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辞書の使い方を教えて感じた、つながることの面白さ(2024/9/13 #86)

子どもが学校の授業で辞書を使い始めたようで「どうやって探せばいいかわからなーい」とボヤいていたので、使い方をレクチャーしてみました。

まずは子どもに好きな言葉を言ってもらい、私がそれを辞書で引いてみせます。

その後にいっぺん辞書を閉じて、子どもに引かせてみる。

これで使い方が分かったようなので、次は私がテキトーに言葉を選んで、辞書で探してもらい、見つけ出します。

私が「おおー、もう調べられるようになったじゃん」と言うと、楽しくなってきたのか、自分の好きな言葉を調べていきます。

「さいきん(細菌)」(←はたらく細胞にハマってる)
「しんせんぐみ(新選組)」(←深夜にやってるるろうに剣心を録画して、家族で見てる) ※しかし新選組は子どもの持ってる辞書には載っておらず
「ちきゅう(地球)」

・・・

という具合。

山本五十六が言ったという「やってみせ 言って聞かせて させてみて 誉めてやらねば 人は動かじ」という言葉がありますが、学習の場でも同じなのだなと。

ただ大人数の教育現場だと「させてみせ」のフォローが不十分になることもあるので、そこはケアがいるのかなあと感じます。

さて、地球の流れから、水星、金星と他の天体を辞書で引き出すと、息子はあることに気づいたようです。

「きんぼし??」

金星(きんせい)の別の読み方です。
辞書には「相撲で大関・関脇・小結でない力士が横綱に勝った白星」とあり、相撲をよく知らない息子は「??」となっています。

私が「格下のチームが、格上のチームに勝つことだよ」と教えると、サッカーやってる彼は「僕のチームが、◯◯(近所の強豪チーム)に勝つことだね!」と理解した様子。
すっかり弱者の思考じゃないですか(笑)

そして「勝つのが白星ってことは、黒星はなにっぽい?」と聞くと「負けること?」と返ってきました。そのとおり!

「おおー、辞書っておもしろいねー」とすっかり最初のボヤキはどっかにいったようです。

何かのつながりが分かるのって、子どもでも大人でも面白いものです。
私もあちこち散歩しながら「ここのコレが、あっちのアレにつながるのか!」となる時は楽しくなります。

ところでWikipediaもChatGPTもある中、わざわざ紙の辞書を引く意味ってあるのですかね?

(私もWikipediaにお世話になっているので、年1回やってくる「こんにちはジミー・ウェールズです、お邪魔してすいません」と出てきた時には300円納めることにしています。。)

今回子どもが辞書を引いてる様子をみて、言葉を覚える段階では紙の辞書が良いと思いました。

お目当ての言葉を探す過程で、無意識的にほかの言葉も目にするので、そこで語彙が広がる気がします。

今の辞書は興味を惹くようなイラストとかものってて、脱線して楽しめそうです。
私もWikipediaで調べ物していると、最初調べていた言葉と全然違うところに飛んでいたりします(笑)

ということで子どもに辞書の引き方を教えながら考えたことを書いてみました。
今回は以上です!

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