まちづくりのアンケートについて
このブログの内容は音声でも聞くことができます。
安芸津町の風早地域の自治協議会の方々が行った「まちづくりのアンケート」について触れていきたいと思います。
こういったアンケートの取り組みは凄くいいと思っています。
本当にありがとうございます。
特にアンケート結果も回覧板にて共有いただけるなんて本当に感謝です。
※実際の回答文章や画像の公開はまだネットに流れていないため控えます)
そう言ったことは選挙の際に周らせていただいたときに感じました。
町は変われど似たような課題を持っていたりするのですが、方法論まで落とし込めなかったり、ジャンルや階層などが違った意見が飛び交いすぎて、混乱してしまったり。
「何かやらないと」という焦りなども重なってすぐに打ち手を打ちたくなるものですが、自分たちが費やせる労力や時間、お金も限られているので無駄うちができないのも現状だと思います。
できる限りの考えを巡らして、問題を課題化→解決までの道筋を立て、色々な人と協力しながら、まちづくりをしていきたいものです。
アンケートについて
余談が長くなってしまったのですが、今回はアンケート結果をもとに少しだけ分析的なことを書いてみたいと思います。
以下、ものすごい数の中からかみ砕いたものを無差別でピックアップしてみました。
・学校が閉校しそう
・交通の便が少ないから不便
・地域の行事に参加する人が減っている
・交流の場が減っている
・空き家が増えている
・個人店舗を増やしてほしい
・若い人が出ていっている
・老々介護についての対策をしてほしい
・娯楽ショッピングを充実してほしい
上記のような意見や想いはもっともっと他にあって、
それらをしっかりくみ取って整理をして、最終的には実現可能なものにしていくにはどうすればいいんでしょう。
一つの例として、空き家について考えてみると
「空き家が増えている」というのは現象。
その原因は、
⓵自然減少の中
②核家族化が進んでいて
③里帰りするメリットの有無が不透明
④空き家の認知、マッチング精度もまだ高くない
などが考えられます。
それぞれについて考えていくと、
①は自然減少なので仕方がない
②は家族間のコミュニケーションや価値観のこともあるし、結婚を機に利便性を考えると街へ引っ越すことになったり。
③は今住んでいる所と比較したときに「帰ろうと思える場所か」や、その人の意識の話
④情報収集から情報集約、マッチングサービスの拡散
これらを見ていくと、課題としては
②家族間のコミュニケーションを増やす取り組みが必要
②地元就職したいと思えるような企業を増やしたり、転職先として選んでもらえるような企業をもっと増やして、職業選択の幅も広げる必要がある
③-①災害対策を含め安心して暮らせる基盤が必要
③-②幸せを感じれて、日常的に刺激を受けることができるような機会をつくる
④空き家のマッチングサービスが成り立つような体制づくりなどが必要
ここらからが打ち手の話になると思うのですが、ここからが難しいところですね。
というのは行政主導でガッツリ対策が出来るのは③-①や④の促進などで、多くのウエイトは民間や住民の方々と一緒にやっていかないと持続的ではないし、若者の流出の歯止めにならないですよね・・・。
今回の1例は「空き家が増えている」ということで書いてみましたが、「交通の便が悪い」といったそれぞれの問題点について考えていくと傾向があることも分かってきました。
あまり話の展開を広めると難しくなるので今回はこのあたりで終わりたいと思います!
今回のメッセージとしては、地域の問題の多くは「若者の流出」や「予算の確保」が引き起こしている。
→高齢者の方々が抱えている悩みや不満の根本を解消していくためには、若者の流出を防ぎ、転入を増やせるような基盤が必要。
「若者の流出」を抑えるには、
・地元就職したいと思える企業を増やす
・転職したいと思える企業を増やす
・職業選択の幅を広げる
・子育てのしやすさの充実
・働きやすさの充実
などがあります。
行政だけではなくて、民間企業や住民の人たちが一緒になって頑張らないと解決につながらない。
以上です!
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