無題3

食への意識が変わってきたグループ断食5日目

水と塩だけ断食3日目が終わった。

今日から回復食に入る。


昨日は朝から元気が出なかった。

動くのがつらい。

食べないで寝てれば風邪というものは早く治るものだと思ってたのに、今回はなかなか治らない。


おとといの夜から悪寒がひどくて寒気がする。

他のグループ断食メンバーも同じように寒くて仕方ないと言っている人がいたので、冬の断食にはつきものなのかもしれない。


寒くて仕方ないのでお風呂が気持ちいい。

昨日は家族で近くの温泉施設へ行った。

心地よすぎていくらでも入っていられる。


もともと僕は水風呂が好きだ。

でも断食中の今は水風呂に入るのがためらわれた。

「心臓発作とかになったらこわいな」

そう思ったのだけど、水風呂の快感が懸念に勝ってしまい、入ることにした。


「うっひょー!きもちいい!」

水風呂は結果的に全然オッケーだった。

むしろ元気を失っていた僕を覚醒させてくれた。


温泉に浸かって水風呂。

これを何回か繰り返していたら激しい立ちくらみがきた。

「あ、やばい!」

そう思って柱につかまったとたんに目の前が真っ暗になり、意識が飛びそうになる。

嵐が去るのを待つ。

断食中は脳内のエネルギーが糖からケトン体に変わるためなのか、立ちくらみが起こる。

しかし今回のはかなり長かった。

あやうく意識を失って転倒するかと思ったんだけど、ギリギリのところで目の前に画像が現れた。

「あぶないところだった〜」

ホッとしたところでお風呂から出た。


午後は家の近くにある日当たりの良いシェアハウスへ行った。

「日光浴が断食中に心地よい」と他の人のブログに書いてあったからだ。


大正解だった。

ひだまりで寝ているネコの気分。

ずっとここにいたいと思った。

元気回復。


ようやく翌日の回復食のことを考えられるようになってきた。

回復食1日目は梅流しというものを作って飲むのだ。

無添加の梅干しと大根をコトコト煮込み、その汁を沢山飲む。

梅干しと大根のデトックス効果で、断食によって排出しやすくなっている宿便が出るという。


スーパーに行って大根を買う。

ついでに絹豆腐とキッチンペーパーも買った。


実はおとといくらいからビーガンレシピに興味が出てきている。

ビーガンというのは動物性食品を取らないベジタリアンのこと。

「ビーガンレシピ」で調べてみると、ヘルシーなのに美味しそうでボリューミーなものや、おしゃれな食べ物がたくさん出てくる。

どうせ断食によって身体が浄化されているのだから、このまま健康意識の高い食事を取る週間をつけたいと思った。

断食のおかげで食への意識も変わりそうだ。


向こうのキッチンではお鍋の中で梅流しの梅干しと大根がコトコト揺れている。

3日ぶりに味のあるものを口にするのが楽しみで仕方がない。

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