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『「自分のいいところ」がもっと伝わる58の方法』
私、「自己PR」とか「自己アピール」とか、すごく苦手です。
自分を出すのが苦手な最大の原因は、自分のことをうまく話せないのではなく、「どうせ誰もわかってくれない」と、こころのドアを閉じているから
という話が本書の最後にありました。
たしかに、昔の私は少しそういう部分があったように思います。いまはそうでもない(はず)なので、テクニックの部分が足りないのかもしれません。
一緒に学びましょう!💪
実は「相手」が主役
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自分のことをわかってもらうには、当然「自分のことを語る」んですよね。
でも、本書はちがいます。
自分がどれだけ相手にとって、役に立つか、メリットがあるか、サービスできるかを語る必要があるといいます。
たしかに、相手目線になって考えてみると、
全然興味のないことを語ってくる相手よりも、「私にメリットがありそうだ!」ということを語ってくる人のほうが興味がわきますよね。
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本書は、この相手目線がベースになっています。だから、「己」のためではなく「他」のためである自他アピールをしようと書かれています。
毎日がプレゼン
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結局、外に出る、人と会う、仕事をする、ということを考えると、日常生活はつねに「自分を出す」という場面だといえます。
毎日がプレゼンの連続なのです。
そう考えると若干ストレスですが💦、まぁ実際そうともいえますよね。
突然自己紹介を振られる場面はなかなかないかもしれませんが、いつ降られてもいいようにはしておきたいものです。
本書流でいうと、「自己紹介は、自分ができるサービスを紹介する場」です。「三本の矢」でストーリーを語ろうという話がありました。
①志
②独自化のポイント
③魅力的なエピソード
これ、何か事業をはじめる場合にも大事なことと一致するので、ちゃんと考えておきたいところです。
また、ふだんから「組織の看板がなくなってもアピールできるプロフィール」をつくっておくことも大事ですね。
私も、会社の外でも輝いている人には、魅力を感じます。
「ミス」はアピールのチャンス
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ミスや失敗は避けたいことですが、どうしても起こってしまいますね。
でも、そんなときは「アピールのチャンス」だとポジティブにとらえてみませんか?
ミスを2倍、3倍で返すように行動できれば、ミスが吹っ飛んでしまうようなアピールにつながります。
「武器」はつかってなんぼ
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ゲームでRPGをやっていると、新しい強い武器が手に入ったら、すぐに装備してつかいますよね?
でも、
リアルの世界で、新しいスキルや資格をとっても、そのままにしていませんか? 私自身もそうです。大反省です。
自分が提供できる能力を定期的に棚卸しして、きちんとつかっていきましょう!
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「ほめ方」を磨く
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相手に喜ばれる「ほめ方」を身につけようという話がありました。
ポイントは、
①本当に感心したことだけをほめる
②具体的にほめる
③相手が気がついていないところをほめる
というところです。なんだか恋愛などにも応用できそうですね。
これ、直接本人に伝えるのもいいですが、上司などに間接的に伝えるのも効果的ですよね。
「キャッチコピー力」を磨く
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これ、私も磨きたい能力です。ひと言でズバッと伝わるのに憧れます。
本書では「人のこころをつかんで、行動させる一行を生みだす能力」と定義されていました。
そう、この「行動させる」という部分が重要ですね。だから、伝わるためには「自分に関係がある」と思ってもらうことが大事なのです。
その意味では、万人受けしようとしすぎるとぼんやりしちゃって誰にも伝わらないわけですね。
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SNSでアピール
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自分のいいところが伝われば、「いい話」もまわってくるものです。
とはいえ、「話すのが苦手」という人もいっぱいいると思います。私も苦手です。だったら、
「書いて伝えればいい」
と本書に書かれていました。書くアウトプットを続けて、「武器」と呼べるくらいまで磨いていきたいですね。
このとき意識してほしいのは「共感」です。
本書では「共感」を、①好感、②感情刺激、③納得、④称賛、⑤支援、⑥絆、⑦情報価値、⑧心配同情の8種類に分類して紹介されていました。
仕事であれば、メールも自他アピールに便利なツールです。私はレスポンスのよさを意識しています。
「人を紹介してもらえるだけの人」になる
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本書を読んでいて、一番「これだよな」と思った言葉です。
いくら能力がすばらしくても、「人としてどうなんだろう?」という人にはあまり近づきたくありません。
実は、いちばん効果的なアピール方法は自分自身がアピールするのではなく、自分以外の誰かにアピールしてもらうことです。
人間として、自分自身を高めていくことをつねにやっていかないといけないわけですね。
まとめ
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自己アピールの考え方や、そのためのテクニックを学ぶことができました。
一方で、そのまま実践すると「あまりにも他人軸な人生」になってしまいかねないとも感じました。バランスが大事ですね。
「人を紹介してもらえるだけの人」になることは、それだけの人間力を身につけることにもつながります。つねに成長をしていきたいものです。
本日の学びはここまで。読んでいただき、ありがとうございます!
また来てください。👋
きしゃこく先生にご紹介いただきました。
ありがとうございます💪
読書期間 2024/09/14-2024/09/19
初版発行 2022/04/20
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<この記事を書いている「高橋ひろあき」とは?>
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