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第4次産業革命

クリスマスも通過して、激動の2020年が終わりを告げようとしております。

今年は何かブログで書こうとすると、必ず付きまとってきてしまった新型コロナウィルスの話題。

それくらい社会が受けた衝撃は計り知れず、現在進行形の大問題でありますが、敢えて前向きに捉えるならば、生きている間にこれ程の未曾有の危機を経験したことは、残りの人生で必ず役に立つハズ。


そしてさらに、この疫病を克服するために人類の進歩はちょっとだけ加速したかもしれません。


最初にこの記事を書こうと思ってから半年くらい過ぎてしまいました…
なぜなら書こうとすると長くなることが分かっていたから(笑) 興味がある人は最後までお付き合いください!


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2016年頃から世界的に唱えられ始めた「第4次産業革命」。


産業革命というと、教科書に載っていたイギリスの「第1次産業革命」を思い出す人も多いはず。

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それまでの動力から蒸気機関へ。産業の効率化で国力を増強していきました。これが1700年代後半から1800年代前半。


そして世界へと広がっていきその後「第2次産業革命」へ。

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1800年代後半に軽工業から重工業へシフト。電力や化学技術の革新で大量生産が可能に。



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そして1900年代後半にコンピュータが登場し「第3次産業革命」が起きます。エレクトロニクスとインターネットの普及により大きく社会構造が変化しました。


この第3次が今現在も続いてるんじゃないの!?っていう気もしますが、最初のコンピュータ誕生から半世紀ほど経過しているらしいので、たしかに昨今のIT発展は第4次と呼ぶに相応しいかも。


主題の「第4次産業革命」はというと、「IoT(Internet of Things)」とそれらをコントロールする「AI(Artificial Intelligence)」、AIが学習を重ねるためのさまざまなデータである「ビッグデータ」が3本柱とされています。

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未来で、”21世紀前半の「第4次産業革命」を経て社会構造が一変した”とか語られているかどうかはわかりませんが、今起きているデジタルシフトは明らかに大きな潮流であり、今回のパンデミックはこの世界的な流れを加速させました。


そして一番それを痛感したのが、今年の5月か6月に流れたこのニュース。


GAFAM「Google(グーグル)、Apple(アップル)、Facebook(フェイスブック)、Amazon(アマゾン)、Microsoft(マイクロソフト)」5社の時価総額が、東証一部上場企業の時価総額550兆円を上回ったというもの。

なんとたった5社でです笑



世界的に株価は落ち込み、先が見えない中で、米国のナスダック市場だけ圧倒的に回復が早く、GAFAMは史上最高値を更新して市場をけん引しました。

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そしてそれは今もなお続いていますね。

GAFAMやその他多くの成長企業が属するナスダックの急激な伸びは、他の市場の回復スピードとの対比からも、何か未来を暗示しているように見えるのです。


そう、それは言わずもがな、「インターネット」という新しい世界。


まさにこの5社はその領域の覇権争いを繰り広げており、まだまだ天井が見えない大きなビジネスモデルの中で永遠に成長しようとしています。

この新しい世界の重要なポイントをすべて抑えており、どう転がってもGAFAMが儲かるようになってます笑

このポイントこそまさに今が「第4次産業革命」と言える所以です。


インターネット以外ではこんな事例も。

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GAFAMではないですが、投資家人気も高いアメリカの自動車メーカーのテスラ社。

我らが世界のトヨタを時価総額で抜いて世界首位に輝いたというニュースが7月頃に出ました。

イーロン・マスクというカリスマ経営者人気も手伝って、現在の収益性や車の販売台数・市場シェア率よりも、今後の成長性が高く評価された結果ですね。

環境問題に重きを置くバイデン氏が大統領選に勝ったことも電気自動車関連のテスラを後押し。

調整はするでしょうが今後もグロース株の筆頭でしょう。




パンデミックの襲来は、一時代を築いた大企業を経営破綻に追い込み、いままで当たり前だったことが当たり前ではなくなった瞬間に多くの産業や市場を廃れさせました。

同時にそれは、多くのチャンスも生み出していると感じています。

株価はその「時代の変化」を先に反映しています。

コロナ危機はこれから起こりうるイノベーションの原動力と捉えられているからです。



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日本でも平井卓也デジタル改革担当相を長として、2021年にデジタル庁が発足します。

今よりさらにDXは加速するでしょう。

第4次産業革命における雇用と労働生産性についてなど、内閣府のページに国の考えが載っていて興味深かったのですが、長くなったのでまた次回へ。


これだけデジタル押しな記事を書いといてなんですが、実は古き良きが大好きで昭和の世界観や街並み、今からすると便利じゃなかったあの時代にとても魅力を感じている一人です。

トヨタが推し進めるスマートシティー「ウーブン・シティ」みたいな着想で、どこかの郊外の街をまるごと「昭和化」して観光をメインに商業化できないですかね?

見た目はどっぷりあの雰囲気を味わえるけど、中身は最新のデジタル化で整備、アフターコロナのインバウンドと昭和回帰志向の中年~高齢者をメインターゲットに展開。

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少なくとも自分はこんな街があったら行ってみたいなぁ。








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