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超メジャー歴史スポット・伊勢神宮を歩く(早朝の内宮&周辺の神社編)
伊勢神宮外宮(げくう)に行った話に続き、今回は内宮(ないくう)+その周辺を歩いた話です。
参拝前からサウナでととのう
三重方面に行く用事が出来たので、その前日伊勢神宮付近のホテルに泊まり、早朝に参拝し、その後の用事に間に合わせるような弾丸スケジュールです笑
前泊の宿は、サウナがリニューアルされたばかりということで、ヒノキの香りがとてもよかった。
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窓からは近鉄の電車が見えます。
逆に電車からサウナの中見れちゃうんでは、と思ったりしますが、翌日帰りの電車から眺めたところ、電車が速く動いていることもあり、植栽にうまい具合に隠れて、よく見えなかったです(とは言いつつ、外から見られる可能性もあり、こちらのサウナでは備えつけの水着着用となっています)。
参拝前からととのうことができ、こちらの宿はおススメですね。
早朝のバスで内宮へ向かおうとするも・・・
この宿(伊勢市駅付近)から内宮までは、4km近くあり、徒歩1時間。
散歩好きの私としては歩いてもいい距離なのですが、先述の通り弾丸スケジュールのため公共交通機関を使おうということで、伊勢市駅からのバスを目指します。
前日調べたバス発車時刻に合わせ朝6時過ぎに伊勢市駅へ。
が、バス来ねえじゃん。。。
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改めてバス乗り場の時刻表を見てみると、早朝のバスは日にち限定だった・・・。朔日(ついたち)まいりという月初めに氏神様にお参りする習慣があるようで、月初めに限って早朝のバスがあったのでした。
イージーミスをやらかしました。
次のバスまで50分。さてどうする?
ふとタクシー乗り場に目をやると、早朝から1台だけタクシーが止まってます。
(上の画像の左端にちょっと写っているやつです)
「まあタクシーでいいか」とそちらに乗ることに。
タクシーに乗り込むと「内宮?」
と聞かれたので「はいそうです」と。
すると「ここには行ったことある?」
とおもむろに海っぺりにある神社の写真を出され、
「内宮行くなら、ここに行って身を清めると良いんだよ」と。
まさかの行先プレゼンに躊躇したものの、前回外宮へ来た際に伊勢市駅と海がそこまで離れてないことのイメージが出来ていた(=料金がそこまでべらぼうに上がらないだろうというイメージ)のと、見せられた写真に惹かれるものがあったので、プレゼンに乗っかってみることに!
(以前なら、そもそも今回の弾丸参拝も考えなかったでしょうし、ましてや怪しげなタクシードライバーのプレゼンに乗っかることもなかったと思いますが、これもダイウィズゼロ精神で行ってみようと決めました)
思いがけず海沿いの神社に足をはこぶ
このドライバーさん(Y氏)、東京の勤め先を退職したのち、地元・伊勢神宮周辺でここ10年近くタクシードライバーしているようで、道中伊勢志摩サミットやら、あれやこれやとお話を聴きました。
所々ちょっとぶっ飛んだトークもあったのですが、その辺は割愛・・・。
そんなクセ強めのY氏のタクシーに揺られ、たどり着いたのは二見興玉(ふたみおきたま)神社。
思いがけずに訪れた場所でしたが、これは良かった・・・。
こちらは天照大神(伊勢神宮・内宮に祀られている)を連れてきたとされる倭姫命(やまとひめのみこと)が、この近くに船をとめた際、先にこの地に来ていた猿田彦大神(さるたひこおおかみ)が出迎えた場所であることに由来があるようです。
(こちらを読んでみましたがなかなか難しい。自分なりに一般的な言葉で置き換えて表現してます)
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しめ縄で結ばれているのは「夫婦岩(めおといわ)」と呼ばれ、そのさらに先にある(現在は海に沈んでしまった)猿田彦大神にゆかりある石を拝むための鳥居の役割をしているそうです。
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夏場ということもあり、すでに日は登り始めていましたが、それでも朝日を背にした夫婦岩の光景には思わず見とれてしまいます。
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(手前にカエルの像が写っているのですが、その説明は今回は割愛します!)
いざ早朝の内宮へ!
再びY氏のタクシーに乗り、内宮へ。
思いがけぬ寄り道もあったものの、内宮の敷地到着時にはまだ7時前。
神宮の森の木々の間から木漏れ日がさしています。
(ちなみにタクシー料金は、普通にこの区間をタクシー移動したらかかるよね、って金額なのでボッタくられたりはしてなさそうです)
しかしさすが伊勢神宮。朝からお参りに来ている人がチラホラと。
それでも(他の時間帯は行ったことないのでわからないですが)相対的には少ない時間帯なのだろうと思います。
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こちらは今から2,000年ほど前に、先ほども出てきた倭姫命が、天照大御神を祀る場所を新たに探していたところ、ここに到着し「大御神の教えのまま」祠(やしろ)を建てたことが由来とされています。
さて、最初の鳥居をくぐりしばらく行くと、五十鈴川の河川敷に降りられます。
こちらの川、流れがゆったりしていて、朝日に照らされた木々の緑が水面に反射し、これも良かったですね~。
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さらに進むと天照大御神の祀られている正宮へ。
参拝の順番待ちも特になく、ゆっくりとお参りすることができました。
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その後は境内にある別宮をまわります。
木々のおかげで夏であるものの、涼しく歩くことができます。
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風雨をつかさどる神なのだそう
門前町と赤福本店
一通り境内を周り、帰りのバスを意識しつつ、門前の「おはらい町通り」へ。早朝なので開いているお店はほぼ無し!賑やかさは無いものの、風情を感じることはできます。
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唯一? 「赤福本店」が開いていたので、せっかくなので立ち寄り。
こちら、本来ならほかにもメニューがあるところ、早朝は赤福餅オンリー。
でも、出来立ての赤福は「2日目の赤福(買った翌日に食べるやつ)」とは圧倒的に食感が違いますね・・・。
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![](https://assets.st-note.com/img/1727192412-O81HQvARc3CzPGstdraeEJmD.jpg?width=1200)
赤福本店の前から、有名な「おかげ横丁」が広がっています。
おかげ横丁は、赤福の社長だった濱田益嗣氏が周辺の土地を6年間かけて買収し「江戸時代の街並み」を再現した場所。
ではあるものの、こちらも朝早いため開いている店は無し!
これは次回来る時は横丁を楽しめる時間帯に来なきゃ、ということですね。
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横丁中央のやぐらの裏から見える飛行機雲が、一筋の煙のような、狼煙のようで、なんだかいい感じでした。
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弾丸参拝のラストは猿田彦神社へ
おかげ横丁を抜けてしばらく歩くと「猿田彦神社」があります。
先ほども登場しました猿田彦大神は「ものごとの最初に現れ、万事最もよい方向へ導いてくれる」神なのだそうで、この神様が内宮一帯の土地を開墾したとされています。
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こちらでは「神様にお供えするお米」を実際に育てている「御神田」があり、この田んぼも良い感じの場所でした。
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猿田彦といえばコーヒーの事を思い浮かべる人もいらっしゃるのではないでしょうか。私もそうです。
サクッとググったところ、猿田彦珈琲の屋号は、こちらの神様から取っていたそうです。知らんかった・・・(というか神様の名前を今回初めて知ったので・・・)。
今度は無事にバスに乗り、近鉄宇治山田駅へ。
元々この地域はかつて宇治山田市と名乗っていたのが1955年に周辺自治体と合併して伊勢市になっています。
その宇治山田の中心駅として、1931年に建造されており、駅舎は国の登録有形文化財です。
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駅についた途端雨が降ってきたのですが、風雨の神に祈ったのが良かったか!?
ここから近鉄特急に乗り、本来の目的地へ向かい、「内宮弾丸ツアー」はこれにて終了です。
行動時間はたかだか3時間程度でありましたが、振り返ってみるとなかなか濃い内容。さらに神社の由来をそれぞれ調べてみて理解を深めることのできた旅となりました。ということで今回は以上です。
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