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天国に行く前に家族に伝えたいこと(5)

私に突然もしもの事があった時、私のSNSアカウントをどうしようか。悩ましいところです。そのままにして置きたい、一定期間後に消去してもらいたい、〇〇さんに引き継ぎたい。でも今のところ何もしてません(笑)

たくさんの伝えたい想い、気持ちがあっても、万が一の時、まずは残された人が困らないようにしておくことが第一だと思います。
デジタル化が急速に進む中、紙の通帳や郵便物なしにオンラインで完結するサービスも多くなりました。残された人は何から探したらいいのか途方に暮れてしまいます。そして、出てきた時にはいろんな意味で手遅れということもたくさんあります。

今回は【デジタル遺品】について特徴的なポイントを書いてみます。
「デジタル遺産」との違いは金銭的資産価値があるかないかで言い分けられているようです。お金に換えられない遺品てありますよね。

フェイスブックやツイッターなどのSNS、ブログ

SNS運営会社によって対応はまちまちですが、たとえばフェイスブックは「追悼アカウント管理人」という機能が提供されています。どんなことを託せるかというと(202104時点)。
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・亡くなった方のプロフィールに投稿を書いて固定する(亡くなった方に代わって最後のメッセージをシェアする、追悼サービスについての情報を提供するなど)。
・プライバシー設定が[自分のみ]に設定されていても、投稿を閲覧する。
追悼アカウントにトリビュート投稿ができるエリアがある場合、トリビュートを投稿できる人とその投稿を見ることができる人を選択する。
・トリビュート投稿を削除する。
・故人がタグ付けされた投稿を閲覧できる人を変更する。
・他の利用者の投稿に付けられた故人のタグを削除する。
・新しい友達リクエストに対応する(アカウント所有者が亡くなる前にFacebookの利用を始めていなかった友人や家族など)。
・プロフィール写真やカバー写真を更新する。
・アカウントの削除をリクエストする。
・あなたが[タイムライン掲載の確認]をオンにしていた場合、追悼アカウント管理人は、投稿やタグがトリビュートセクションに表示される前に確認する要件をオフにできるようになります。
・あなたがFacebookでシェアしたコンテンツについて、追悼アカウント管理人がコピーをダウンロードできるようにすることができます。
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Instagramではフェイスブックと同様に追悼アカウントか削除の選択、ツイッターでは原則「削除の要請」を受け付けています。

これらはかなり進んだ対応で、たくさんあるSNS・ブログサービスにおいてこのような対応をしっかりしているところはまだ限られているのではないでしょうか(すみません、勉強不足です)
なお、これらのサービスはIDを乗っ取られさえしなければ放置しても実害は少ないものが多いかと思いますが、気になる人は信頼できる人に託しておきましょう!

オンラインストレージ

Google Drive、Dropbox、iCloud Driveなどの有料・無料サービスでデジタル写真や音楽ファイルを保管している方も多いのではないでしょうか。運営会社によりいろいろですが、有料版の支払いが止まると無料版にダウングレードされて「新規アップロードや同期ができなくなる」とか、無料版は「一定期間アクセスがないとデータが削除される場合がある」などの規約がありますので、利用しているサービスの利用規約を一度確認しておくとよいですね。
そして、これらのデータの中で残したいもの、見せたくないもの。私の場合ですが、実際のところ玉石混合です(笑)。
そんなことをイメージしていたら、すこし前のプリント写真の時代には遺品の中から懐かしい写真が出てきたぁ・・・なんてこともなくなってしまうのは少し寂しい気がしました。でも、金銭的な価値がないなら至って自己満の部類であわてる必要もないなと、少しずつ整理してみようかなと思った次第です。

メールサービス、LINE

ほとんどの方がコミュニケーション手段として有料・無料のメールサービスやLINEを利用されていると思います。
これらは基本的に一身専属的な使い方をしており、そのままデータを後世に残したいと思う人の方が少ないのではないでしょうか。
一方で、業務用メールの場合は重要な情報が残っていることも少なくないので、あらかじめアカウントの共有方法を確認しておきましょう。

PC・スマホ

言わずと知れたデジタル遺品の代表的な記録媒体で、依頼人の死後PCやスマホに残るデジタル記録を内密に抹消する業務を請け負うドラマ「dele」のテーマにもなっています。
これらの媒体がオンラインストレージ以上に厄介なのは、仮に本人の死後であっても中身の全部は見られたくないという意思を持つ人が多いことです。一般に、一度ログインしてしまえば中のアプリやデジタルサービスへはノーパスワードでログインできるように設定していますよね、いちいち面倒だし。でもその中には見られたくない写真や動画、会話、〇〇サイトなどがてんこ盛りですから(笑)
今のところ、こればっかりは残したい情報はあらかじめ分けて共有できるように整理整頓しておくしか方法はないようです。でもきっと近い将来、AIがうまく整理してくれるようになるのでしょうね。

終わりに

これまで5回に分けて「天国に行く前に家族に伝えたいこと」をテーマに思うことを書いてみました。
リスクは日々の生活で周り中にたくさんあって、自分が死んだり危篤になったりすることはあり得るのですが、可能性は低いからと目を背けている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
でもイメージしてみてください。残された人は大事な人を失ったことを想う間もなく期限が決められた遺産・遺品整理に追われるのです。
アプリ「つなまも」はそのような負担を軽減し、大事な人に大事なものを繋ぎ・守るためのツールとして、より使いやすいものであることを目指していきます。


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