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2021振り返り&2022抱負

ごあいさつ

あけましておめでとうございます。新年いかがお過ごしでしょうか。日本では初日の出が見られたというニュースを観ましたが、シンガポールは大晦日・正月とも雨模様です(涙)。そんな天気かつ、私は家族が日本に一時帰国し、シンガポールで一人クリスマス&年末年始なこともあり、noteを久しぶりに更新してます(笑)。お正月ということで、昨年の振り返りと、今年やってみたいことという割とべたなテーマで書いてみようと思います。

昨年の振り返り

2021年は人生の転機になる年でした。一言でいうと、人間性を取り戻す一歩を踏み出しました。
細かい経緯を書き出すと長くなってしまうので、さらっと言うと、「旗を立てて新しいこと(個人投資家向けサービス)を始めてみたものの、それまで蓄積された自分の囚われのために心が消耗し、辛くてどうにも動けなくなりました。でもそんな”ダメな”状態の自分を多くの人が抱擁してくれて、徐々に囚われを手放す準備ができていきました。今は改めて残りの人生をしなやかに・味わいながら過ごしたいと思えるようになりました」という感じです。Superfly「愛に抱かれて」(いい曲です)の逆側のような体験でした。

Superfly 『愛に抱かれて』Music Video - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=4wHYVHMRsr8

振り返ってみると自分は宮台真司さんの言う”クズ”(≒損得をベースに行動する人)のような道をずっと進んできたのだと感じています(この”クズ”という表現は、人が変化する可能性を切り捨てているように感じるので好きではありませんが、今の社会がそういう人を生み出しやすいというのはよく分かります)。

【宮台真司】閉塞した社会で「幸福」を思考する
https://newspicks.com/news/5463386/body/

私はこれまで成果を出すこと、効率的に行うこと、強いメンタルを持つこと、人に迷惑をかけないこと、社会の役に立つこと、他者に評価されること等、私が身の回りの「秩序」を守るために必要だと思うことに強く縛られていました。そんな自分はそこそこ心が冷たい、ある意味凍った状態だったわけですが、それが他者の抱擁で溶けていったような感覚です(皆さん本当にありがとうございました!)。こうした囚われのおかげで今があるということには感謝しつつ、こうしたべき論的なものからは外れ、しなやかに自己表現をしていきたいと思っています。

今年やってみたいこと

今年というよりは、人生を通じてやりたいと思っているのが、遊び心を涵養するということです。いままで私は身の回りの秩序の維持に囚われていたことで、混沌(混ぜる、変える、壊す、創る)を楽しむこと(=人間性の根幹)を相当おろそかにしてきました。なので、秩序はほどほどに大切にしつつ、混沌を歓迎し楽しむために必要な、遊び心を取り戻していきたいと思っています(少年の頃はもっていたと思うんですよね)。
私は以前から「豊かな人生」というのを重要なテーマにしてるのですが、豊かさは、「多様性×遊び心×味わう姿勢×理解の解像度×時間軸」といった要素で決まってくるんじゃないかと現時点では感じています。一番のボトルネックになっている遊び心を育てることで、より多様なものに触れたり、時間軸を伸ばしたりすることができるんじゃないかと考えています。
人生と遊びの関係についてはこちらの本がとても参考になりました。

プレイ・マターズ 〈Playful Thinking〉シリーズ Kindle版
ミゲル・シカール (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B089VP85PS


そして遊び心ともつながりますが、一投資家としては、IR面談の新しい形を模索してみたいと思っています。それぞれの会社の魅力が伝わる面談のあり方は、一通りではないはずです。また普段のIR面談を通じて、双方がより満足感を得られる場にする余地があるとも思っています(結構、満足度の差が大きいのではないかと思っています)。だとすると、より良いIR面談のあり方を企業の方と一緒に模索してみたいです。
これは突飛なアイデアですが、サウナで対話とか、新卒向け研修を受けさせてもらうとか、既存のフォーマットからジャンプしたものができたらよいなと思っています。ぜひ普通のIR面談では物足りないと感じる担当者の方がいらっしゃったらお声がけいただけたら嬉しいです。


あとは、個人投資家さん向けのサービスを進化させていきたいと思っています。昨年4月にスタートして、途中いろんな方にご迷惑をかけながら試行錯誤を続けてきました(セッションに参加し、フィードバックを頂いた方々には本当に感謝しております。今後もぜひ宜しくお願いします)。

おかげさまでようやく、一から長期視点の個別株投資を始めようという方に向けて、「企業スクリーニング、企業分析、バリュエーション、ポートフォリオ管理」の一連の流れを体系化して、概念の要点と具体的ケースのセットをコンテンツとしてお渡しできるようになりました。その上で実践の伴走をさせてもらうと、セッションがとても楽しくなるというのは実感しています。

現状のコンテンツとしての課題は、やっぱり遊び心が不足していて、使っている言葉が堅かったり、直観的理解につながる身近な事柄からのアナロジー(類推)が少ないので、もっとハードルを下げる努力をしたいと思っています。
あとは、理想として「人生を豊かにする株式投資」を実践する仲間と楽しみながら共に学んでいく場を作りたい、と思っているので、今年はどこかで仲間が広がるようなことにも取り組みます。(前述の”クズ”の話ともつながるのですが)損得を一義的な目的としない、株式投資を人生の意味レベルでも捉えている投資家が時代に求められているんじゃないかと思っています。こうした活動を通じて、既存の株式投資のあり方には抵抗を感じる多くの方にも、興味を持ってもらえるようにがんばります。

さいごに

読み返してとりとめのない文章だなと思いつつ、これも遊び心からの発信として受け取っていただけたら嬉しいです。きっと2022年も「振り返ったらあっという間」ということになると思うので、山あり谷ありの日々を丁寧に過ごしていきましょう。本年もよろしくお願いします!。

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