刀鍛冶の里?刀剣ゆかりの地、粟田神社で初詣
今年のお正月は実家に帰省せず京都で過ごしました。大晦日と1,2日は自宅と治療院の両方を家族総出で大掃除。
掃除を終えた後はスッキリとした気持ちで京都東山にある粟田神社に初詣をしに行きました。
京都東山区粟田口にある粟田神社は、平安時代から室町時代にかけて多くの刀鍛冶が住んでいたとされる地。
粟田口に住んでいた天下の三名工と呼ばれる粟田口吉光が手掛けた国宝の「一期一振」は、毛利氏、そして豊臣氏から徳川家、さらには皇室へと伝わった名刀として知られています。
境内には宝物殿があり、刀や剣鉾などのお宝を無料で鑑賞できます。
私の息子は剣道をしていて、私も杖道で太刀の稽古もしているので、今年は粟田神社で初詣をしたのでした。
また、粟田神社の本殿に行くまでの坂道の脇には末社の「鍛冶神社」があり、名工である三条小鍛冶宗近、粟田口藤四郎宗近が一緒に祀られています。
さらに明治天皇の「太刀」という歌碑が建てられていて、
と書いてありました。
そういえば、12月に武道の稽古納めに参加した際に、居合の上段者から太刀の振り方の秘訣を教えていただきました。
細かい内容は書きませんが、要約すると「いかに力まずに太刀の強さを引き出すのか?」そのコツでした。
明治から時代が変遷し、現代の日本は
などで、多くの国民が知らぬ間に国力を吸い上げられる国になっています。(サイレント・インベージョン)
今でも日本人は他国に比べると真面目に働く国民が大半なのに、「失われた30年」とか言って経済が低迷している原因はこのような吸い上げ構造にあるわけです。
それに気づいた人は「精神を真心をこめて錬ひし」、「智慧という太刀を力まず冷静に振ること」が肝要なのかなと自戒を込めて思った次第です。
未来のお正月の光景が、笑顔で満ち溢れるよう願いを込めて。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
小松広明
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