"パーソナル・ペイント" by Yukihiro INADAさん
Yukihiro INADAさんの"パーソナル・ペイント"をどうしても受けてみたく、お願いしていました💎
先日のインタビューを経て、本日郵送にて作品が到着し、作品を拝見して・・・
器から水が溢れるようにいろいろ込み上げてきたので、赴くままに綴らせていただこうと思います。
(Mio Yamamotoはわたしの本名※旧姓です。)
作品を拝見した率直な感想
はじめに、ひと目見て、、反射的とも言えるほどすぐさままっすぐに、「わたしはこの絵が大好きだ・・・!」と感じました。モチーフも、色も、タッチも、すべてがわたしの趣向にぴったり合っているのだと思います。
銀で描かれた月。水をたたえて青く描かれた器。ニュアンスのある、乳白色の背景。
銀と青はわたしの好きな色です。そして、水と月はわたしのテーマとして最も重要なモチーフです。わたしがそれをINADAさんに伝える前に、INADAさんはこのモチーフと色を思い浮かべた、とおっしゃっていました。
本当にうつくしく、"これが自分だ"ということが、"感激"という言葉がしっくりくるほど激しくうれしく思われて、胸がいっぱいになりました。いまの心境は、"この絵になりたい"という一言で表されるかと思います。わたしがこうありたいと願う理想の自分像を、絵にしていただいたかのようです。
添えられた文章
そしてこのパーソナル・ペイントで描かれた絵には、この上なく丁寧で知性に溢れていて、やさしい文章が添えられています。文章の内容はなんだかSNSにアップするよりも、尊い宝物としてそっとしまっておきたいような、静かで少人数が似合うものに思われますので、載せるのはやめておくのですが、ひとつ、涙ぐんでしまうくらいうれしかったキーワードを。
「神秘的」。
そうそう、これを大事に生きてきたんだよなあ・・・
この大事なものを表現したくて、自分も絵を描いてるんだよなあ・・・。
自分の外側にいる人にそんな風に捉えていただけて、生きてきた甲斐があったなあ、思想を携えてきてよかったなあ、としみじみ感動しました。
パーソナル・ペイントにおけるINADAさんの独自性
INADAさんが感受性にすぐれた方であることは、間違いないです。ひとりの人間の、とても微細な"オーラ"みたいなものを、非常に繊細に掬い上げて、捉えて絵にしてくださります。
そして、INADAさんがとてもかしこい人であることも、このパーソナル・ペイントをINADAさんだけのものにしていると思われました。語彙力をお持ちなので、一対一のインタビュー時に、お話しさせていただいたことをうまくまとめてくださって、とても心地よいです。思想のような理性的な部分も、深く汲み取ってくれます。
パーソナル・ペイントを受けた側にもたらされる大きな効果として、間違いなく"癒し"があります。
自分が外から見えない部分で大切にしていることを、精度高くイメージや言葉にして表現してくださることで、自分の中の、形は無いけれどあまりにも大切なものが"そこにある"と確かめられて、救われたような気持ちになるのです。自分だけでは不安なものが、自分以外の誰かと共有させていただけたことで、確固たるものになります。それは本当に本当に、嬉しいことであるようです。
根源的な孤独が癒やされるような体験です。
ちなみにINADAさんは、インタビュー時に自分自身の深いところを話すことだけでも癒しになるのではないか?とおっしゃっていて、インタビュー後まさにその通りだなとわたしも思ったのですが、完成した絵と文章の癒しの威力・・・?がすさまじすぎて、、話を聴くことで人を癒すカウンセラーとは確かに一線を画しておられると感じました。
これはとてもINADAさんに向いている!INADAさんにしかできない表現活動なのだ!と心底思います。大切なお時間をいただき、素晴らしい作品を届けてくださり、心から感謝します。
INADAさんの今後のアーティスト活動が、すごく楽しみです。
いつも応援しています💐。
▼Yukihiro INADAさん Official Website
●おまけ
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