先進党、崩壊の真実
はじめに
皆さま、いつも私のnoteをご覧頂き、ありがとうございます。
元先進党の副代表を務めていた城谷でございます。
ITに特化した日本初の政党である「先進党」は突如として崩壊したわけですが、その後再び志を同じくする仲間で集まり、新組織を発足させることとなりました。
その最初の取り組みとして、なぜ先進党は崩壊してしまったのか、どういう経緯があったのか、我々の方で振り返り、総括を行いました。
そして、「先進党とは全く違う組織になったんだ」と皆様から信頼していただけるように、今回の振り返りを公開することに決めましたので、ご覧ください。
崩壊の経緯
2020年5月後半、副代表兼採用担当の城谷氏と代表の近藤氏は、
新規党員の採用に関して2回ほど既存党員から指摘を受けた。
1人はかなり社会的な影響力が大きく、その採用に関して「リスクの見積もり不足」「貴重な時間を割いて参加するプロに利益を提供できる基盤が脆弱であること」などを理由に大きく反発が生じた。
もう1人は会計やブロックチェーンを学んでいる向学心の高い人物だったが、情報流出リスクの高さや参加後の発言に対する安藤氏、元役員N氏など複数の党員の反発があり、急遽役員会議を招集して除名を行った。
この2件の採用に関する失態があり、安藤氏は代表参与という外部アドバイザーのような地位にあったが、独断で物事を決め、提案ではなくそれを決定事項として通告するようになり、発言力を増していった。
新制度はコンプライアンスチームという新組織を発足させ、そこに党員の意見を集約させて役員とやり取りするという制度の予定であった。
2020年5月30日、安藤氏が突如としてSlackチャンネルを次々にアーカイブし始めた。
その後、Slack上での役員会議が近藤氏、城谷氏、N氏、安藤氏4名で急遽開催された。 その理由としては、安藤氏が主導する新体制の中に「城谷氏の名前だけが含まれていなかった」ことへの彼の反発が大きい。 それも含めて、城谷氏は以下のような主張を行った。
・城谷の立ち位置が不明
⇒新体制において役員の中で唯一言及がなく、客観的に見たとしても組織から排除されているように見え、
不透明な気がする。
具体的な言及纏め
近藤⇒最終決定者
城谷⇒???
N氏⇒コンプラ・ビジネス担当
安藤⇒コンプラチームの選挙対策部長
・コンプライアンスチームが情報の非対称性のボトルネックになる可能性
⇒良くも悪くも今までのようにフラットに情報が行き交うわけではなくなるのなら、
今まで以上にトップ層と現場の情報の非対称性が拡大するので、何か特別な対策などあるか
それに対する回答が以下であった。
そしてそれに対して城谷氏が「降格となるのであれば、いきなりの通告ではなく、事前に一声かけるくらいは礼儀としてあってもいいのでは?」と伝えたところ、安藤氏は以下のように返答した。
その後城谷氏から臨時にオンライン通話での役員ミーティングの開催を促し、再度城谷氏だけ名前がなかったことへの説明などを求めていたが、結論としては「城谷氏の気にしすぎ」という結論で議論は打ち切られた。
そのままの流れで将来的な報酬の話になった際、城谷氏の失態や取り組みへの熱意などに関して安藤氏が激昂し、恫喝(誇張ではない)を行った。城谷氏は指摘を受け止めるために、ミーティングを1時間程度で切り上げるよう提案をし、その後以下のようなメッセージを安藤氏が流した。
2020年5月31日、bonさんというTwitterアカウントから、先進党の参与であった安藤氏に対して、疑念の声が上がった。
安藤氏が顔も名前も出せず、また根性論的な発言や先進党を私物化するかのような発言が目立ったことに対する追及のツイートが大半であった。
15:02 @bon03662278 @senshintou 代表さんと副代表さんの言ってることはすごくわかりやすいのですが、一人でshinというアドバイザー気取りの方はなにがしたいのですか? 政治をするのに仲間だ殴るくらいの根性論だとか言ってますがこのshinという方だけ反社会活動の人みたいなことしか言ったりやったりしてるのはなぜ?
15:11 @bon03662278 @senshintou 見るようのアカウントだったが 党は沢山あるからこそよく見て 比較してこの党のここがいいなとかできるのにまず党がまとまってないんじゃ誰も信じませんよ 当然先進党さんの話が魅力的な部分もあるし足りない、多すぎるのもあります。 認めてもらうには独りよがりをどうにかするべきでは
15:34 根性論や経験数が大事だとか休みなんて気合いでほにゃららとか言う人ってまだいるんですね。。 先進党さんはそういう体力理論でやるんじゃなくて合理的に頭を使うと思ってました。残念でなりません。 この人がある種 党のブレインコントロールどころか悪い意味で洗脳してるのでは?? @senshintou
17:24 @senshintou @Generalist_of_R アカウント消されたことについては名前を隠さないといけないだけのリスクや後ろめたい記録かなにかがあるんですか? 偶然名前がヒットしたのか知りませんが。 他の政治家にこんなことする輩いないとおもいますが。 https://t.co/jurAlaXLJK
18:53 @bonyagamiright @senshintou ん?どんどん怪しくなってきてませんか?
20:40 @senshintou 【誹謗中傷の対応について】 先進党、及び先進党に関する人に対しての誹謗中傷と判断される発信内容について、弁護士等の然るべき専門家や機関へお伝えし対処いたします。
一連のツイートを受け、安藤氏は即座に自身のTwitterアカウントを削除し、またパスワード変更によって城谷氏から先進党のTwitterアカウントの管理権限を剥奪した。更にbonさんの指摘を誹謗中傷と受け取り、警告することで事実上の言論封鎖を行った。
そしてその日の夕方頃、突如安藤氏が今までの感謝のメッセージを全体チャンネルに投稿した。突然の内容に党員一同困惑した。
夜には予定通り週次全体ミーティングが開催された。代表を除く役員職を廃止と組織再編について事前に議題に上がっていたが、安藤氏が参与を辞するという突然の報告があった。
複数の党員からコンプライアンスチームの目的や具体的なミッション、またbonさんのツイートを踏まえて安藤氏自身への疑問が出た。コンプライアンスチームについては責任者のN氏の不明瞭な回答に終始し、安藤氏自身については「私が辞めるということに関して、人には受け入れられない部分があった(ことが原因である)。私が実際どうとかじゃなくて、そこは真摯に受け止めるので、辞める事を近藤さんに伝えた」と答え、自身がかけられている正体への疑念については一切回答に応じることはなく、ただ辞任するということのみが伝えられた。
全体ミーティング後に近藤氏は城谷氏に電話を掛け、「安藤氏に関する追及はしないように。するのならば除名を行う」という口封じを行った。また党員からの個別の問い合わせについても、同様に「安藤氏への追求には対応しない」と応じた。
その後2020年6月2日に先進党の公式Twitterアカウントが削除され、翌6月3日にはSlackのワークスペースと近藤氏の先進党代表としてのTwitterアカウントが削除された。
そしてその間、近藤氏は城谷氏以外の党員には先進党を解党する意向を個別にメッセージで送っていた事が判明しており、6月3日を以って先進党は事実上崩壊を迎えた。
故に先進党崩壊は単なる派閥争いではなく、安藤氏の脱退に疑念を持つ党員からの疑問に答えられなくなった近藤氏が先進党を解党したものである。
安藤氏とは何者なのか?
以下は安藤氏が先進党に残したプロフィールである。
安藤進 【得意分野】 エージェント、バックマネジメント、渉外ゼネラリスト、相談役、助役。
【性格】 自由一点。
【経歴】 東京都目黒区の病院にて出生、横浜市中区、2歳より父の仕事の影響で英国のべスナルグリーンやオックスフォードに計3年、帰国して世田谷区へ移住した1年目は麻布にある枝光会系の幼稚園に編入、小中学時代より政治に関心を持ち政治家を目指す。 のちに祖父の勧めで政治団体と交流するなど民族派政治活動家として学生の傍ら、個人的に活動に専念。
時代背景(不良ブーム)もあって14歳から渋谷や横浜など夜街に繰り出してアウトローの道を知る。
政治経済の知識は独学。
また当時お世話になった某団体の会長や、個人的に興味を持ち学んだ戦後のフィクサー なる思想家「安岡正篤」氏、実業家「安藤明」氏、また民族派活動家である「赤尾敏氏」や「野村秋介」氏のような愛国運動の在り方を模索しながら戦後ポツダム全政党打倒、中道路線を思想の軸とした行動派を目指していた。
(17歳の時には某政治団体の勉強会においては既存の政治思想及び国防、国家成長戦略論以外に福祉介護事業の開拓内容についても講演。)
高校卒業後は上智大学・総合人間科学部、社会福祉学科に入学するも、1年で自主退学。 当時の交友関係はほぼ決裂。
親戚のツテで米国のフロリダ州に計1年半(途中帰国もあり)後に、知人の仕事にジョイントする形で自動車のブローカー(販売マーケット戦略)に関わる。
政治の世界からは離れていたが、ある時偶然に現代の左翼及び中核派の学生運動家をテレビ・メディアで見た際に"日本が憂いる"と感じ、実業をしながら(その時はパブリシティPRのコンサルタント)の25歳の頃に政治の世界に戻ろうと決意。
米国ロビイスト関連(現在はロビイストメンバーも様々な政治的な問題をめぐり対立)の人脈や団体等のコネクションを利用し、衆議院選挙、統一地方選挙運動における議員選挙の相談を受けながら若手議員の事実上選対及び相談役として政治への介入を果たす。
2019年時は初選挙のあたらしい党の橋本ゆき議員の選挙アドバイザーとして活動。
続いて以下は安藤氏自身が口頭で語った内容が中心であり、情報の裏付けが出来ていないものが多く含まれている。
安藤氏は学生時代に反社の人間からお世話になった?ことから右系の政治団体に所属していたことがあり、左派系の政治団体や警察と暴力的な衝突を繰り返していた。いわゆるヤンキーである。そんな折、公安の人間からマークされたと主張していた(公安は素性を漏らせないのでどう考えても嘘だと思うが)。
夫婦仲は非常に険悪だったものの裕福な家庭に育ち、いわゆるお金持ちの学校に幼稚園〜高校まで通った。大学入学後は救世軍という組織と衝突し、上智大学の総合人間科学部を1年で中退した。
その後はいきなりアメリカに渡り、自動車ブローカーとして大儲け。その後日本に返ってきて、不動産ブローカー業や政治活動に精を出すようになった。橋本ゆきという現渋谷区議を去年応援し、4位で当選させた。その後は自民党系の人などの依頼を(なぜか)断り、印鑑から国民を守る党の活動に参加。活動自体は全くしていなかったが、今年1月に城谷氏に「印国党を大きくしないか?近藤さんが動かなく、役に立たないから」と話を持ちかけて来た。ちょうど1月に退職予定だった城谷氏はその話に乗り、組織の拡大に協力することとなった。
安藤氏は去年に大阪の不動産案件で騙されて数千万円の借金を背負っており、現在は友人の父親がやっている不動産企業からブローカーとして仕事を受注している。
安藤氏に関する疑念
上記で少々触れたが、安藤氏は数千万円の借金を背負っており、現在金融機関から逃亡を続けている。そんな折、安藤氏の友人の父親が不動産ディベロッパー企業の重役であり、そこから仕事を流してもらうのだという計画が存在する(口頭ベースなので証拠は提示できないが)。
ところが実際に安藤氏が直接受注するのではなく、「近藤氏の企業(エンジニアファースト)が不動産売買の案件を受注し、それを安藤氏に外注する」という形になると口頭で城谷氏に漏らしていた。
これだけならばまだ違法性はないように見えるが、「近藤氏は外注費ではなく備品費で費用計上し、その分の資金を現金で安藤氏に提供する」という話がある。これは完全にアウトで、安藤氏は「金融機関からの逃亡」、近藤氏は「脱税」を、相互の利益供与関係によって裏付ける事になってしまう。
おわりに
以上が先進党崩壊の経緯と、その原因になった安藤氏の疑惑に関しての全容です。まだ書き切れていないかもしれませんが、主な論点な書き切れたと思っています。
そして今の個人的な気持ちは「組織が取り返しの付かない規模になる前にバグのような膿が見つかり、より進化した組織に生まれ変われるのは喜ばしい限り」という感情です。
難が無いのは無難ですが、難があるのは有り難いとも言います。この機を奇貨にして個人に依存するような組織のあり方を改めていきます。「PDCAサイクルを円滑にする組織運営のプロフェッショナル」が必要であると言うことを認識しましたので、自分自身がその力を身につけると共に、そのような能力を持った人を探したいと思います。
幸いなことに、私を信頼して集まってくださった方々がいらっしゃるので、そちらを中心にまた新組織を発足させようと思います。
新組織は「誰のどんなニーズをどうやって解決する」といった核の部分から未定な上、政党にするか協会にするか営利目的法人にするかも決まっていません。ですので、こちらの経緯も今後noteにて情報発信して参ります。
今回の件でご迷惑をおかけしたすべての方に、代表と参与に代わって謝罪いたします。申し訳ございませんでした。
そして、新組織にご期待ください。よろしくお願いいたします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?