓練しているらしい)、即興で目の前の状況から劇をチームで作り上げていくトレーニングとか(インプロビゼーション、略してインプロと言います)。

他にも色々やったんですが、その中で感情をコントロールする面白い手法を教えてもらったんです。音楽を再生する時ってボリュームを上げたり下げたりするじゃないですか。あの感じで感情もコントロールできるのです。数値を調整することで必要な感情にチューニングする手法。それを図にしたのがこれです。

アメリカのサイエントロジーという(ちょっとカルトな?)団体の生み出したもので「トーンスケール」と言います。トムクルーズなんかはサイエントロジーのメンバーで、この手法を使っていると言っていました。

この数字は自分のエネルギーレベルなのだそうです。エネルギーを高めれば高い感情が引き出せるし、エネルギーを下げれば低い感情を引き出せる。

それで悲しみや怒り、満足感、楽しい、熱狂といった感情にチューニングします。

この時に知ったのは、好奇心やゲーム感覚が非常に高い感情のレベルだということでした。すごく意外に思ったのを覚えています。皆さんはどうですか?


どうして今日はこんなことを書いているかというと、僕はおとといから「ちょいワクワク」にチューニングして生活してみています。上の絵でいうと3.0くらいかな。今日で3日目。

実際にちょいワクにチューニングして生活すると、気持ちいい状態が続くので、感情レベルが低い時には面白いと感じなかったことが面白く感じるようになります。本当に些細なことが楽しく感じるのです。

当然生活すると疲れてきたり嫌なことがあったりして落ちることもあるでしょう。でも自分の基本トーンをトーンスケールで決めておいて、何かあっても最終的にはそこに戻る習慣づけをすると物事がうまくいきそうだなと思ったのです。

まだ3日目ですけど、この習慣を1ヶ月、2ヶ月と続けていったらどうなるのか楽しみじゃないですか?

というわけで僕の「ちょいワクワクはずっと継続することはできるのか?」実験の途中報告でした。興味のある人はぜひ一緒にやりましょう。面白いですよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?