金融リテラシー

 現役経営者の頃は株式投資に興味がありませんでした。
儲けたけど、後で大損したような話が多かったし、手堅くやってもリターンは手取りでせいぜい3~4%(複利の概念に気付けませんでした(^^;)
食わず嫌いのまま、株式投資のリスクばかりを見ていたようです。
 
 さて、リタイヤを迎えてすぐのこと、事業で付き合いのあった金融機関3行(メガバンクと都市銀行、個人口座あり)から次々に着信。誘われるがままに訪れてみると、支店長から新しい個人担当(3行とも若手美女w)が紹介されました。
 何か資産運用を始めなきゃ!というタイミングでしたが、金融商品への知識は殆どゼロ。ただ、幸いなことに目の前に居るのは、若くて綺麗な、しかも信頼のおける日本屈指の金融セクターのエリートです。
 チャーミングな笑顔と共に提案された投資信託はどれも魅力的なものばかりだったような気がします(銘柄は全て忘れてしまいましたがw)
あるメガバンクに至っては、担当美女と一緒に傘下証券のプライベートバンカーまで登場。私専用に開発した至極の商品ということで、1本の仕組債への全力投資を勧められました。
 
 不動産投資(経験あり)を検討していた等、ポートフォリオ分散の考えがありましたから、結局、幾つか付き合い程度に購入しただけ(今は殆ど解約し、現保有投信はインデックスばかり…担当、まだ居るのかなぁ~?)まぁ、良い社会経験だったと思っています。

 投資で資産形成しFIREを果たす方なら大丈夫でしょうが、私のような投資初心者は絶好のカモになります(^^;
こういった初心者を狩らず、資産マネジメントを教え育てていけば、貯蓄が投資に廻り、金融業界がより賑わうのに…日本人の金融リテラシーを低いままにして置きたい人達が居るのでしょう。

 何でも、家庭科で金融リテラシーの授業を行うとか?
数学や歴史の先生なら、日本も捨てたものでは無いのですが…。
企業もダメ、教育もダメ…どうやら日本人の金融リテラシーの将来は、株の買い時さんをはじめとする一握りのインフルエンサーに期待するしかないようです。


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