Application Transformer for VMware Tanzu
アプリケーションモダナイゼーションの課題
アプリケーションモダナイゼーションは顧客に迅速に価値を提供したいと考えるすべての企業にとって最重要課題となっています。
しかしほとんどの企業にとって、アプリケーション・モダナイゼーションへの道のりは、時間がかかり、複雑で、コストがかかり、また企業のデジタル・ポートフォリオの量、種類、複雑さを考えると、幅広い技術的スキルが必要となり、手をつけることすら困難な状況です。
また既存システムの可視化ができていないため、既存のVMインベントリとそのアプリケーションの依存関係をマッピングするのは、面倒な手作業となっています。
さらにデータセンターはいかなる時も変化し続けており、アプリケーションは常に、定期的に、導入・更新・廃止され、組織のアプリケーション全体の状況・状態を、いつでも明確に把握することが困難です。
Application Transformer for VMware Tanzu
Application Transformer for VMware Tanzuは継続的なアプリケーションモダナイゼーションエンジンであり、以下を可能にします。
・アプリケーションの発見と分析
・推奨されるモダナイゼーションアプローチの選択
・適切なレガシーアプリケーションのコンテナ化を
この革新的なツールにより、お客様はオンプレミスのvSphereやVMware Cloudなど、VMwareベースの環境全体でアプリケーションを簡単に発見し、分析することが可能です。
このツールは5つのR（Retain、Rehost、Replatform、Refactor、Retire）の観点から、組織のビジネス目標に応じ、各アプリケーションでの最適な対処方法を提案します。
またアプリケーションのコンテナ化もツール内で行うことができ、最終的には新しくモダナイズされたアプリケーションをVMware TanzuのKubernetesクラスタにデプロイすることができます。
Application Transformer for VMware Tanzuは、VMwareのお客様にアプリケーションモダナイゼーションの過程を、自分の好きな頻度でカスタマイズする能力を提供します。
つまりDXを成功させるための理想的な条件を整えます。
発見
Application Transformer for VMware Tanzuは、VMware Toolsを使用し、vSphereベースの仮想マシン内で実行されているすべてのプロセスをシンプルかつ非侵入型で特定します。
さらに発見されたプロセスの表示ラベルをカスタマイズし、メタデータを追加することも可能です。
これには既製のアプリケーションや組織内で実行されているカスタムアプリケーションを特定するためのカスタムネーミングパターンの定義も含まれます。
分析と提案
Application Transformer for VMware Tanzuは、仮想マシンや外部システムに依存するすべてのアプリケーションを含むアプリケーション・トポロジーを自動的に構築し、動的な可視化機能を備えています。
（オフラインでの使用も可能）
アプリケーショントポロジーは、オンデマンドまたは定期的に生成することができます。
またアプリケーション全体をほぼリアルタイムに可視化し、モダナイゼーションの対象となるアプリケーションを決定することができます。
コンテナ化
Application Transformer for VMware Tanzuは、Oracle WeblogicやTomcatベースのアプリケーションなど、特定のアプリケーションをコンテナ化するためのワークフローと、実行中のプロセスやアプリケーションをコンテナ化するための汎用エンジンの両方をわかりやすいガイド付きで提供します。
コンテナ化プロセスの一環として、Application Transformer for VMware Tanzuは選択したコンテナレジストリに保存されるOCI準拠のイメージと、デプロイ可能なKubernetesのYAMLマニフェストの両方を提供します。
VMware Cloud on AWSでのアプリケーションモダナイゼーション
Application Transformer for VMware Tanzuは、VMware Cloud on AWSのすべてのお客様にお試しいただけるPreviewを開始しました。
このツールはVMware Cloudのコンソールに統合されており、追加費用なしでご利用いただけます。
このソリューションによりお客様はVMware TanzuとVMware Cloud on AWSの両方を活用し、VMware Cloud on AWSのTCOメリットを実現しながら、アプリケーションモダナイゼーションを実施できます。