トレーニングで大切なのは「量」か「質」か
「量」か「質」、どちらが大切なのかという問題。勉強やスポーツなど自分を高める活動において、いかなる分野でも論議されることだと思います。
僕のnoteはトライアスロンをテーマに扱っていますので、トライスロンのトレーニングという観点でこの問いを考えていきます。
1. 僕の場合は「量」
まず持論としてどちらが大切かというと、僕の場合は「量」ですね。まず量をこなさないことには何事も身に付かず、それを高めていくこともできません。トレーニングの量、ことランニングにおいては「走った距離は裏切らない」という言葉があるように、やったらやった分だけレベルアップするという考えです。
2. 具体例
具体例を挙げると、僕がアイアンマンを完走する為にやってきたトレーニングはとにかく距離慣れすることでした。スイム3.8km、バイク180km、ラン42km、単体で考えても気が遠くなるような距離ですが、まずはそれぞれの種目をやりきれるようにならないと話になりません。「漸進性の法則」と言いますが、少しずつ走る距離を伸ばしていくことで身体を慣れさせ、目標距離を走れる体力を付けることができました。このトレーニングは「量」をベースにしています。
3. 「質」は不要なのか
一方で「質」について。これは完全に無視していいかと言われると、当然そうではありません。上記に挙げたトレーニングの中でも「質」としてのファクターは0ではないし、何も頭を使わずに距離だけこなせばいいかっていうと、そうではありませんよね。
要するに「量」か「質」かの問題って、どちらかを取ってどちらかを捨てるという極端な問題ではなく、割合の問題だと考えてます。さらにいえば、自分が何を成し遂げたいか、そして現在の自分はどのレベルにいるかによってその割合はフレキシブルに変えていかなければならないでしょう。
例えば上記のアイアンマンに向けたトレーニング。完走の為に距離を伸ばすのなら「量」ですが、もしタイム短縮や上位入賞を目指す場合はもっとテクニカルなトレーニング、要するに「質」が重要となってくる訳です。
4. 結論
「量」も「質」もどちらも大事!その割合は目指すことによって変えましょう!
煮え切らないまとめかもしれませんが、これが僕なりの結論です。結局はこの2つを対立させて議論すること自体がナンセンスかもしれません。人それぞれ、レベルや目標が違うからこそ、いくつものパターンが存在する。だからこそ、この議論は永遠に尽きないテーマなのかもしれませんね。
何事でも「量」と「質」のバランスをうまく考えて最善のアプローチを取ることが、目標を成し遂げる為の近道となることでしょう。