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三宿Web卒業生として
まずはじめに、卒業生と言ってもその「場所」から離れた訳でも、その「場所」に二度と戻らない訳ではないです。
5年間スタッフとして働いていた僕は、その「場所」で得たものを使って今を生きているという自覚があるので、あえていつも近くに感じながら三宿Webを卒業した者として伝えたい事を書いていきたいと思った訳です。
今日は朝からとっても焦った。
三宿Webが閉店するという知らせ。
言わずもがな、昨今の新型感染症対策における店舗営業の厳しい現実があったから。
全国でクラスターが発生する要因として真っ先に危ぶまれる業界。
三密対策において営業を自粛せざる負えないのは他の店舗も同じ。
この数ヶ月で惜しまれながら閉店したライブハウス、クラブは少なくありません。
個人の気持ちとしては「閉店か... ショックだ...」というシンプルな感想より、「うわっ!まずどうすればいいのかな!?」という想いでした。
すんなり受け入れられないのが本音です。
実際問題、お店自体が「閉店」という事にも抗いたいのですが、まずSNSでの反響を見るとおり、「想い出」と共にたくさんの人が「三宿Webがなくなる」という事を悲しんでいるという事を実感しました。
「あそこで出会ったから...」、「あのイベントがあったから...」
あんな小さい箱の中で起きた出来事はそれほど大きいものだったと。
まず歴史が長い。
僕が三宿Webに入った当時でさえ14周年で、昨年25周年を迎えた老舗中の老舗クラブでした。
僕はそんな中のたった5年程だけど、ほぼ全ての営業においてバーカウンターにいました。
そんな僕目線での想い出を整理しながら、今後自分に出来る事があるならば...!という想いです。
この場所でこれから書いていく事は自己満がほとんどですが、一つだけ言いたいことが。
確かに現状は飲食業態に関わらず、食らいついて摩耗しながら事業を続けることが困難なケースが多いです。
誰かが無理をしながら「三宿Webを続けてくれー!」とは言いません。
その先三宿Webが閉店するにあたって、何かしらの形でもいい。
なんなら場所が変わってもいい。
箱がなくてもいい。
時々でもいい。
イベントでも、グループでも、ジャンルでも、もはやスローガンでもいい。
どこかに存在していけるような事を模索していきたいです。
まさにWebという名の通り、あの場所で繋がったご縁はなくなってはいないから。
あくまで全ては我らがボス、店長ナガサワさんの意向を尊重しながら、僕は僕で出来る事をしていきたいです。