全部80点ぐらいがちょうどよさそう
どうも、絶賛クラウドファンディング挑戦中のおぐです。
クラウドファンディングのサイトを見ていると、どれもプロジェクトのページがとてもよく作り込まれているなーと感じる。
企業単位で実施しているところはそうだけど、有志のメンバーによるプロジェクトであっても細部までビジュアルや構成が練られていて本当に感心します。
クラウドファンディングは、そのサイトにも依りますが立ち上げの申請をすると、各プロジェクトごとに担当者がついてくれます。僕がそこで言われたのは、「文章よりも写真やグラフィックが重要。とくにTOP画像やタイトルはページを訪れてもらうための大事なカギです。」ということ。
みんなスマホで見るから、文字が多いと途中で離脱してしまうらしい。そしてプロジェクトの一覧ページで目を惹くものであるとそこからの流入が望めるとのことだった。
なるほど。確かにどれも効果的に写真やイラストを使用していて思った以上に文章量が少ない。またコピーライティングがしっかりしているものは気になってプロジェクトページを開いてしまう。
言葉で伝えることが全てと意気込んでいたのですが、専門ではないクリエイティブの部分にプロジェクトの成否がかかってくるとなると、自分一人ではプロジェクトを立ち上げるのは至難の業でした。
幸いにも、私の周りにはそれら仕事を得意とする仲間がいたので彼らにお願いして公開までたどり着くことができました。そしてたくさんのプロジェクトページを分析し、最後に自分のページを完成させて思ったことは、「80点の完成度が一番丁度良いんじゃないか」ということです。
実は最初、すべて自力で制作するつもりでした。
イラスト、写真、編集、加工...。全くの素人の自分ではありますが、頭の中のイメージを概ね表現できたスライドになっていましたし、スマートフォンで取った写真を活用すれば何とかなるのかなと考えていました。
しかしそれはあくまで素人仕事。プロからしてみれば、お世辞にも良くできているとは言えないものでした。
プロジェクトを公開すれば、たくさんの人が見に来ます。
それら訪問ユーザーを職業を切り口に見てみると、中には写真家、デザイナー、学校の先生、エンジニア、コンサルタント、ライター、経営者...などなど実に多くの職業の人がいるはず。
つまり様々な専門領域から、あらゆる角度で自分のプロジェクトがジャッジされるわけです。
写真家が見て「下手な写真だなー」とか、
研究者が見て「引用の仕方が間違っている」とか、
ライターが見て「文章が頭に入ってこない」とか、
訪れる人たちはどんなプロかは分からない。どんなプロかは分からないけれどもいずれの人たちにもページを訪れて「良くできてるじゃん」と思わせなきゃいけないと思うんです。
それは例えていうところの「身だしなみ」でしょうか。
手を抜いている訳ではなくても、全力でやっていても、最低限どんな人に見られても恥ずかしくない仕上がりを目指さなくてはいけない。
「遊びじゃない!私は本気なんです!」という真剣さがその部分で判断されているとしたら、それはお金をかけてでもしっかり作り込むべき。
だから、クラウドファンディングを始めるとき、そのプロジェクトを構成する要素を分解して、それぞれをその道のプロにお願いすることが最終的には近道だったりすると思っています。
ただそこで「80点を目指す」と言ったのは、支援を求めることと完璧さが矛盾しているように感じられるから。
立ち上げられるプロジェクトの性質にもよると思いますが、商用的色合いが強く出てしまうことは逆効果なのではと。
このように自分の専門外はそれぞれのプロにお願いするほうがはるかに良いということを学んだわけですが、それは今回のクラウドファンディングに限らず、今後の事業においてもそれは必須であるため、自分にとって相談できるプロを見つけることができたのは良かったなと感じました。
自己満足で終わってはいけない、事業は常に他者の評価が付いて回るということを肝に銘じ、誰が見ても(使っても)素晴らしいと言ってもらえるようなブランドへと育てていきたいと思います。
ぜひ皆さん、ご支援いただけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。