数学の一般的な授業

お願いします。サーターです。

今日は数学の一般的な授業についてお話します。現在アクティブラーニングという手法が流行り、学習指導要領(国が決めた指導の目標や内容)にも「主体的・対話的で深い学び」という言葉で組み込まれています。

アクティブラーニングについては後日述べます。

授業の目標は手法が大きく変わるこのときでも、数学の授業はほとんど変化せずに残っています。

数学の授業は教科書を進めることがメイン。公式の紹介(証明)、例題、数字が変わっただけの問題、解説、の無限ループ。

メリットは

・教員側が主導なので、ペースを保って教科書を進めることができる。

・数学が苦手な生徒も、黒板に書いているものを見ながらなんとかできる。

・授業準備がそんなに時間がかからない。

デメリット

・問題文が少し変わるだけで問題が解けなくなる生徒が多数。

・言われた通りにすれば解けるから、思考していない。

・「問題が解ける=数学のおもしろさ」となってしまう。

これは俺が授業をして感じたこと。デメリットを並べたら、いいことない気がするが、なぜこれが未だにスタンダードの授業になっているか。

キーワードは「安心感」

生徒にとっては、説明してくれた例題と同じような問題があった方が解ける。板書をなにも考えずにノートに写すことが楽。

保護者にとっては、自分が受けたような授業の方が理解しやすい。教師は知識を教えるものだと思っている。

教員にとっては、教科書に沿ってやることで、間違いないと思える。

共通しているのは「安心感」です。安心感=学力向上ではありませんから、これだけでは危険ですよね?「塾に行った」という感じに近いかもしれません。もちろん、昔から残っているということは良い部分もあるということ。

俺はこのスタンダードの形を残しつつ、授業改善に努めた。

今日はここまで。ありがとうございました。

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