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文章を書く

前回の記事からだいぶ時間が経ってしまいましたが、みなさま、お元気でしょうか。
またコロナが勢いを増しはじめましたね。

DONGURIも相変わらずリモートワークが続いています。その分ひとりでいろいろと考えたり調べたりする時間ができたので、再び記事を書こうと思いました。

前回、「言葉」について興味があっちこっちに行きながらも「言語」との違いを交えて書きましたので、今回は言葉を使って文章を書くということに焦点を当ててみます。

noteでエッセイや小説、アカデミックな内容など、思い思いの文章を書いたり、News Picksのようなメディアの記事に対して自分の考えを述べたり、twitterでちょっとした一言や心情を綴る。いずれも文章の体をなして世に放たれます。ネット環境とアカウントさえあれば誰もが作家にもライターにも、何かの専門家にもなれるということが言えます。

個人としての発信であれば口語体であろうと文法的におかしかろうと、誤字脱字がひどかったとしても特に問題はないと思います。有名人のSNSを引用している記事などで「原文ママ」と書いてあったりしますが、あれは誤字脱字や不適切表現などが含まれていたとしても、引用元の内容には一切手を加えていないから、こちらのミスではないですよ、ということを明示しています。

自由に発言(発信)ができるのは、有名人だろうと一般人だろうと同じです。
最近では、「夜に駆ける」が大ヒットしているYOASOBIさんの楽曲が、小説投稿サイトに投稿された小説を原作として作られていると話題になりました。
作詞はYOASOBIのAyaseさんですが、曲の元になった小説を書いたのは星野舞夜さんという大学生の方です。

僕も文章を書くことは大好きなので、物語を想像しながらエディターに打ち込んだりということをよくやります。YOASOBIさんに曲にしてもらいたいな。。
それはあくまでもプライベートの話。

仕事で文章を書く場合も楽しいことに変わりはないのですが、はたして自分の書いた文章がいろいろな意味で正しいのかを日々、自問自答しています。
クライアントの会社、サービス、プロダクトなどについて、過不足なく、冗長になりすぎず、文章イメージの統一性を担保しながら、魅力を最大化するための文章を書けているか。

例えば以下のようなことを考えながら、推敲しています。あくまでも一例です。

・主語と述語がきちんとわかるか

・助詞/助動詞の使い方は正しいか

・形容詞の表現は適切か

・接続詞は正しいか、重複しすぎて文章がくどくなっていないか

・読んでほしい人たちの興味を引くワード選定ができているか
 
 
など。

もちろん、対象読者によって書き方や文脈の使い分けも必要になってきますので、情報としての理解は必要なため書く前にリサーチをして、業界内でよく目にする単語やその意味、文体や表現方法などを分類整理したりもします。

その上で伝えたい内容の情報設計をして、文章を書きます。僕の場合、あとで削ることを前提に最初はそこそこのボリューム(最終的な文章の1.5〜2倍くらい)で一度書いてしまいます。そこから文の順番を入れ替えたり、ワードを変更したり、多用している接続詞を減らしたり、いらないと思える文をまるまる削除しながら、全体を調整します。

ここ数年、重要性が叫ばれているUXライティングなどは、ユーザー体験に直結するので、本来であれば慎重にやるべきところです。しかし同時にスピードも求められる時代ということもあり、ライターが日々アンテナを張り自己研鑽を続けることが大切です。

自分も何かのユーザーであるという目線を常に持ち、どのような書き方をされていたら納得度や理解度が高まるか、使っていてストレスがないか、良かったと思えるか。また、自分ならどのような言葉を選ぶか、そのようなことを生活の中でできるだけ意識しています。

言葉選びのセンスなどは多少、個人差があるかもしれないですが、ライティングの技術的なものは学ぼうと思えばいくらでも学べます。

UXライティング、コピーライティング、セールスライティング、テクニカルライティング、など種類はあっても、いずれかをメインに勉強すれば、何もしていない人よりは確実に文章力は上がります。並行して別のライティングスキルも身につけていけば学習理解度も高まるのではないでしょうか。

以下は僕が休みなどでまとまった時間が取れる時に、たまにやっている学習法です。学習といっても楽しんでいるだけなので、ほぼ趣味ですが。

・技術書を読むことで知識として理解する

・過去に自分が書いたものと技術書の内容を照らし合わせる

・違和感を覚えていた箇所の理由がわかったら別の表現を考えてみる

・他の人がライティングしたものを読む

・どのような背景で書かれたのかを想像する

・わかりやすい、美しい、など自分の琴線に触れた文章をストックしていく

・知らない言葉や単語が出てきたら辞書で調べてストックしていく
 
 など。

「好きこそ物の上手なれ」という言葉が本当なのであれば上手に書けるようになるはずなので、これからも言葉と遊んでいきたいと思います。
同じようなことを考えている方は、一緒に楽しく頑張りましょう。

連休3日目、外は雨。

雨の日はいつもよりも文章を書きたくなるのは僕だけですか?

それでは、またいつ書くかわかりませんが次回もお会いできれば。
次はおすすめ本の紹介でもしようかな。

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