キング・クリムゾンのドキュメンタリーを見た!
black midiのライブ記事も好評です。ありがとうございます。
black midiのドラマー、モーガン・シンプソンとビル・ブルーフォードの対談記事を読んでみてモーガンがキング・クリムゾンからのインフルエンスを語っていてそれを聞く嬉しそうなブルーフォード氏に微笑ましい気持ちになりながらブルーフォード氏の音楽に対する独特な語り口についてずっと変わっていないなと思いました。
20年以上前の話になりますが洋楽のプロモーションに携わっている頃、一度だけビル・ブルーフォード氏のインタビューに立ち会ったことがあります。それまでも過去のビル氏のいろいろなインタビュー記事で読んでいた通り、かなりシニカル語り口ながら選びぬかれた独特の言葉のセンスに彼の音楽スタイルと共通するエッセンスを感じたことを思い出しました。
そして断片的に読んでいて放っとらかしになっていた「ビル・ブルーフォード自伝」を最初から読み返し始めました。そしてそんなところにwowowで「キング・クリムゾン クリムソン・キングの宮殿 ドキュメンタリー」をやっていたので録画して視聴しました。とても興味深いドキュメンタリーでしたがあまりnoteで話題になっていないのかまだ書いている方が少ないようです。もしかするとこれは12月20日にBD/DVDで発売されるようなのでその発売を待っている人が多いのでしょうか。
なのであまりネタバレはできませんがドキュメンタリーの中でビル・ブルーフォード氏が80年代クリムソンの二人のイギリス人と二人のアメリカ人によるあのバンドについて強めにコメントしていることが気になりました。先の「自伝」の第8章「ロバート・フリップと仕事をするってどんなかんじ?」でも同じテーマに触れていましたし、ビルにとって70年代や90年代のクリムソン以上に「ディシプリン期のクリムソン」に大きな成果を感じているようです。
そしてちょうど41年前の今日、1981年12月15日に受験生だった私が人生初のキング・クリムゾンのライブを体験したことを思い出しました。
1年前に書いたキング・クリムゾン初来日の記事はコチラ。
「キング・クリムゾン クリムソン・キングの宮殿 ドキュメンタリー」を見ると41年前のあの日、なぜエイドリアン・ブリューがあのように振る舞っていたのかが少しだけわかったような気がしました。いろんなことが縦軸で繋がったので個人的なメモみたいなnoteですが書いてみました!
モーガン・シンプソンとビル・ブルーフォードの対談記事の後編が掲載されている「ロッキング・オン」のバックナンバーは手違いでちゃんとオーダーされておらず到着は年末になりそうです。届いたらきちんとまとめたいと思います。それではまた!