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『行動することが生きることである 生き方についての343の知恵』
本のタイトル通り、まさに「行動人間」だった小説家の宇野千代さんの「生き方から学ぶ」本です。
「行動」してなんぼ
今年は(も)「行動の年」にしませんか?
年始一発目の読書アウトプットとしてちょうどいいと感じました。
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一緒に学びましょう!💪
素直 × 行動 × 思い込み
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宇野さんは、自分の気持ちにとにかく素直に、とにかく行動していたかたでした。1996年に98歳でお亡くなりになっています。
工夫されていたこととしては、「思い込みの力」(自己暗示)をつかっていたことです。
「自己中でわがまま」
そんな風には見えません。とっても自然なんです。
一見おもしろい生き方に見えるかもしれませんが「本来あるべき生き方」なんじゃないだろうか?読み進めていく中でそう思えました。
章のタイトルにわくわくする
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第1章 人生は行動である
第2章 幸福をはりめぐらせて生きる
第3章 人と人を結ぶものは善意である
第4章 愛は誰のためのものか
第5章 失敗しない結婚のために
第6章 健康は心がつくる
第7章 暮らし上手は生き上手
第8章 人生は死ぬまで現役
実は宇野さんのことは知らずに購入→読み始めました(笑)
「言葉がいいなぁ」と思いながら読んだのですが、さすが小説家です。
「たった一言で刺さる」のですよね。
以降では、私がグッときた文章を紹介します。「そのまま引用」するのはあまり好きではないのですが、今回はそのままの方がいいですね。
ちなみに、本書では宇野さんの「恋愛観」「結婚観」「仕事観」「死生観」なども語られています。
「刺さる」ところは人それぞれだと思いますので、私の紹介で「なんかいいかも」と思ったら、本書も手に取ってみてください。
「行動」で生きる
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頭で考えるだけのことは、何にもしないのと同じことである。
初っ端の文章がこれです。「考えること大好き人間」な私には「アイタタタ」な文章です。別の意味で刺さりますね(笑)
誰にでも、その人の持っている芽、と言うものがある。その芽を太陽のよく当たるところへ出して、ときどき水をやり、肥やしもやっているか、或いはそこら中へおっぽり出して、まるで構わないでいるかで、勝負は決まる。
「強み」や「種まき」の話にも通じますね。行動して育て、成長し続けましょう。
人間て、そこが雨降りだと、世界中どこへ行っても雨降りみたいな気になり易いものですけど、実際にはそんなことはありません。別の場所では、確かに好いお天気で、きれいな花が一ぱい咲いているところもあるのです。ちょっと気を替えて、一刻も早く、別の新しい道を一歩踏み出して見る。
いやなら環境を変える、一刻も早く!とはいえ、現実には「すぐに」とはいかないので「まずは一歩踏み出す」ことが大事ですね。
文字通り、一枚きりのきもので一年中、通して暮らしていたことがあった。(略)人が見たら、あの人は一年中、同じきものを着ていると思ったかも知れないが、それは人がそう思っただけのことで、私には関係がなかった。
他人の目や評価を気にしない!
字を書くのが苦手だ、お針が苦手だ、料理が苦手だと言っていないで、どんなことでも、先ずすることだ。(略)している中に上手になる。
はじめる→続ける→上手くなる。私のnoteはまだまだですが、はじめているし、続けています!
人間の一生で、これでええというのがその人のお了いでございます。
いまに満足しない!成長し続けよう!
さあ、いまからでも遅くはありません。いま、すぐ、何か、あなたに出来ることを探し出して下さい。
はじめるのに遅すぎるということはないですよね!
「素直」に生きる
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いつでも気持ちの悪いことはしない。気持ちの好いことだけをしている。こんな簡単なことはないではないか。
勝手に難しくしているのは自分自身であって、素直に生きれば簡単なことなんですよね。
人間の性質の中で、自然である、素直である、と言うことくらい、美しい、素晴らしいものはない、と私は思っているのでございます。
思っていることをまさに実践されていたわけです。そんな素敵な生き方をしましょう!
私はほんの子供のときから、ただ自分の好きなこと、したいと思うこと、面白いと思うことばかりをして来たような気がする。そうするのが面白いからである。
私たちも子どものころはそうではありませんでしたか?どうして素直な生き方を捨ててしまったのでしょうか。取り戻したいですね。
人のしている仕事と言うものは、決していやだと思ってするものではありません。この仕事が好き、と思ってするものです。
私にとって働くことくらい面白いことはない、と言うことです。
みなさんは、自分の仕事は好きでしょうか?私はいまは好きじゃないので、好きな仕事をするように動き出しています。
物事を決めるとき、何も彼も一ぺんに決めてしまうということは、どんな人にも出来ることではありません。私はこんなときに、先ず、自分はどうしたいと思っているかということを考えます。
私は、自分のことを脇においてしまいがちです。もう少し自分に素直になっていいかもと思えました。
自分の身の廻りに、好いものだけしか、置かないようにすることである。
片づけにも通じる話ですね。
「思い込み」の力
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この「思い込み」の力は行動と両輪だと感じました。
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幸福というものは、決して、現在の自分の環境が変わったとか、あるいは富の程度が変わったからということで感じるものではない。なぜかというと、幸福というものは客観断定にあらずして、主観の断定にあるからです。
私が幸せだと思えば幸せなんですよね。最近、「豊かさってなんだ?」が私の大事な問いなのですが、それにもつながる話かもしれません。
人間は心配すると心配した通りになる。
アメリカの政府部内で、「決してくたびれたと言う言葉を使うな」と言う指令が出たと言う。(略)言わなければ決してくたびれないのである。
こちらは「悪い暗示」の例ですね。
どんなに大変なことでも、それが愉しいと感じられるときには、人は疲れないものです。
「疲れた」を言わないようにしよう!
私には年齢と言う意識がなかった。(略)私のいまいるところが、現在であった。
「○○歳だから」そんなの関係ないのですよね。いまを生きよう!
まとめ
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今回は、私に刺さった文書をそのまま紹介しました。
「刺さる」ところは人それぞれだと思います。「なんかいいかも」と思ったら、本書も手に取っていただきたいです。
最後にこちらの言葉を紹介します。
人生は死ぬまで現役である、
老後の存在する隙はない
本日の学びはここまで。また来てください。👋
読書期間 2022/12/17-2022/12/26
初版発行 1993/10/25
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