母の日の忘れられないサプライズ
皆さんこんにちは! 説明おじ・・・兄さんこと、大山ひろです。
昨日は母の日。皆さんはお母さんにプレゼントしましたか? 僕はしました。ただ何年もプレゼントし続けると、次は何をプレゼントしようか迷ってしまう事があるんです。
そんな時、大切なのがサプライズ。
今回は母の日の出来事についてお話します。
母の日にプレゼントを送り続けて十数年。僕が今まで送ってきたプレゼントは、
・マッサージ器
・ハンドクリーム
・ブランド物の財布
など。母の年齢とともにプレゼントの内容は徐々に変化していきました。最近の母は何でもいいと言っていたので、母の好きなお菓子を送るのが定番になっています。
今年もいつものようにお菓子を購入し、母の日に送る段取りも整って準備万端。当日にお礼の電話をもらって、母の喜びの声を聞く。これがいつもの定例行事になっていたのですが・・・。
母の日当日
プルルル、プルルル。
お昼過ぎに電話が鳴りました。スマホに表示されるのはもちろん、母の名前。電話なんかしなくてもいいのに。そう思いながら電話に出る僕。
「母の日のプレゼント、ありがとう」
いつも通りの母の声。
「別にいいよ」
少し照れくさくなりながら、言葉を返す息子。これが母の日の、いつもの光景だったんです。
「私、手術したからね。あんたには伝えとこう思ってね」
この言葉を聞くまでは。
母の年齢は現在70歳を超えています。身体のどこかが悪くても仕方のない年齢。僕が実家に帰った時は、
「痛い、痛い」
と身体をさすりながらも、息子のためにたくさんの料理をふるまってくれる母。それを見て、僕は安心しきっていました。
実家に帰ったら母がいる。
この日常がいつまでも続くものだと・・・。
僕が以前お伝えした心理学の記事の中に、正常性バイアスというものがあります。
https://note.com/hiro_ohyama/n/n8ed423516c8e
人は正常性バイアスという心の歪みによって、安心して生きている。前向きに生きていけるという記事です。
例えば、自分が住んでいる地域に台風が直撃したら。あなたはどうするでしょうか。前日のニュースで、
「近年まれに見る大きな台風」
そう言われても、真剣に避難の準備をする人は一体何人いるでしょうか?
「大丈夫だろう」
そう思いながら、いつも通りの生活を過ごす。これが普通です。不安に思える出来事に遭遇しても「まぁ大丈夫だろう」と思うことで、人は恐怖を感じることなく過ごすことができるんですよね。
「私、手術したからね」
この一言で、僕は母がいつまでもこの世にいるわけじゃない。という事に気付きました。驚きですよね。心理学を学んでいるのに、自分を客観的に見ることができていませんでした。
幸い、母の身体は無事で経過も順調だそうです。
母の日は僕に考えるキッカケをくれました。もし母がいなくなったら。そして、今は母が生きてくれている。母に色んな事をしてあげる機会がある。これって、とても幸せなことですよね。
今回のお話は僕に限ったお話ではないと思います。
もし、身近な人がいなくなってしまったら。そういう可能性があるとしたら。
皆さんも考えてみてください。
自分にとって大切な人がいなくなるかもしれない。そして、今現在。その人を大切にできる環境があるとしたら。
感謝しかないですよね。
僕はこれから、母にできる限り優しくしていこうと思います。母の日が毎年、当たり前にあること。それがとても幸せである事。これを気づかせてくれた母の日のサプライズ。
今ではとても感謝しています。皆さんも、くれぐれも後悔のないように人生をお過ごしください。
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