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普段の足の燃費を考える③

これまで、燃費を意識しながら運転する工夫や改善の話をしてきましたが、主に化石燃料で動く車を中心に考えてきました。
しかし、今やハイブリッド(HV/HEV)や電気自動車(EV)が、免許を取りたての若者からお年寄りまで当たり前のように乗る時代。もはや、化石燃料だけで走る車のオーナーが“生きた化石”と呼ばれる日も、そう遠くない未来に訪れるかもしれません。

とはいえ、車の世界から完全にガソリン車がなくなることはないでしょう。仮に地球上の化石燃料が枯渇し、ガソリンが1リットル10,000円になったとしても、エンジン搭載の車に乗り続ける人は必ずいます。
諸外国ではタバコが1箱1,000円以上になっても吸っている人は現にいますから
車も趣向品と言えば趣向品。
実際、ランボルギーニ、フェラーリ、ポルシェ、マクラーレンといったスーパーカーメーカーにもEV化の波が押し寄せていますが、すべての車がEVになるのはまだまだ先の話。

車の選び方も人それぞれです。
私のように燃費を気にしながら乗る人もいれば、スタイルやエンジンの迫力に惚れ込み、燃費など気にしたことがないという人もいる。さらに、燃費を考えつつもカッコいい車に乗りたくて、高級車のハイブリッドを選ぶ人もいます。

さて、話を燃費の観点に戻しましょう。
最近では、燃料費を抑えるためにエンジン車からハイブリッド車や電気自動車に買い換える人が増えてきました。これは時代の流れとも言えます。

では、実際に燃費だけで車の元を取ることができるのか?
以下の条件で考えてみましょう。

新しいハイブリッド車(燃費30 km/L)を300万円で購入し、現在の車(燃費13 km/L)と比較して、年間15,000 kmの走行を想定した場合、何年で元が取れるか計算します。

1. 燃料費の年間差額を計算

燃料費の計算のため、ガソリン価格を 170円/L と仮定します。

現在の車の年間燃料費
現在の車の燃費は 13 km/L なので、年間必要なガソリン量は:

15,000÷13= 1,153.8 ℓ

年間燃料費:
1,153.8 ×170 = 196,146 円

ハイブリッド車の年間燃料費
ハイブリッド車の燃費は 30 km/L なので、年間必要なガソリン量は:

15,000÷30 = 500 ℓ

年間燃料費:
500 ×170 = 85,000  円

2. 年間の節約額を計算

196,146 - 85,000 = 111,146 円

ハイブリッド車に乗ることで、年間111,146円 の燃料費を節約できます。

3. 車両価格300万円を回収する年数

3,000,000÷111,146🟰27.0 年

結論

元を取るのに約27年かかる ことがわかりました。

27年も乗り続けるのは現実的ではないため、燃費だけで元を取るのは難しいことがわかります。他の要素(メンテナンス費用、税金、補助金など)も考慮する必要があります。

計算からは、燃費だけで元を取るのは難しいため、現在乗っている車を買い換える際には、総走行距離や劣化の状況、維持費の負担に加え、リセールバリューなどを総合的に考慮し、自分が乗りたい車と乗れる車を選ぶのがベストだと思います。
また、買い換えを検討し始める時期から納車までの間が、車買い替えで最もワクワクする瞬間なのではないでしょうか。
夢や楽しんでいる姿を思い浮かべて色々と思いを巡らすことをお忘れなく!

27年も同じ車に乗り続けるのは現実的ではないと言いましたが、私は今から40年前の20代の時、1969年式のVWビートルtype1に乗ってました。(計算ややこしいっすね)この車のことはまた後で。
もしかしたら,そう遠くない将来、30年サビ知らずの車とか、ぶつけてもお湯かけたら元通りになるボディー、性能を維持し続けるタイヤなんかが誕生するかも知れませんね。
そうなれば、社会の産業や構造も今とは全く別の構造となるでしょうね。
そんな日にオーナーとして立ち会ってみたいものです。

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