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シンドバッドがいた国/オマーン旅行記

アブダビからマスカットまでは1時間もかからず到着した。

オマーンは友人がいる。
日本でうちの宿に長期滞在してくれたことをきっかけに仲良くなり、今回の訪問に繋がった。

久しぶりの再会
爆速車で街を巡る

訪問をとても喜んでくれ、忙しい中仕事を休みまで取ってオマーンを案内してくれるという。

感謝してもしきれない。

ランチとシーシャ

早速ランチとシーシャ。
平日の昼時だが、民族衣装の男たちでいっぱい。
ディスターシャという民族衣装は正装であり、仕事の際常に着用する慣習。
弁護士である彼も毎日この服装で仕事をしており、フォーマルな際は常に着るものらしい。

昼過ぎにここにいる人は仕事を全員サボってるオマーン人とのこと。
中東諸国あるあるで男はダラダラお茶を飲み、とにかくおしゃべりをしている。

ところで馴染みのない国オマーン。
マジでサウジアラビアの横に位置し、多分産油国、時々サッカー代表が日本と当たるくらいの認識しか実際なかったし大体の人がそうだと思う。

まず、オマーンは有名なアラビアンナイトのシンドバッドの故郷(という説は近隣国で未だ揉めているそうな)。

親日国として知られ、実際に日本に対する信頼と人気は高い。
街中にはトヨタを代表する日本車が溢れ、マスカットを走る50%は日本車だ。

治安は非常に安定しているらしく、街中でもホームレスのような人は一才見ない。

友人曰く、荒廃していた前々国王から無血クーデターを成功させ国を民が潤う方向へと導いたカーブス前国王の力により急速に国は発展。
彼が小さな頃は電気など必要なライフラインすら無かったが今は電力を海外へ輸出するほど力をつけた。 

オマーンの人口は400万人ほど内250万人はオマーン人と言われ、その他は他のアラブ諸国同様出稼ぎ労働者(フィリピン、インド、パキスタンが多い)が占め、ブルーカラーは基本出稼ぎ労働者。 

「移民が治安を悪くする」というイメージが欧米諸国中心にあるがオマーンではそれが少ない。 
実際、友人が間違えて多くキャッシュを支払ってしまった際はわざわざ「多かったよ」と返却する光景を見た。それが一般的らしい。 

問題はあるのかもしれないが、政策としてオマーン人を優遇はするが出稼ぎ労働者にもゆとりある生活ができる社会になっているのを感じる。

中東のスイスと言われ、他国に武力的な干渉はせず中立と平和を目指したカーブス前国王の影響は様々なところに出ている。 


日が暮れるとマスカット近郊のマハトラフォートへと連れて行ってくれた。

フォート
海が見える
フォート

上に着くとちょうどアザーンが流れる。


アラビア海が見渡せとても綺麗。

とても良い初日になった。 


フォート入り口。最近階段が整備された。
綺麗なモスクが至る所に
初日になぜがアサヒビール
オマーン初の日本食レストランにご挨拶
アラブのお魚ハムールのお刺身。大味だけど美味しい😋

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